ペットの生前相談や火葬時のダンボールについて
2018年3月10日
こんにちは、田島です。
本日は実際に私が受けた生前相談、ダンボールでの火葬について綴らせいただきます。
ペットの生前相談とは?
最近、生前相談のご連絡が多くなってきました。
以前私が対応させていただいた例として、
「まだ2歳なんだけど、今のうちからお話を伺いたくて」
と、飼い主様からのお電話がありました。
ペットの生前相談の話
どんな火葬方法があるのか葬儀(お経や線香など)は執り行ってもらえるのかもしもの場合は深夜でも対応してもらえるのか料金には何が含まれているのか
そういった相談を受けました。
電話口の飼い主様はとても落ち着いており、本当に我が子を思っていることが伝わってきました。
お話の中で飼い主様は
「まだまだ先のことだとは思うけれども、万が一があると思うので・・・」
とおっしゃっていました。
この飼い主様とお話をして私は、
生前相談は「死」と向き合うことではなく
この先も一緒に過ごしていく「ペット」と向き合うことなのだと感じました。
年を取り、病気になり、生涯を終える日が間近に近づいていても同じことが言えると思います。
我が子の最期を安心して看取るために不安や悩みを取り除いておくのも
ペットロスなどの対処をする手段のひとつではないでしょうか。
また、ペットが亡くなった際には気が動転し、正しい判断をしづらくなります。
ですがペットが唯一頼れる存在は飼い主様だけなのです。そんな大好きなあなたを見て、特に感受性が豊かな犬や猫は不安になるでしょう。安心してペットが虹の橋へ行けるように見送るのも飼主の役目ではないでしょうか?
ペット火葬時のダンボールは火葬をしない
大森ペット霊堂では、ダンボールでの火葬は執り行っておりません。
お骨に悪影響が出やすい
できるだけお骨に悪影響がないように心がけているため、飼い主様にも了承をいただくことが多々あります。
ダンボールのまま火葬すると、
- ・お骨が黒くなりやすい
- ・灰が舞いやすいため、収骨時、綺麗なお骨にまで影響を与える可能性がある
など挙げられます。
周りの環境にも悪影響
ダンボールは特に黒煙が出ます。大森ペット霊堂では周囲に住む方々に許可を取り、霊園施設を営んでいますが、
それでもやはり黒煙が害にならないとは言い切れません。地球温暖化が進んでいる現状でも、良い環境とは言えません。
以上の理由からダンボールの火葬をお断りさせていただいております。
霊園内3階本堂、4・5階納骨堂には、アンケート用紙が常備されています。
飼い主様の思う疑問や質問、スタッフの態度や身だしなみ、そのほかお気づきの点御座いましたら
なんなりとお申し付けくださいませ。
私達大森ペット霊堂では、ペットと飼い主にとってよりよいペット葬儀を行うことが出来る様
スタッフ一同日々精進して参ります。
田島
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