ペットの合同火葬は後悔する?納得いく最後にするために
2021年1月1日
ペットの合同火葬をご存じですか?ペットの合同火葬とは自分のペットと他のペットも一緒に火葬をする方法です。
他のペットと一緒で寂しくないということや、価格が抑えられることなどを理由に選択される方が多くいます。ただ、火葬方法が選択できるというメリットがある半面、それぞれの家族の事情や火葬後の弔い方法などによって、後悔するケースがあります。
大切な家族を亡くしてしまった場合、悲しみに暮れる一方でご遺体の関係で火葬の選択には期限があります。期限に迫られ選んだ選択が後々後悔することのないよう、事前に考えておくことが必要です。
今回は、火葬方法の中でも合同火葬を選択した場合に後悔せず、納得してお見送りできるためなら情報をお伝えいたします。
目次
ペットの火葬方法と特徴とは?
合同火葬を知る上で、その他の火葬の方法も知っておく必要があります。ペット葬儀とは主に火葬のことをさしますが、ペットの葬儀は主に3種類あります。
合同火葬
他のお家のペットと一緒に火葬をする葬儀となります。合同火葬は毎日行われているため、予約をした日の夕方など、決められた時間帯に火葬をおこないます。葬儀の中で価格が一番安価になっております。
合同火葬でら本堂でお別れが最後となり、火葬場への付き添いはありません。また、他のペットと一緒に火葬をするため、返骨できません。そのため、火葬から合同墓地への納骨までを葬儀社で行うかたちになります。
個別一任火葬
個別一任葬儀は、個別で火葬をする葬儀となります。本堂でお別れをして頂いた後、火葬からお骨上げまでは全てスタッフが行います。そのためご家族様には本堂でお別れ後にいったんご帰宅いただき、後日お骨壺を取りにきていただくか、納骨を勧めさせていただくかという流れになります。
こちらは個別で火葬をしてあげたいけど、忙しく時間がないため立会う事ができないご家族様にお選びいただいています。
お立ち会い火葬
お立会葬儀は、本堂で読経を静聴、お線香を焚いていただきます。その後火葬場までご一緒していただき、火葬炉に入る最後までご家族でお見送りする形の葬儀です。
火葬が終わるのを待っていただいたのちに、お骨上げまでご家族で行っていただきます。人間とほぼ変わらない形での葬儀をご希望されているご家族様にお選びいただいています。
あとで後悔しないために考えておくこと
それぞれの葬儀の方法を知り、では後悔をしないためにどのようなことを考えて選択していけばいいのでしょうか?
お骨が残せなくても毛や足形を残すこともできる
合同葬儀の場合、一番後悔が残るケースはやはり返骨ができないことです。その時はいいと思っても、実際荼毘にふされた後に、大切なペットがいた証が何もなくなってしまったような気持ちになり、後悔をする場合があります。
そのため、もし合同火葬を検討されている際は、亡くなった際にペットの毛を一部切って残して置いたり、足形や手形を残して置くのもいいのではないでしょうか?小さい入れ物にきれにしまっておくことで毛は風化することなく手元に残ります。
体はなくなってしまっても「大切なあの子がいた証」がそこに確かに残ります。
火葬後の納骨はどうしたいか
合同火葬の際は、他のペットのお骨と一緒にお骨上げをし、その後合同墓地へと納骨する流れになります。合同で法要も行われますし、好きな時に会いに行くこともできます。
ただし、個別での納骨もしくは散骨や樹木葬など、希望する納骨方法がある場合は、合同火葬では後悔する可能性があります。
そのため、どのように供養していきたいかという点で納骨方法を検討し葬儀の形を決めていく必要があります。
法要はどうしたいか
合同納骨でも、49日や一周忌、三周忌など定期的に他のペットと一緒に合同法要をおこないます。ただ、家族だけで法要を行いたい、もしくは家族の人数が多いが全員で一緒に法要を行いたいといった場合は対応が難しくなりますので個別で法要をあげて頂く形になります。
その場合、やはり個別での納骨の方が個別法要も行いやすいということもあります。
施設見学や生前相談を利用しましょう
葬儀や納骨の方法な、今やネットや紙面上などさまざまな媒体で各葬儀社の案内をみることができます。ただそれぞれの葬儀社にも色がありますので、それは実際に行って感じてみることが大切です。
ペット霊園の場合、場所も大切
定期的にお参り法要される場合は立地も考えておきましょう。ご家族が高齢の場合ならなおさら、アクセスのよい場所をおすすめします。広い霊園の場合は郊外であることも多いので、車で移動される際はあまり関係ありませんが、郊外であってもバスが乗り換えなく行くことができるとお参りにも足を運びやすくなります。
ペットはあなたがお参りに来るのを首を長くして待っています。
3社に絞り見学してみましょう
葬儀社の見学先を検討する際に、「場所」「特色」「金額」の3つをある程度絞ってから見学されることをおすすめします。あまり多くをみすぎても混乱しますので、まずは情報収集や電話でお問い合わせをしてから、実際に見学に行ってみましょう。
見学にいって、本堂や納骨場所など見ることで思っていたものと違うといったケースも多く聞かれます。大切なペットが長く眠りにつく場所でもありますので見学はぜひとも行っておきましょう。
生前相談で疑問は取り除く
ペット葬儀社では生前相談を受けている場所もあります。実際に出向いて担当者から葬儀の流れや金額など不安に思うことは事前に聞いておきましょう。
亡くなってからではあまり冷静に判断ができない場合が多いので、落ちついている時に生前相談をご利用されることをおすすめします。
東京にある大森ペット霊堂でも生前相談は随時行っており、亡くなった後の大切なペットを預かる場所として、施設内すべてを見て頂けるように生前相談の際にご案内させていただいています。
最後に
人生の一部を一緒に歩んできたペットとの最後のお別れの場所が葬儀社です。慣れ親しんだ体がなくなってしまう喪失感は、死の瞬間とはまた別の苦しみや悲しみが襲ってきます。
でも、身体がなくなっても思いはずっと続きます。残されたご家族の悲しみはすぐには癒えることはないでしょうが、葬儀に関する後悔などで悲しみが増すことがないよう、事前の準備が大切です。合同火葬は返骨はできませんが、火葬から納骨まで他のペットを一緒のため寂しくないだろうと選択される方も多くいらっしゃいます。
東京都の大森ペット霊堂では、どの葬儀でも心をこめて最後に旅立つペットのお世話をさせていただきます。何か不明な事がある時はいつでもご相談ください。
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