猫が死んだらどうする?すぐに必要な2つの処置と供養の仕方を知ろう
2021年8月3日
「飼い猫が亡くなったら葬儀はどうする?」
「飼い猫が亡くなったときにすぐに必要な処置って?」
このような疑問は、猫を飼っている飼い主さんがいつかは抱えることになる疑問です。飼い猫を初めて亡くして急いで調べている方もいれば、病気などで余命が短いと分かり、あらかじめ調べている方もいるかもしれませんね。初めての場合は、遺体の扱い方や葬儀の準備など、分からないことだらけでしょう。
そこで今回は、飼い猫が死んだらすぐに必要な2つの処置と、供養の仕方についてご紹介します。飼い主として最後にしてあげられることを確認しておきましょう。
目次
猫が死んだらすぐに必要な2つの処置って?死亡確認と遺体の安置
飼い猫が死んだらすぐに死亡を確認した上で、遺体を安置しましょう。死後硬直が始まると、筋肉が固まって体勢を整えることが難しくなります。死後硬直は亡くなってから1~2時間後に始まりますので、素早い処置が必要です。
猫の死亡を呼吸・脈拍・瞳孔反射で確認しよう
死亡の確認は、まず呼吸が止まっているかどうかを判断する必要があります。「腹部が動いているか」「鼻先から呼吸音がするか」を確認すると分かりやすいでしょう。
次に、胸・首元・後ろ足の付け根に触れて脈拍の動きがないことを確かめます。歯茎の色が暗めのピンクや白になっているのも、脈拍が停止している証拠です。
最後に、ペンライトで目に光を当て、瞳孔反射が起こるかどうかを確認します。片目ずつ光を当て、瞳孔が小さくならなければ、瞳孔反射の機能が消失していると言えるでしょう。
呼吸・脈拍・瞳孔反射の全てを確認してはじめて死亡の確認となります。
遺体の安置はどうする?お手入れから冷却まで
死後硬直が始まる前に、目と口を閉じさせ、眠っているときのように手足を軽く折り曲げて棺に入るような体勢を整えます。ブラッシングをして、お湯で温めたタオルで身体を拭くと、綺麗な状態で送り出せるでしょう。
遺体を安置するための段ボールを用意し、新聞紙やタオル、シーツをひいてから遺体を中に入れます。時間が経つと、体液が漏れ出ることがありますので、新聞紙やタオル、シーツはしっかりとひいておきましょう。脇やお腹のあたりに保冷剤をあて、夏場はクーラーをつけて涼しい場所で安置することで、腐敗を防ぐことが可能です。
心が追いつかない…適切な処置をすれば葬儀は焦らなくてもいい
飼い猫が死んだら、死亡確認と遺体の安置は早急に処置する必要がありますが、その後は焦らなくても大丈夫です。愛猫との思い出を振り返ったり、大切な愛猫を失った飼い主さんの心と身体を休める時間を確保しましょう。
自宅に安置する期間は引き延ばせる
遺体の安置に段ボールと保冷剤を使った場合、夏場で1~2日、冬場で3~4日程度の期間、自宅で安置することができます。
専用の棺とドライアイスを使用すれば、安置できる期間を延ばすことが可能です。ドライアイスを2日に1回交換することで、夏場は4~7日、冬場は7~10日程度の期間、安置することができます。
安置する期間を引き延ばすことで、より長く愛猫のそばにいれるほか、葬儀の準備も落ち着いて進めることができるでしょう。
愛猫との思い出をゆっくりと振り返ろう
自宅で遺体を安置している期間は、愛猫の姿を見ることのできる最後の期間です。愛猫との思い出をゆっくりと振り返りながら、ともに時間を過ごしましょう。
愛猫を喪った哀しみで仕事に手がつかないという場合は、仕事を休むのも一つの方法です。ペットは家族だという考え方も広まってきているので、休暇申請を受け入れてくれる職場も多いでしょう。
愛猫に想いを寄せる時間や、飼い主さん自身の心と身体を休める時間をつくることが大切です。
後悔のないお別れのしかたを考えてみる
愛猫との思い出を振り返りながら、どのようなお別れのしかたが自分たちに合っているかを考えてみることで、供養の準備を一歩ずつ進めていきましょう。
自宅の庭に埋める土葬もありますが、一般的なのは葬儀社や霊園による火葬です。他のペットと一緒に火葬するのか、個別がいいのかという選択肢のほか、火葬に飼い主さんが立ち会うかどうか、返骨を希望するかどうかも考えてみましょう。
大森ペット霊堂ではご要望に合わせた葬儀や納骨のプランを提案
ペットの火葬や納骨を東京都でお探しなら、大森ペット霊堂にお任せください。
大森ペット霊堂では、他のペットと一緒に火葬する「合同葬」や飼い主さんが火葬に立ち会う「立会葬儀」、スタッフにお任せいただく「個別一任葬」という3つの火葬プランをご用意しております。3つのプランから選択することで、飼い主さまのご要望に合わせた葬儀を執り行うことが可能です。
火葬後は大森ペット霊堂にそのまま納骨いただけます。他のペットと一緒に合同墓地へ納骨する「合同納骨」と、骨壺のまま個別で納骨堂へ納骨する「個別納骨」が基本のプランです。いつでもお参りにお越しいただけるのが魅力となっています。
また、その他の納骨プランとして、海に散骨をする「海洋散骨」や桜の木の下に還す「樹木葬」もご用意しておりますので、自然好きの猫ちゃんにぴったりです。
大切な愛猫とのお別れを誠意をもってサポートさせていただきますので、ぜひご検討ください。年中無休、24時間体制で無料相談を受け付けております。
まとめ
今回の内容をおさらいすると、以下の3点となります。
- ・飼い猫が死んだら、死後硬直が始まる前に、早急な死亡確認と遺体の安置が必要
- ・安置できる期間を延ばすことで、心を休め、お別れのしかたを考える時間を確保できる
- ・猫の葬儀は火葬が一般的で、合同葬・立会葬儀・個別一任葬などの種類がある
飼い猫が死んだら早急に必要や処置をすることはもちろん、愛猫に想いを寄せ、飼い主さま自身の心と向き合いながら、自分たちに合ったお別れのしかたを考えることが大切です。
大森ペット霊堂は、大切な愛猫とのお別れを心をこめてサポートさせていただきたいと思いますので、お気軽にご相談ください。
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