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猫のために知っておくべき大切なこと

2018年1月17日

わたしは犬、猫、ハムスター、熱帯魚、亀とこれまで飼育経験があり、当然、生き物は全て大好きです。特に、幼少期から共に過ごしてきた犬のおかげで動物好きな性格が形成されてきました。この子が家族の一員となってから命の幕を閉じるまでの15年間、全ての思い出が色濃く残っています。

そして現在では猫三匹と共同生活をしていることもあり、猫に特化した知識と愛着を持っています。

今回は『猫を家庭に迎えるにあたっての心構えや実際に飼ってみてから気がついたこと、幸せなことや少し大変なこと』などを綴りたいと思います。

まず、近年は「ネコノミクス」と呼ばれるほど、世間では猫ブームです。

ペットフード協会による調査では、犬猫飼育実態調査で猫の推定飼育数が1994年の調査開始以来初めて、犬の飼育数を上回ったと発表がありました。

業界関係者曰く、「人間の高齢化や一人暮らし世帯の増加などが影響し散歩などの世話が必要な犬を飼う人が減った」と指摘しています。

 

ただ私は、一時のブームで〝物〟のように〝命〟が扱われることにとても懸念を感じています。

 

以前はチワワやダックスフンドなどの犬種がブームでたくさん飼われました。

 

しかし、その裏では悪徳商売をしているブリーダーやペットショップが暗躍し、多くの命も犠牲になりました。

 

今回の猫もそうでしょう。

 

只でさえ、現在の日本では多くの猫たちが行政により殺処分をされています。

 

多くの猫たちが飼われていくのは喜ばしいことですが、先ずは殺処分を無くすことが先決であり大切だと私は考えています。

 

※「動物愛護」「殺処分」のことに関してはまた違う機会に綴らせていただこうと思います。

 

では、「猫を家庭に迎えるにあたっての心構え」から。

 

まずはどのような生き物でもペットとして飼う以上は必須条件となりますが、

  • ・必ず最期まで面倒をみる覚悟
  • ・自分に何かしらの飼えなくなる事情が起きた時、里親になってくれる人を決めておく

以上は必ず守りましょう。

猫に与えてはいけない、誤飲や誤食をしないように気をつけるべきもの

・ネギ科の植物全般

タマネギ、長ネギ、ニラ、ワケギ、らっきょう、アサツキ、ニンニク、など。

ネギ中毒になってしまうと猫は溶血性貧血をおこします。

血色素尿(赤~褐色の尿)が出る、元気がなくなる、嘔吐、心臓の鼓動が速くなる、 ふらつく、黄疸、下痢などの症状があらわれます。

多くの場合は自然治癒しますが、幼猫・高齢猫や、体質・体調によっては重度の貧血状態に陥ったり、死亡することもありますので、要注意です。

・チョコレート、ココア

カカオマスに含まれるテオブロミンという物質は、心臓や中枢神経系を刺激し、下痢や吐き気、血圧上昇、不整脈、興奮、痙攣などの症状を引き起こします。重症の場合は死亡することもあるので要注意です。

・ドッグフード

犬と猫とでは、必要とする栄養素も、体内で合成できる栄養素も違います。

ドッグフードは、猫にとって十分な良質タンパク質でも、必須アミノ酸であるタウリンもまったく不足しています。

タウリン不足が続くと、進行性網膜萎縮をおこし、最後には失明します。

この病気で一度でも網膜に障害が生じると、もう一生治りません。視力に異常が出てからタウリンを与えても、もとの視力には戻らないです。

またタウリン不足は心筋症・神経の異常・生殖能力の低下なども引き起こします。

猫には必ずキャットフードを与えてください。

・その他

イカ、タコ、アワビ、生卵の白身、ぶどう、香辛料などなど

・人間用の薬品

人間用の薬を安易に猫に与えることは厳禁です。

猫を治すどころか、下手すると死亡してしまいます。

猫が悪戯して食べないよう薬の保管法にもご注意ください。

・観葉植物

インテリアとして観葉植物を置いている方が多いですが、自然に存在する植物のうち猫にとって猛毒なものも存在します。

それが、ユリ、アロエ、ポトス、チューリップ、アイビー などです。

これらはごく一部ですが、猫が間違って食べてしまうと中毒症状を引き起こし、危険な状態に陥る恐れがあるものも多く観葉植物を置く際には事前に調べておく必要性があります。

同じ植物性としてはアロマオイルにも注意が必要です。

アロマオイルとは、植物から採れるエッセンシャルオイル(精油)をアルコールなどで希釈したものです。

アロマオイルには揮発性があり、空気中に拡散すると、鼻の粘膜から体内へ入ります。

これによって香りが感じとれるのですが、体内に入った成分はどうなるのでしょうか。

精油に由来する成分に関しては、肝臓の「グルクロン酸転移酵素」によって代謝され、体外に排出されるとのことですが、人間や犬と異なり、猫の場合はこの酵素が十分に生成されないため、中毒が発生する可能性があります。

