ペットを火葬するということは大事なこと
2019年6月14日
ペットは大切な家族の一員という考えのもと、犬や猫でしたら10~15年程、長生きしてくれる子でしたら20歳前後まで生きてくれる子も少なくありません。
そのような長い時間を共に過ごしてきたペット達との死別はとても深く悲しいことでしょう。
今まで当たり前のように、一緒に散歩に出掛けていた犬。いつも同じ場所で日向ぼっこしていた猫。回し車で賑やかに遊んでいたハムスター。心地いいさえずりをしていたインコ。当たり前だった日常がなくなってしまいます。
ペットを火葬することは大切な通過儀礼
亡きペットとのお別れををきちんとするためにペット葬儀を執り行います。
看取りから葬儀、火葬、その後の供養に至るまで飼い主様の納得のいくようにしていただくのが一番大切です。
ペットの死後、葬儀~火葬を執り行います。
今回は、ペットがお骨となって家に帰った後、又は合同納骨後にはどのように過ごしていけばいいか、考えていきたいと思います。
まず、人の場合は、葬儀終了後、遺骨を自宅に連れ帰り、『後飾り祭壇』の上に置きます。
二段式の場合には上段に遺骨、遺影、白木位牌(仮位牌)を置き、下段には香炉や燭台などを置きお線香を手向ける場所を作ります。
四十九日又は納骨まではこの後飾り祭壇の状態で自宅供養を行います。そして、四十九日までに黒塗りの本位牌を用意します。
多くの方は四十九日法要の際に、位牌など仏具の開眼供養(魂入れ)も僧侶にお願いしております。
四十九日・開眼供養が終えて、拝む対象が遺骨や白木位牌から本位牌に初めて代わります。
以後は、日々の供養は位牌に対して手を合わせることが自宅での供養となります。
※仏式の場合で説明しております。
ペットを火葬した後の供養とは
さて、ペットの場合にはどうすればよろしいのでしょうか。結論から申し上げると、飼い主様の『自由』だと思います。人の場合は宗教上の理由や、流れに任せて行われることが多いです。
やらなければならないことが多岐にわたり、慌ただしくなりがちですが、利点としては大切な人の死後、いくつかの段階を経て、悲しみから立ち直っていくことになっているのではないでしょうか。
よく、「亡くなってからやることが多すぎて悲しんでる暇なんてなかったよ」と言われる方が多いのはこのようなことからです。
現状のペット供養の場合は、そこまでアフターフォローしてくれるようなペット葬儀社/ペット霊園は少ないのではないでしょうか。
飼い主様が独自に調べたり、考えたりした上で皆様それぞれ自宅での供養を行ってると思います。
人と同じような流れで自宅供養をするも良し、そのまま無期限で自宅に遺骨を置かれたまま守られるも良し、又は大森ペット霊堂でも完備されているような納骨堂に納めるでも良し。
以上のように、定められた決まりはございませんので、飼い主様の気持ちが一番納得される方法をお選びいただければと思います。
ペットを火葬した後にお骨を残せる豊富なペット仏具
ペットの場合でも人と同じように、位牌も仏壇もあります。
家でもしっかり供養のお勤めをされたいという方には位牌や仏壇などの仏具を揃えることをお勧めしております。
ペット用の仏具は人用の仏具に比べ、価格も安価で、デザインも可愛らしいものが豊富にあります。
大森ペット霊堂では、葬儀や火葬だけではなく、納骨堂や仏具のご案内もさせていただいておりますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。
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