ペットを土葬して大丈夫?
2018年4月16日
大森ペット霊堂 笹本です。
「ペットは必ず火葬しなければいけないのか」
「ペットは火葬をすべきか土葬をすべきか」
という質問をよく耳にします。結論から言うと、土葬をすることも火葬をすることも飼い主の自由です。
私が以前看取った犬は、祖父の家の庭に土葬をしました。
しかし土葬には、何点か気をつけなければいけないことがあります。
目次
ペットの土葬で気をつけること
- 1、自分の敷地内であること
- 2、深さ1~2メートルに埋めること
- 3、他人の土地に埋めないこと
などがあります。
公園や、山中など、自分の敷地内以外に動物を埋めることは、違法になってしまいます。それは、小鳥やハムスターなどの小動物でも、同じです。自宅の敷地内に埋葬することは、違法にはなりませんが、公衆衛生上の問題で、腐敗臭等の近隣への配慮が必要になってきます。また、土葬で早く土に還したいという考えのかたもいると思いますが、土葬は土に還るまでに、空気が入らないのでお骨になるのにも凄く時間がかかります。
そしてお骨から土に還るのにも何十年もかかります。
ペットの土葬で早く自然に還したい時は?
一番早く土に還す方法としては火葬後、粉骨をしてから埋葬する方法です。
粉骨はパウダー状になり、土葬すると土に混ざりやすいので一番早く土に還ることが出来ます。
土葬のメリット
- 1、お金がかからない
- 2、家族がいるところに眠らせられる
もちろん、金銭面を考えると、土葬が一番費用がかかりません。
しかし、一番のメリットとしては、家族の近くで眠ることができて、ペットが喜ぶとも考えられることです。
- 1、自分の敷地内であること
- 2、深さ1~2メートルに埋めること
- 3、他人の土地に埋めないこと
という点に気をつければ、土葬も一つの手段として、お選び頂けます。
お骨になった姿を見てあげたい。お骨の姿で近くに置いておきたい。人間と同じように送ってあげたい。
納骨堂で永代供養をしてもらいたい。などとお考えのかたは、ペットの火葬をおすすめいたします。
ペットの火葬はどこで行うか
- ・ペット霊園で火葬をする
- ・移動火葬車で車を呼ぶ
- ・自治体に任せゴミ処理として
ペット霊園で火葬するメリット
- ・最後のお別れまで出来るプランがある。
- ・その場で納骨もできる。
- ・仏具の用意、法要のなどがある。
施設内で自然に還す合同火葬、自宅に連れて帰れる個別火葬を選ぶことができます。
移動火葬車を呼ぶメリット
- ・自宅や、希望の場所まできてもらえる(火葬は道路上がほとんど)
- ・希望を出して、お散歩コースで進みながら火葬を行えるところもある。
- ・比較的安く火葬が出来る。
自治体のメリット
- 値段が安い
自治体によって局が違いますが、清掃局や環境衛生局などで受け付けています。
詳しくは各自治体に問い合わせてみましょう。
ちなみに、東京23区では、25キロ以下一匹、3000円で引き取ってくれます。
移動火葬車を呼ぶデメリット
悪徳移動火葬車があったり、本当に自分のペットが帰って来たのか、不安になることもあります。
ただそれは、ペット霊園にも言えることで、施設見学や、電話対応などで、見極める必要があります。
施設見学、生前見学がNGと言われた場合??
施設見学、火葬等についての質問がNGのところは、悪徳業者の可能性が高いので気をつけてください。
自治体に預けるデメリットとして、
- ・お骨が帰らない。
- ・場所によっては、ゴミとして他のもの一緒に処分される。
などがあります。
ペットの土葬についてまとめ
これまで、ペットの土葬や火葬について、さまざまなお話をしました。最終的に、”正解”というものはなく、
飼い主様自身のお気持ちで決めることが一番大切です。
ペットの土葬を選んだ際には、周りの環境に気をつける。ペット葬儀社を選んだ際には、安心できる葬儀社を探す。自治体を選んだ際には、事前に問合せ、どのような扱いか確認する。などが重要だと思います。
ぜひ、大事な家族とのお別れに悔いが無いようにお考え下さい。
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