愛するペットを正しい施設に納骨する。ペット納骨の全知識
2024年5月7日
愛するペットを亡くしたあとの対処法は人それぞれで、個人の好みや状況によって最適な選択肢が異なります。本ブログでは、ペットの火葬と納骨の方法、自宅でのペットの供養の仕方、ペット霊園における様々な選択肢などをご紹介します。ペットを最期まで愛し、尊厳を持って見送るための情報を総まとめしています。
目次
ペット霊園とは?ペットの納骨について知っておくべきこと
ペット霊園は、ペットの供養専用の墓地です。ペット霊園では、火葬から納骨、供養までを一括して扱うことができます。ペット霊園には、以下のような納骨の種類があります。
ペット霊園・個別墓
個別墓は、ペット個々に納骨する区画が設けられています。ペットに対する供養が行われ、墓碑なども建てることができます。個別墓は、予算に応じてさまざまなタイプがあります。オーダーメイドのデザインが可能な広い区画から、名前の入ったプレートを並べる小さな区画まで、選択肢があります。
ペット霊園・共同墓
共同墓は、他のペットの遺骨と一緒に納骨される霊園です。供養塔などが建てられ、定期的な合同慰霊祭が行われることもあります。
ペット霊園・納骨堂
納骨堂では、ペットの遺骨を骨壺に入れて棚やロッカーに並べて納骨することができます。棚の位置やロッカーの大きさなど、料金によって選択肢があります。特別な納骨棚では、遺骨だけでなく、思い出の品や写真も一緒に飾ることができます。
これらの納骨スタイルが一般的なペット霊園です。
ペット霊園では、火葬や納骨の方法、費用感、サービス内容、アクセス、管理状況などを確認することが重要です。また、自宅でのペットの供養方法もありますので、状況に応じて相談しましょう。
「ペット納骨のみ」でも対応できるペット霊園の紹介
ペット霊園では、その施設で火葬をしないと納骨はできないのかというお問い合わせがとても多くあります。そのような施設もあると思いますが、ここでは全国の方から多く信頼されている納骨ができるペット霊園を紹介します。
大森ペット霊堂(東京都)
大森ペット霊堂では、納骨のみ対応することが可能であり、また全国の家族から信頼をもらうペット霊園です。
「日本一動物を大切にするペット霊園」と呼ばれており、ペットの骨を納骨したいと全国から寄せられています。
東京都にある施設でありますが、郵送などの対応も行っており、施設まで行かなくても全て一任して預けることもできます。お参りもいつでも行ける施設ですので、その観点から数多くの方に選ばれるペット納骨のみも対応する施設です。
また、海洋散骨、樹木葬などの自然葬も対応することができます。
ペットの火葬と納骨の種類・費用
ペットの火葬や納骨には、様々な種類や費用があります。以下にその一部をご紹介します。
ペットの火葬の種類
- 自治体での火葬:住んでいる地域で遺体を引き取りしてもらいます。地方の自治体では合同火葬が一般的であり、また遺体は産業廃棄物として扱われるので、お骨はどこにあるか明確にできません。
- ペット霊園での火葬:ペット霊園での火葬方法です。個別一任火葬、個別立会火葬、合同火葬、セレモニーなど、様々なサービスが提供されています。
- 火葬車での訪問火葬:業者が火葬車で自宅や希望の場所に訪れて火葬をするのですが、近隣トラブルや警察を呼ばれたり、安心して行えないことが多々あります。
ペットの火葬費用の目安
ペットの火葬費用は、ペットの大きさやプランによって異なります。以下の表は、一部のプランの目安費用です。
火葬の種類 | 一任個別火葬 | 立ち会い個別火葬 | セレモニー | 合同火葬 |
---|---|---|---|---|
小鳥・ハムスター等 | 15,000~20,000円 | 25,000~55,000円 | 10,000円~ | 8,000~20,000円 |
ウサギ・猫・小型犬 | 20,000~25,000円 | 35,000~60,000円 | 10,000円~ | 15,000~25,000円 |
大型犬 | 30,000~40,000円 | 40,000~70,000円 | 10,000円~ | 25,000~40,000円 |
料金は一般的な目安であり、ペット霊園によって異なる場合があります。また、ペットの大きさによっても費用が変動しますので、実際の料金については各ペット霊園で見積もりや確認を取っておくことがおすすめです。
以上のように、ペットの火葬と納骨には様々な種類があります。ペットの大きさや予算、個々の希望に合わせて適切な方法を選ぶことが大切です。