つまり、危険性があるのはアロマオイルというより、そこに含まれている植物由来のエッセンシャルオイルというわけです。

このような体の仕組みの違いが存在する理由は「人間、犬が雑食であるのに対し、猫は肉食。植物の成分を代謝する肝機能の必要性が低いため」と説明されています。

・糸、ひも類

猫の消化器官は10センチ以上のものは排泄されずらく誤食してしまうと胃腸に詰まってしまう恐れがあります。

人間の髪の毛も要注意ではありますが、髪の毛より危険性が高い部分としては、太い紐などを飲み込んだ場合は消化器官を詰まらせ、腸閉塞などの原因となりますので注意が必要です。

細くて長いものを猫は好みますので、遊んでいるうちに誤食してしまうといった状態になることがありますので注意してみてあげてください。

猫を家庭に迎えるにあたって準備しておくべきもの

・キャットフード

キャットフードの種類には、ドライフードや、ウェットフードなどがありますが、成猫の基本的な食事は乾燥したドライフードを与えましょう。歯が生え揃っていない子猫の場合は、専用のミルクやウェットフードがありますので、そちらを食べさせてみてください。

ウェットフードのみを与えてると、猫の歯や噛む力に悪影響が出てくることもあるので、メインの食事はドライフードにして、補助的にウェットフードを使ったほうがいいと思います。餌は猫の好みがあるので、数種類試してみて1番食いつきがいいものを選びましょう。

ちなみにわたしは、ドライとウェットを混ぜて与えています。

・トイレ(猫砂)

猫は本能的に砂がある場所をトイレだと認識しますので、飼い始める前にトイレを用意しておいてあげると排泄の失敗を防ぐことができます。

猫は砂を掘って、糞尿を埋める習慣があるので、砂が飛び散りやすいです。砂の飛び散りで掃除が大変な場合は、屋根付きタイプや、穴ぐらタイプが汚れづらいと思います。

・おもちゃ

猫のおもちゃには様々な種類のものがありますので色々用意して遊んであげましょう。

運動不足解消やストレス発散の為にも、おもちゃで遊んであげるということはとても大切です。

わたしの家の猫達は、数千円出して買ったおもちゃよりも100円ショップで買ったおもちゃの方がお気に召されている様子でした。

・爪とぎ

猫は爪が伸びてくると、定期的に爪とぎをしますが、専用の爪とぎがないと家具や壁などで爪とぎをしてしまうことがあります。

爪とぎを用意しても家具などが被害を受けることがありますが、用意しておくことで被害を最小限にすることができます。

・猫用ブラシ

抜け毛や、毛が絡まるのを防げます。

特に長毛の猫は毛玉が胃の中に溜まりやすいので、一つ持っておくことをお勧めします。

老猫はグルーミング頻度が減ってしまうことがあるので、毛が絡まりやすいです。

また、ブラッシングすることで、部屋に飛び散る毛を減らすことができます。

・その他

ケージ、キャリーバッグ、キャットタワー、猫用ベッド、猫草などなど

それでは、わたしが今猫3匹と共同生活をしている中での猫の愛くるしい実態を綴りたいと思います。

  • ・頭突きをしてくる
  • ・おもちゃを口に咥えての遊んでアピールが凄い
  • ・こちらが遊びたいときに遊んでくれない
  • ・忙しい時に限って甘えてくる
  • ・イスを占領される
  • ・ベッドを占領される
  • ・物を落とす
  • ・パソコンの上に乗ってくる
  • ・本の上に乗ってくる
  • ・ご飯をがっついてスグに吐く
  • ・キャットタワーなど高い位置から毛玉を吐く

 

まだまだ細かなことはたくさんありますが以上としておきます。

総じて猫とは、

遊んで、食べて、寝る

媚びない、群れない、ブレない

素晴らしい生き物だと思っています。

 

 

まだ猫を飼ったことがない方、これから飼おうと思っている方の参考に少しでもなれれば幸いです。

 

まとめ

必ず覚えておいてほしい猫のことです。

猫とは痛みを我慢してしまう生き物

  • ・病気だということを隠してしまう
  • ・ぎりぎりまで堪えてしまう
  • ・気を遣わなくていいことに限って飼主に気を遣ってしまう

生き物をペットとして迎え入れた以上はその子の生涯に責任を持って幸せにしてあげましょう。

ペットは大きな幸せは望んでいません。約束された食事と安心して眠れる場所と、頭を撫でてくれる優しい主人がいてくれるだけでいいのです。

 

大森ペット霊堂

TEL 03-3763-6300

FAX03-3763-7528

 

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