犬の病気チェックは自宅でできる?健康のために覚えておきたいポイント
2024年5月18日
大切な犬が病気になった時、日ごろから健康チェックをしていれば早期発見につながります。愛犬の健康と長生きのためには、病気になった時に素早く対応することが最重要。そのためには、犬がかかりやすい病気や日々のチェック方法を事前に知っておくことが大切です。
この記事では、犬のライフステージごとにかかりやすい病気と、毎日のチェックポイントを紹介します。万が一の事態に慌てないよう、ぜひ事前に読んで参考にしてみてくださいね。
目次
犬がかかりやすい病気をチェック…年齢によって異なる注意すべき症状
犬がかかりやすい病気とチェックすべきポイントは、ライフステージごとに異なります。年齢別の傾向と特に注意すべき症状を紹介するので、毎日の病気チェックの参考にしてください。かかりやすい病気を知っておくことで、病気の際も慌てずに対応することができます。
犬が一番かかりやすい病気は?すべての年齢でチェックすべきポイント
すべての年齢の犬が最もかかりやすい病気をチェックしてみましょう。年齢問わず一番多い犬の病気は外耳炎です。外耳炎は、軽度のものであれば簡単な投薬治療で対処することができますが、重度のものになると通院を重ねる必要があります。
外耳炎にかかった犬は耳を痒がるので、掻いた痕が残っていたりしきりに頭を掻いたりします。特に耳が垂れた犬種に多い病気なので、耳の裏までしっかりチェックしましょう。
次いであらゆる年齢の犬に多い病気は皮膚炎です。皮膚炎の原因は様々で、原因によって治療法が異なります。身体を掻きすぎていないか、湿疹や脱毛がないかチェックする必要があります。
子犬は抵抗力が弱く病気にかかりやすい!今から始める健康習慣
生まれて1年以内の子犬は、まだ抵抗力がついていません。そのため、感染症にかかりやすく注意が必要です。犬がかかる感染症の症状としては、咳や下痢が挙げられます。
いずれも軽視してしまいがちですが、成犬に比べて体力のない子犬においては素早く対処すべき症状です。子犬のうちにワクチン接種を踏まえ、健康に過ごせるよう注意をはらいましょう。
また、アレルギーや口内トラブルは若いうちから発症する可能性がある病気です。子犬のうちから犬の病気チェックの習慣をつけ、早期発見・早期対処ができるよう心がけましょう。
老犬のケアは病気との闘い…長生きのための秘訣をチェック
7歳を超えた犬はシニア期に入ります。老犬になると、内臓の病気や認知症・ガンなどを発症する可能性が高まります。また、関節に痛みを感じたり体力がなくなったりするなどの老化現象も出てくるため、以前と比べて「元気がない」と感じる場面も増えるかもしれません。
しかし性格が変わるわけではないので、年老いた愛犬にもいままで通りに接しましょう。飼い主が今まで通りに遊んであげることで、楽しく老後を過ごしてもらうことができます。ただ、年齢を重ねた犬は若い頃よりも病気になりやすいので、毎日の健康チェックは今まで以上に念入りにするのがおすすめです。
犬の病気を自宅でチェックする方法は?こんな時は病院に行こう
犬の病気を早期に発見できるのは、毎日接する飼い主さんです。ここでは、日ごろチェックすべきポイントや、病院に行くべき時と様子見でいい時の違いを解説します。「なんだか犬の元気がない…病気かな?」と思った時は、ここで紹介するポイントをチェックしてみてくださいね。
犬の見た目で病気が分かる…見逃してはならないサインとは
犬の病気の中には、見た目をチェックすれば分かるものもあります。重点的にチェックすべきポイントを、部位ごとにまとめました。
・顔
- ① 目やにや涙が出ていないか
- ② 左右の目の大きさや色は同じか
- ③ 耳が汚れていたり傷があったりしないか
- ④ 歯茎や舌の色は正常か
- ⑤ 口臭がないか
- ⑥ 鼻水が出ていないか
・身体
- ① 腫れやしこり・できものがないか
- ② お腹が不自然にふくらんでいないか
- ③ 皮膚に傷や湿疹がないか
- ④ 毛がもつれたりパサついていたりベタベタしたりしていないか
数日経っても症状が変わらない場合、病院に連れて行った方が良いケースもあります。異常を発見した際は、その後の経過観察も重要です。
犬の元気がないのは病気のサイン?ストレスと病気の違い
犬の病気チェックをしていると、「どこが悪いというわけではないけれど、なんだかいつもより元気がない…」と思うことがありますよね。実際に病気にかかっていることもありますが、ストレスを感じて元気がないように見えることもあります。
去勢手術の後やワクチン接種の後、環境が変わった時などは特にストレスを感じやすいです。ストレスの要因が明確である場合は、元気がなくても少しだけ様子を見てみましょう。
数日経っても元気がない場合は、念のために病院に連れていくのがおすすめです。病気がないかを調べた上で、ストレスの原因をできるだけ取り除いてあげましょう。
こんな症状があったらすぐ病院へ!犬を病気から守るために
犬の病気の中には、すぐに病院に行かなければ命にかかわるものもあります。特に注意すべき犬の病気とその症状をチェックしてみましょう。
- ・激しい嘔吐→中毒や急性膵炎・急性腎不全の可能性
- ・お腹かふくらんでぐったりしている→胃拡張、胃捻転症候群
- ・ワクチン接種後に顔がはれている→ワクチンの副作用
- ・夏場にぐったりしている・呼吸が早く身体が熱い→熱中症
以上のような症状がある場合、一刻も早く病院に連れていくべきです。万が一の時に焦らないために、日ごろから近くの病院や夜間診療を行っている病院を調べておきましょう。
犬が病気になったら…事前にチェックしておきたい愛犬とのお別れのこと
犬と暮らしていく上で、「もしも」の時に備えておくことは大切です。万が一の際、慌てずに愛犬を送り出すためにも、事前に大切な犬とのお別れについて考えておきましょう。
大森ペット霊堂では、生前相談も受け付けています。どのように愛犬を送り出したいのかを事前に相談することができ、突然のご葬儀でも慌てずに最良のお別れができます。
犬が病気になったら、治療に集中してしまいその後のことを考えるのは難しいと思います。犬の病気をチェックすると同時に信頼できるペット霊園を調べておくのも大切な備えの一つです。
まとめ
犬がかかりやすい病気は、年齢によって異なります。チェックすべきポイントも変わるので、あなたの愛犬に合った方法で病気チェックを行いましょう。年齢問わず外耳炎にはかかりやすいので、耳に異常がないか、痒がっていないか注意深く観察しましょう。
一緒に暮らしている飼い主さんだからこそ犬の異常にいち早く気付くことができます。今回紹介した、自宅でできる犬の病気チェックを実践しましょう。愛犬とできるだけ長く共に過ごすには、日ごろの備えが大切です。
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