ペット霊園で一緒に納骨できる場所
ペット霊園では、ペットと一緒に納骨するためのさまざまな場所があります。以下では、それぞれの場所について詳しく説明します。
一般墓
一般墓には宗教的な理由からペットと人間の骨を一緒に納骨することができない場合もあります。しかし、最近では一般墓のエリアとは別に、ペットと一緒に納骨することができる霊園が増えています。ただし、お墓のエリアに入れるかどうかは霊園ごとに異なるため、資料を取り寄せて調べることがおすすめです。
納骨堂
永代供養を考えている人には納骨堂が人気です。最近では、ペットと一緒に入ることができる納骨堂も増えてきています。納骨堂では、ペットを別々の厨子に入れる方法と、ペットと一緒に厨子に入れる方法があります。ペットが亡くなったらまずペットの納骨を行い、飼い主が亡くなった後は同じ厨子に納骨することができます。ただし、ペットと一緒に厨子に入れることができる納骨堂はまだ限られています。
※<厨子とは>大切な物を保管するための箱型のもので、両開きの扉がついています。
樹木葬
最近では樹木葬などの自然葬が注目されています。霊園の一部には樹木葬の場所が設けられているほか、公園のような樹木葬のタイプもあります。他の人の遺骨と一緒に納骨する合祀タイプではペットと一緒に納骨することはできませんが、個別の樹木葬ではペットと一緒に納骨することが多いです。
散骨
散骨も最近では人気のある供養方法です。遺骨をパウダー状にして、海や山などに散骨してもらいます。散骨は法律で禁止されていませんが、遺骨をパウダー状にする必要がありますし、散骨できる場所も限られています。業者に依頼する際は、散骨のルールに注意して選ぶようにしましょう。ペットの散骨は、大好きな海や思い出の場所へ自然に還る特別な供養方法です。
ペット霊園では、一般墓、納骨堂、樹木葬、散骨などさまざまな場所でペットと一緒に納骨することができます。飼い主の希望やペットの個性に合わせて、適切な方法を選ぶことが大切です。
自宅でのペットの供養方法
ペットの供養方法は様々ですが、自宅でも供養を行うことができます。自宅での供養は、愛しいペットと一緒に過ごす感覚を強く感じることができます。
以下に、自宅でのペットの供養方法をご紹介します。
自宅の庭での埋葬・散骨
自宅の庭にペットの遺骨を埋葬する方法があります。小さな動物の場合は、埋葬キットを使用して生分解性の高い袋に入れて埋めることができます。犬や猫などの大きな動物は、火葬後に庭に埋葬することができます。埋葬した場所には小さなプレートなどを置くことで、思い出を形にして供養することもできます。また、散骨も選択肢の一つであり、骨を細かくして庭にまくことができます。ただし、周囲への配慮や法律を守るためにも注意が必要です。
手元での供養
手元での供養は、ペットの遺骨を自宅に持ち帰り、手元で供養する方法です。家族で話し合いながら、ペット用の仏壇や骨壺を選ぶことができます。手を合わせることで、ペットと一緒に過ごしている感覚を得ることができます。また、遺骨をパウダー状にしてアクセサリーにする方法もあります。ペットの遺骨を入れたアクセサリーを身につけることで、いつでもペットと一緒にいるような感じを味わうことができます。
遺骨をアクセサリーにする
最近では、ペットの遺骨を素敵なデザインのアクセサリーにすることも可能です。プラチナやチタン、ガラスなどの素材を使ったアクセサリーがあります。ペットの遺骨を身につけることで、いつでもペットと一緒にいるような感覚を味わうことができます。
自宅での供養方法は、ペットとの絆をより感じることができる方法です。選択する方法は飼い主の希望や状況によって異なります。大切なペットの最後の旅をしっかりと送り、思い出を形に残すことが大切です。
ペット納骨に関する注意点
ペットの納骨を考える際には、いくつかの注意点を押さえておくことが重要です。以下に、ペット納骨に関する注意点をご紹介します。
納骨先の選定に注意すること
ペットの納骨をする際には、納骨先を選ぶことが必要です。以下の点に注意して納骨先を選ぶことをおすすめします。
- 信頼できる施設であるか確認する:ペット霊園や納骨堂を利用する場合は、信頼できる施設であるか確認しましょう。口コミや評判を調べるなどして信頼性を確保することが大切です。
- 納骨先の条件を確認する:納骨先には、様々な条件があります。納骨料金や供養方法、お墓の管理状況など、自分のニーズに合った条件を確認しましょう。
