ペットの火葬する前の大切なお別れの時間
2018年3月7日
こんにちは、大森ペット霊堂の江川です。
現在、多くのペットちゃんのご火葬を担当させていただいております。
私は先日、ペットの葬儀をさせていただき、火葬に入らせていただく前のお別れの時間の素晴らしさに再度改めて気づくことができました。
お別れ前のご家族様のお時間は、かけがえのない時間であり、私達もお邪魔しないようにしております。
家族様の声掛けや涙を目の前でみると、私も涙を流せずにはいられません。
プロとして涙をこらえ、皆様のお手伝いをしなければいけないことは重々わかっておりますが、慣れる事がありません。
本日は、私がペット葬儀とペット火葬を担当させていただきました、ご家族様のお話をしたいと思います。。
ペットの火葬を対応した時のお話
まずは大田区にお住みのゴールデン・レトリーバーちゃんのご家族様のお話をさせていただきます。
その日は大雨が降っていてお立会葬儀での御送迎でお伺いさせていただきました。
私は、お家につきお邪魔させていただくと、安らかな表情で横たわる大きなゴールデンレトリーバーちゃんがいました。
ご家族様にはお家でゆっくりお別れされたかどうかお尋ねしたところ、「はい」とお応えしていただきました。
ご家族様には火葬前に我々の施設でゆっくりお別れしていただきました。
話は少し変わりますが、私達大森ペット霊堂では、ご自宅ではもちろん施設に合同、個別一任のペットちゃんをお連れして頂いた方にもゆっくりお別れしていただく為にご家族様に時間をゆっくりお取りさせていただくとともに葬儀、儀式を行っています。
ペットの火葬、葬儀について
そしてゴールデン・レトリーバーの子は綺麗にご火葬させていただきました。ご家族様に見ていただいたとき、喜んでいただき嬉しかったです。
そして、同じ日にコーギーちゃんのご火葬でお越しになられた大田区のご家族様のお話もさせてください。
コーギーちゃんのご家族様はご葬儀前から皆様下を向かれ、暗い表情をされていまして、沢山お別れのお時間をとっていただきご火葬炉へお見送りしていただく時も、中々お見送りする気持ちの整理がついていなかったご様子でしたので、お気持ちを落ち着くまで私お話をさせていただきました。
コーギーちゃんはとても食いしん坊さんだったようで、ご家族様はゴハンを沢山添えられていました。
コーギーちゃんへ良くお話していた言葉なのでしょうか。
皆様は、「〇〇よし!」とお声掛けなされていました。
ゴハンを食べるときの【待て!】だと思いますが、ご家族様は今日は【待たないでいいよ】とのことでしょう。
コーギーちゃんも、虹の橋のたもとで大好きだったゴハンを目いっぱい食べていると思います。
私は家族皆様の愛情の深さに涙がこぼれ落ちそうでした。お骨も綺麗にご火葬でき、ご家族様に綺麗なお骨を収骨していただくこともでき、大変喜ばれておりました。私から皆様にお願いがあります。
ご自身のご家族とのお別れが訪れた時、その子との思い出を沢山思い出してあげて下さい。
万が一亡くなったとしても、その子との思い出は一生の宝物です。
ご家族様が一緒にいた思い出を膨らませ、笑顔でお見送りしてあげることが、なによりお子のためになると思います。
決してご自身を責めずにペットちゃんを見送ってあげて下さい。
ペット霊園で働きながらこんなことを言ってよいのかわかりませんが、ペット葬儀やペット火葬は、とても辛いものであり、経験したくない事だと私は思います。
私も絶対嫌です。
そのような想いをお持ちの方が、数あるペット霊園の中から信用をして大森ペット霊堂をお選びになった方達のお手伝いを私はさせていただいております。
その責任と動物への愛情を持ち、多くの皆様に寄り添っていける存在でいたいです。
私は、これからも動物のために一日一日を大切に活動していきます。
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