私が大好きな犬の話
2019年9月12日
こんにちは。大森ペット霊堂の荒井です。
自分は今までのブログで、ハムスターや猫の話をしましたが、犬も大好きです。今回は、おばあちゃん家にいるダックスフンドを紹介したいと思います。
写真の子は「マロン」です。毎年、お盆や年末年始の時期に会っています。
マロンの特徴は、ダックスなのにマズルが長くないことです。特技は、人が横たわるとその背中に乗ることです。そして変わった性格として、臭い靴下を嗅ぐのが大好きです。年に1~2回くらいしか会えていませんが、マロンは人見知りせず、遊び好きで一緒に遊んでくれます。とてもいい子です!
そんなマロンは2代目で、先代に同じくダックスの「リフ」という子が居ました。リフは、自分が小学生の頃から社会人になるまで生きていました。自分が一番最初に関わった犬で、犬を好きになり、犬について深く知りたいという気持ちにさせてくれた、きっかけの子です。
自分はリフと、とても仲良しだったかというと、そうではありませんでした。仲良くなりたくても、リフは自分よりも弟に懐きました。子どもの頃の自分は、それが何故なのかと、悔しくて悔しくてしょうがありませんでした。どうしたら犬と仲良くなれるんだろう?犬についてもっと知りたい、そんな気持ちが、自分を動物の学校に通わせたのです。リフが居たから、今の自分が居ます。
リフはとても怖がりで、散歩が苦手な子でした。おばあちゃん家の敷地の外には絶対に出たがらず、折角用意したリードもあまり出番がありませんでした。
ある日、おばあちゃん家では、洗濯物を干す為に、うっかりベランダを開けたままにしていたそうです。その僅かな時間に、家の中に居たはずのリフが、居なくなってしまいました。外に絶対に出たがらない子だったのに…。地域中に貼紙をしたり、警察や愛護センターに相談をした所、かなり遠い場所で目撃されたそうですが、行方を追えず、結局見つからないままとなってしまいました。行方不明になってから目撃情報が上がるまでの数日の間に、強い雨が降ったりもしました。きっとリフは独りぼっちで、田んぼの畦道をビショビショに濡れながら歩いていただろうと思うと、いたたまれない気持ちになります。
おばあちゃん家では、そんなリフに対する教訓から、マロンをとても大切に育てています。小さい頃から外に慣れさせ、散歩も大好きな子になりましたし、外への出入りは玄関だけにして、ベランダは絶対に開けないようにしました。また、リフは腰が弱く、若いうちから椎間板ヘルニアになってしまいましたが、マロンはそうならないように、部屋のフローリングにはマットを敷いたり、階段には柵をつけて登り降りさせず、腰に負担をかけない部屋作りを心がけているようです。リフとの暮らしがあったから、マロンをより幸せにする事ができるのです。
自分は、大森ペット霊堂にお越しのペットちゃん達が、最期をご家族様に見守られ、心から良かったと、いつも思います。リフのような、十年以上も寄り添いながら、最期を見送る事ができなかった子も、世の中には居ます…。
悔いを残さない為には、最期の見送り方がとても大切です。最期のお見送りに、大森ペット霊堂を選んで頂いたご家族様には、悔いを残させないように、真摯にお手伝いさせて頂きます。
スタッフ 荒井
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