- 家族全員と話し合う:ペットと一緒のお墓に入る場合は、家族や墓地の管理者の許可を得ることが必要です。納骨先を選ぶ前に、必ず許可を得るようにしましょう。
納骨までの期間を管理すること
ペットの火葬後に納骨をしない場合、遺骨を手元で供養する期間を管理することが重要です。以下のポイントに留意して管理しましょう。
- 気温や湿度に注意する:納骨までの期間、遺骨が劣化しないように気温や湿度に注意しましょう。遺骨を保管する場所は、湿気がこもらない風通しの良い場所を選ぶようにしましょう。
- 保管方法を工夫する:遺骨を保管する際は、湿気を逃すための方法を工夫しましょう。珪藻土などの湿気取りや、大理石の骨壺の使用などがおすすめです。また、定期的に骨壺を開けることで換気を行うことも効果的です。
供養方法を慎重に選ぶこと
納骨する際の供養方法も慎重に選ぶことが重要です。以下の点に留意して供養方法を考えましょう。
- 納骨先での供養方法の確認:ペット霊園や納骨堂での供養方法は施設によって異なります。納骨先での供養方法や定期的な合同供養祭の有無を確認し、自分の供養の希望に合った場所を選びましょう。
- 家庭での供養方法の選択:自宅での供養方法も一つの選択肢です。庭に埋葬する、手元供養をする、遺骨をアクセサリーにするなど、自宅での供養方法を検討しましょう。
コミュニケーションを大切にすること
最後に、ペット納骨に関する注意点として、コミュニケーションを大切にすることをおすすめします。
- 家族との意思疎通:ペット納骨の意思を家族としっかりと疎通しましょう。家族全員が納骨先や供養方法に納得し、共有の意思決定を行うことが大切です。
- 納骨先の管理者とのコミュニケーション:納骨先の管理者とは、納骨先に関する細かなルールや条件についてコミュニケーションを取ることが重要です。適切なコミュニケーションを行うことで、スムーズな納骨手続きが可能となります。
以上が、ペット納骨に関する注意点です。ペットの供養は大切な行為ですので、注意点を押さえながら適切な供養方法を選ぶことが大切です。
まとめ
ペットの供養は、大切な存在を見送る際の大切な行為です。本記事では、ペット霊園における納骨の種類や費用、ペットと一緒に納骨できる場所、自宅でのペットの供養方法、そしてペット納骨に関する注意点について詳しく解説しました。ペットの個性や飼い主の希望に合わせて、適切な供養方法を選ぶことが重要です。ペットとの思い出を大切にしながら、心のこもった供養をすることで、飼い主にとってもペットにとっても最善の結論が得られると考えます。
よくある質問
ペットの納骨のみ行うことはできますか?
もちろんペットの納骨のみ対応することも問題なくできます。例を挙げると、「日本一動物を大切にするペット霊園」と全国から言われている大森ペット霊堂では、全国からお骨を納骨されるペット霊園も存在します。
ペット霊園での個別墓と共同墓の違いは何ですか?
個別墓はペット1つ1つに専用の区画が設けられているのに対し、共同墓は他のペットの遺骨と一緒に納骨される区画です。個別墓では専用の墓碑を建てることができますが、共同墓では供養塔などで合同で供養されることが一般的です。
ペットの火葬費用はどのくらいですか?
ペットの火葬費用は、ペットの大きさやプラン(個別火葬や合同火葬など)によって異なります。一般的な目安として合同火葬の料金目安は、小鳥やハムスター等で8,000〜20,000円、ウサギ・猫・小型犬で20,000〜35,000円、大型犬で25,000〜40,000円程度です。ただし、ペット霊園によって料金は変動しますので、事前に確認することをおすすめします。
ペットと一緒に納骨できる場所にはどのようなものがありますか?
ペット霊園では、一般墓、納骨堂、樹木葬、散骨など、ペットと一緒に納骨できる様々な場所があります。一般墓では別エリアでの納骨が可能な場合もあり、納骨堂では同じ厨子に納骨できるところもあります。また、樹木葬や散骨では、ペットと一緒に自然に還すことができます。
自宅でのペットの供養方法には何がありますか?
自宅での供養方法として、庭への埋葬や散骨、手元供養(ペット用の仏壇やアクセサリー)などがあります。自宅での供養は、ペットと過ごした思い出を大切に残すことができる方法です。供養方法はペットとの絆を感じられるよう、飼い主の希望に合わせて選ぶことが重要です。
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