ヨークシャーテリアの寿命は伸びる?飼育環境改善と生前相談で備えよう
2021年2月10日
美しい毛並みと愛くるしい瞳で愛玩犬としてとても人気の高いヨークシャーテリア。性格はとても賢く勇敢で、被毛の美しさから「動く宝石」なんて呼ばれています。
ヨークシャーテリアの寿命は15年程度といわれています。元気に長生きしてほしいという願いは飼い主皆さんに共通する想いですよね。
寿命を伸ばすのは簡単ではありません。しかし、飼い主さんのちょっとした意識や飼育環境改善で寿命は大きく変わります。また、生前相談をすることで寿命を迎えてからも慌てずに適切な判断をすることができます。
目次
ヨークシャーテリアの寿命は伸ばせる?
ヨークシャーテリアの平均寿命は小型犬の平均寿命よりもやや長め。とはいえできりる限り寿命を伸ばしてあげたいですよね。寿命を伸ばすためには飼い主さんのちょっとした心がけが大切になります。どんなことに気を配れば良いのでしょうか。
去勢手術で寿命が伸びる
去勢手術や避妊手術をするとこで命に関わる重大な病の一つである癌の発生率を抑える効果があります。前立腺疾患や子宮蓄膿症などの生殖器疾患の発症を軽減させます。ヨークシャーテリアに限らず多くの犬種で、去勢手術は発情期前に受ける事が推奨されています。
発情期前の手術は老犬になってからの癌発生率を200分の1にまで下げてくれるといわれているのです。ヨークシャーテリアの去勢手術は生後半年からなるべく早くしてあげるといいですよ。
肥満対策して病気を防ぐ
肥満は万病の元です。栄養バランスの取れた食事は常に心がけるべきです。しかし栄養があるからと、なんでもかんでもあげてしまうのも肥満に繋がります。しっかりとカロリー計算をしてヨークシャーテリアに合った食事量にしましょう。
ヨークシャーテリアは骨が弱いのでカルシウムやグルコサミン・コンドロイチンなどの骨に対するサポート機能のある栄養素をしっかりと摂らせてあげましょう。しかし、食べ過ぎは腎臓がダメージを受けるので一日の摂取量は必ず守りましょう。更に皮膚アレルギーを発症しやすいヨークシャーテリアにはグルテンフリーの食事がおすすめ。穀物の摂取はなるべく控えてあげるといいですよ。
寿命が長く20年長生きする子も
小型犬の平均寿命は13年から15年といわれ、ヨークシャーテリアの平均寿命は15年で小型犬の中ではトイプードルに次いで2位の寿命を誇ります。
ヨークシャーテリアの中には20年生きた子もいて、世界最高齢のヨークシャーテリアはイギリスに住むジャック君。なんと驚きの26歳!人間でいうと120歳です。寿命には個体差はありますが長生きの子がいると知ると希望が持てますね。
飼育環境を見直してストレスフリーにしてあげよう
ヨークシャーテリアはもともとネズミの捕獲のために作られた犬種で活発な性格です。ストレスを感じると食欲不振や脱毛・下痢や嘔吐など様々な不調が表れます。ヨークシャーテリアはどんなことにストレスを感じ、どうすればストレスを発散できるのでしょうか。
ヨークシャーテリアがストレスを感じるときとは?
私たち人間が快適な空間であってもヨークシャーテリアにとってはストレスを感じている場合があります。例えばヨークシャーテリアは引越しで環境が変わるとストレスを感じることも。新しい環境に慣れるには時間もかかるので、引越しをする場合は注意深く様子を観察してあげてください。
ヨークシャーテリアはとても甘えん坊な性格。飼い主さんとのコミュニケーション不足は大きなストレス。お留守番が多かったりすると元気がなくなってしまう子もいます。ストレスを過剰に与えてしまうと、免疫力が下がり病気にかかりやすくなります。
また、自分の体を噛んだりする自傷行為に及ぶ子もいます。寿命に大きくかかわってくるのでストレスを抱えていないかどうかをもう一度見直してあげてください。
ヨークシャーテリアの散歩をしてストレス発散
小型犬には散歩は必要ないと感じている方もいるかもしれません。しかし、ヨークシャーテリアは朝夕2回の散歩は必ずしてあげましょう。運動不足解消にもなり、飼い主さんとのコミュニケーションもとれるのでストレス解消に繋がります。
散歩の時間は5分~10分程度近所を周るだけでも大丈夫です。あまり外に出たがらない子や天候不良で外に出られない場合は、ストレス解消グッズをあげてもいいかもしれません。犬のストレス解消グッズとしては自由に噛んで遊べる玩具やガムがとても人気です。
寿命を迎えた時のために生前相談もしておこう
寿命を伸ばすためにはできる限りのことをしてあげたいですよね。それと同時に寿命を全うした後のことも考えてペット霊園などに生前相談しておくと良いでしょう。飼い主さんのペットロスの重症化を防ぎ、大切なヨークシャーテリアの供養にもなりますよ。
葬儀内容や費用の相談
生前相談ではさまざまなことが相談できますが、そのなかでも重要なのは葬儀の内容と費用の相談です。最近のペット葬儀は人間さながらで、葬儀方法もさまざま。どんな葬儀の方法があるのか、費用はどのくらいかかるのかなど相談しておくと良いでしょう。実際に寿命を全うして亡くなってから「こんな葬儀がしたいけど費用が足りない」なんてことになると心残りになります。生前に相談しておくのがおすすめです。
供養方法の相談
葬儀をした後の供養方法もまたさまざまな方法があります。自宅供養するのか納骨をするのかなど生前から考えておきましょう。そうすれば、葬儀の後も落ち着いて供養ができます。
また、ペットが亡くなると現実世界で一緒に過ごすという今までの日常は終わりを迎えます。しかし、それは同時に亡くなったヨークシャーテリアとの第二の生活がスタートするともいえます。亡くなった後もペットを大切にしたいと考えるのであれば生前相談で供養の方法を相談しておくことが大切です。
まとめ
ヨークシャーテリアの平均寿命は15年と小型犬のなかでもやや寿命は長めです。しかし、寿命が長めとはいえなるべく長く生きて一緒にいたいですよね。より長生きしてもらうための多くの予防法もあるので元気なうちからしっかり対策してあげることが大切です。
寿命を全うした後も大切にしたいと考えるならペット霊園などに生前相談を行っておくとよいでしょう。愛らしいヨークシャーテリアとできる限り長く一緒に過ごすために日頃からさまざまなことに気を配っていきましょうね。
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