犬が死ぬ直前みせる兆候とは?飼い主にできることや最期の過ごし方
2021年9月26日
「愛犬がいつもと違う様子…」「今までにない症状で心配」など長い時間を一緒に過ごしていると異変も増えるかもしれません。もしかしたら老化症状の始まりかも。または病気のサイン、愛犬が死ぬ前の兆候といったケースも。
老化症状と急を要する症状の違いを知っておくと対処できます。老化症状であれば、飼い主による日常生活の援助や配慮が必要です。愛犬に死ぬ直前の症状が見られた場合にはすみやかに受診を。
死期が迫ったとき、愛犬と最期の時間をどう過ごすか決めていますか?家族と話し合っておいた方がいいこととあわせてご紹介します。
目次
犬が死ぬ前に多くなる老化症状!飼い主に必要な援助・配慮とは
犬全体の平均寿命は14歳です。犬種によって異なりますが1歳半で人間の20歳相当になります。その後は1年に4歳年をとっていきますが犬のシニア期、死ぬ前に増える老化症状についてです。
シニア期に増える老化症状
はっきりした決まりはありませんが犬のシニア期はおおよそ6~10歳です。小型犬、中型犬、大型犬また個体差によって変わります。以下、高齢期によくみられる症状です。
- ・食欲が落ちる、水を飲まない
- ・動きが遅くなる
- ・寝ている時間が多くなる
- ・ものにぶつかる
- ・排尿量が変化する
筋肉や内臓、代謝、免疫力、五感の衰えや低下によって、現れるようになります。
積極的な食事管理・環境づくり・動物病院の受診を
シニア期を迎えた犬は不自由なことも多くなるため、飼い主の積極的なお世話が必要です。ケガや病気を防ぐために、心身の健康を保つためにも、大切となってきます。
具体的には水分を加えたやわらかなごはんへ変更したり、栄養価の高いドックフードを取り入れたりと食事の管理です。また段差や障害物を無くしたり、マッサージで血行を促したりして環境づくりも。場合によってはハーネスをつけて歩行の援助、寝返りの補助も必要となるでしょう。
愛犬の快適な生活と健康のためにも定期的な健康診断、病気の早期発見・治療に努めましょう。続けて犬が死ぬ直前にみせる異変についてです。
犬が死ぬ直前にみせる兆候!残された時間は後悔のないように
誰よりも愛犬を見て触れている飼い主は異変に敏感なものです。獣医師でも気付かない変化を見抜くこともしばしば。犬の死ぬ直前は胸騒ぎがしたり、明らかな兆候が見られたりします。すみやかに病院を受診しましょう。
注意したい異変!みられたらすぐ動物病院へ
「いつもと違う場所にいる…」「後をついてまわってしょうがない」など感覚的なものに加えて、目にみえる兆候も。
- ・嘔吐、下痢
- ・尿が出ない
- ・ごはんを食べない
- ・呼吸が乱れる
- ・けいれんや発作
- ・目の焦点が合わない
- ・体温が上がる又は下がる
早い処置で助かる命もあるかもしれません。ですが愛犬に死ぬ前の予兆が全くないことも。日頃の観察やお世話を通して、なんとなくおかしいと気付けるようにしておくとよいでしょう。
死期が迫ったら…一緒に過ごす時間を大切に
療養が必要になったり、余命が告げられたり、飼い主にとっては悲しく気が気でない時期の訪れも。後悔のないよう残された時間をどのように過ごすか考えておくとよいでしょう。
- ・スキンシップをとる
- ・好物や水分を与える
- ・体を拭く
- ・体勢を整える、床ずれ防止
- ・外出する
- ・愛犬の好きな人に会わせる
犬は触れたり声掛けしたり見つめたりとスキンシップで、コミュニケーションをとり愛情を感じて信頼関係を築く生き物です。心をこめた飼い主のお世話は愛犬にも伝わっているはず。愛犬の1番の理解者はあなたです。喜ぶこと、楽しいことをして充実した時間を大切に。
犬が死ぬ前は医療措置・看取り方・葬儀方法について話し合いを
犬が死ぬ前、亡くなってからは考えなければいけないことがあります。生前は目の前の愛犬に集中したいものですが、治療方法や看取る場所は決めておいたほうがよいでしょう。
延命するか・看取る場所・葬式や火葬や供養方法など
延命にはチューブを用いた栄養補給・人工呼吸、輸液、酸素吸入、強制給餌などがあります。短期間で亡くなることが確実、最期の命を保つ目的の治療です。愛犬にとって最善かどうか、飼い主の精神的・金銭的な負担は悩ましいですが、穏やかな最期の時間を確保できるといったメリットも。
看取る場所と合わせて獣医師によく相談し家族で話し合っておきましょう。また亡くなった後はすぐに遺体の安置と葬儀を行わなければいけません。悲しみに暮れる飼い主にとっては負担になる場合も。
可能であれば愛犬が死ぬ前に火葬や納骨、供養をどう行うか決めておくといざというとき安心でしょう。
東京都大田区”大森ペット霊堂”の生前相談はいかがですか?
当施設では、個別火葬(愛犬のみの火葬)と合同火葬(他のペットたちと火葬)をご用意。火葬は立会って遺骨を拾うこともできますし、忙しい方は葬儀スタッフへ一任もできます。
火葬後の遺骨は自宅へ持ち帰って供養も可能。合同墓と納骨堂もあるため納骨もできます。樹木の下へ埋葬、海へ散骨するプランに加えて、月2度の合同供養、個別の周忌法要もご用意していますので、葬儀から火葬、納骨、供養を全て行えます。
ぜひHPやSNSにて詳細をご確認ください。24時間365日電話相談、生前相談のご案内もしております。
まとめ
犬の平均寿命は14歳と言われており、人間と同じように犬にも老化症状が徐々に現れはじめます。ケガや病気を引き起こすリスクも高まるため、積極的な食事や運動管理、環境づくり、病院の受診が必要です。
少しでも長く過ごすために愛犬の死ぬ前にみせる症状についても知っておきたいところ。飼い主だからわかる感覚的な異変もあり、日頃からよく観察しておくとよいでしょう。
病気の療養や余命宣告を受けた場合には愛犬が死ぬ前の延命治療や看取り方、死後のことについて話し合っておく必要も。葬式・火葬・供養のご相談は“大森ペット霊堂”へお気軽にお問い合わせください。
最新記事 by 大森ペット霊堂 (全て見る)
- トイプードルとの最期の時を優しく迎える【愛するペットの終活】 - 2024年11月9日
- 珍しい生き物グリーンボアとその火葬の文化的意義を紐解く - 2024年11月8日
- イモリを心を込めて最期まで大切に。火葬とお別れの儀式ガイド - 2024年11月3日