ペットが死亡…。しなければならない事、するべき事とは
2020年10月9日
楽しい事や、時には苦しい時間も共有してきたペットが死亡した…。 なかなか現実を受け入れる事ができないですよね…。
動物は人間のように長くは生きれません。だからこそ 「送り出す時は、ぜきる限りの事をしてやりたい」それは全ての飼い主共通の思いでしょう。
でも、いざ送る立場になった時
「何をすればよいの?」
「何をしなくてはいけないの?」
と なってしまうと思います。今一度することしなければならない事を確認して 「ありがとう」の気持ちを込めて送ってあげましょう。
目次
犬を飼っている場合は、届け出が必要
猫やウサギ、鳥などを飼っている場合は届け出は必要ないのですが、犬を飼っている場合は必要です。
犬を飼っている場合は犬種に関係なく届け出の市区町村へ届け出が必要となります。 なぜ犬は届け出が必要なのかや届け出の方法、さらには届け出に必要な物についてをまとめました。
自治体・役所への届け出が必要
愛犬が亡くなった場合は、役所への届け出が必要になります。これは、ペットの火葬・葬儀の申し込みと並行して行わなければなりません。
自治体・役所へ30日以内に届け出を行う必要があります。
なぜ、猫やウサギは届け出の義務はないのに犬は必要があるのでしょう? それは犬は狂犬病の予防の観点から届け出が必要です。 飼い始めた時に狂犬病の予防接種に連れて行って届け出をしましたよね? 死亡した時もそれが必要になります。
改めてお別れを実感する瞬間でとてもつらい時ではありますが、 区切りとして必ず届けてをしてください。
届け出に必要なもの
自治体・役所届へのけ出の提出物についてはまずは申請書です。飼われる時に申請した市区町村で申請書を提出していただくか各役場・自治体のホームページ上でダウンロードをして提出をしてくだだい。提出方法については郵送でも可能です。
犬以外は届け出は必要ないの?
犬が死亡した時には届け出が必要だとお話をしました。 「うちは犬じゃないから必要じゃないね」 と思われた方もいらっしゃる事でしょう。ちょっと待ってください。 そうではありません。
特定動物(ワニ・ライオン・トラ・鷹・マムシなど)のような人に危害を加える可能性のある動物も犬と同様に届け出が必要になります。 詳しい決まりにつきましては各都道府県が定めている条例に従って届け出を行ってください。
ペットの火葬に抵抗がある人は・・・・・
ペットが死亡した後、ペットを火葬する事にどうしても抵抗がある人がいるでしょう。 「自然に土に返してあげたい…」 そう考える人は多いといます。 そこで、土葬を考えている人に向けて注意いただきたい事などをお話します。
必ず敷地内に土葬する事
土葬はどこにしても良いという訳ではもちろんありません。必ず自身の敷地内にしましょう。 そして、必ず穴は1m以上は掘ってください。 浅い穴だとカラスなどの外敵に狙われる可能性があります。
さらに臭いでご近所トラブルに発生してしまう事も…。 そうなってしまっては静かに供養するのは難しくなりますよね。
埋め戻す土は高く
ご遺体を埋めた後は、土をかぶせていきます。 これを「埋め戻し」と言います。 埋める際に土を固くする事も大切ですが、完璧に固めたつもりでも 土は減っていきます。 そうなると穴の部分がへこんできます。これを防ぐために、高めにかぶせましょう。
石灰を利用する
石灰は有機物の分解の効果が期待できます。 また殺菌効果もあるのでご遺体の腐敗による有害物質を発生しないようにもできます。 石灰はホームセンターにも売っているので手軽に入手する事ができます。
また、園芸にも利用できるなど余っても困る事はありません。
土葬は生きた姿のままお別れができますが、注意しなければならない点もあります。 しっかりご家族で話し合って決めましょう。
死亡したペットはどこへ行くのか
ペットが死亡した後、どこへ行くのかは誰にも分りません。ですが、できれば穏やかなところで安心できる場所へ行ってほしいですよね。よく「虹の橋を渡る」と聞かれた方も多いのではないでしょうか?
人間が考えた事で、実際とは異なるかもしれませんが有名なお話をまとめました。
虹の橋をいく
天国に行く手前に虹の橋があります。地上で愛された動物は虹の橋に向かいます。 沢山の草木や食べ物があり、そこで楽しく走り回って過ごすのです。 病に苦しんだ動物はここでは健康になって元気に過ごします。
苦しんだ姿を見ている場合は「苦しさから今は解放されているんだ」と思うと 安心しますよね。ぜひそうであってほしいと願うばかりです。
動物界の霊界に行く
スピリチュアルな考えをもとにした場合、動物は霊界でもその愛らしい姿を保ち飼い主を待っているというのです。 そして、飼い主が亡くなった後ペットとの再会!
感動的な瞬間かと思いきや飼い主はペットへの愛情が薄らいでいて離れてしまいます。
最後には亡くなったペットは形がなくなり沢山のペットが集まる「集霊」にまとまると考えられています。
これは少し悲しいですね…。 これはあくまでも仮説であり実際のところは誰にも分りません。
しかし、病気などで苦しんだ子も、平和に暮らした子もみんな穏やかに過ごしていてほしいですね。
まとめ
ペットは亡くなった後には動物によってはしなければならない事があったり どうやって送ってあげるのが良いのかを考えねばなりません。
ポイントは
- ・犬や、特定動物は届け出がいる
- ・火葬が辛い人には土葬も検討すると良い
- ・ただし、土葬は注意点もある
です。死亡してからバタバタと送り出すよりもできれば辛いかもしれませんが生前から どう送ってあげるのが最善かをしっかりと家族で話合いましょう。
大森ペット霊堂ではご家族の悲しみにしっかりと寄り添います。
ペットもきっと天国であなたたちに「ありがとう」と言っている事でしょう。その家族の思いを責任を持って、最期のお見送りのお手伝いをさせていただいております。
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