パピヨンが死んだらやるべきことは?葬儀方法やペットロスの対処法とは
2021年2月18日
長く時間を共にしてきた愛犬が亡くなってしまうことは、とても悲しいことですよね。混乱してしまい、何を手に付けて良いのか分からなくなってしまいがちです。
近年は、愛犬を家族の一員として人間と同様に扱うようになり、死後の飼い主様のペットロスによる心理状態も深刻な問題となっています。
今回は、パピヨンという犬種に焦点を当てて亡くなった後にすべきことをご紹介します。
目次
パピヨンが亡くなったらやるべきこと
愛犬のパピヨンが急に亡くなってしまったら混乱してしまいますよね。しかし、冷静に適切な対応をしないといけません。やるべきことをしっかり押さえておきましょう。
ご遺体を安置する
まずはご遺体の安置。適切に行うことでご遺体を綺麗な状態で保てます。
- 清拭する
- 体を冷やして室温を下げる
- 瞼を閉じさせて体勢を整える
- 箱やペット用棺に入れてあげる
安置はこの4ステップで行います。
衛生上、被毛・肛門・目の周りなど全身を清拭してください。体を冷やすときには、氷などが直接触れないようご遺体をタオルで包みましょう。
死後硬直が始まる前に体勢を整えてあげます。脚を曲げて腰を少し丸め、睡眠時の姿勢にします。ペット用棺はペットショップでは売っていないので、ネットで探したりペット霊園に相談したりしてみてください。
葬儀社に連絡する
どこの葬儀社に依頼するかということは焦らずに慎重に考えることが大切です。適切な安置をすれば、夏でも数日間は自宅で過ごせます。
ネットで検索上位にあがっているから、家から近い、安いからなどと安易に選ぶのは危険です。葬儀は、最後の大切な別れなので信頼できる葬儀社を見つけたいですよね。
そのため、実際に施設を見学するのがベストです。また、葬儀社によってプランや費用が異なるので複数比較してみましょう。
死亡届の提出
犬が亡くなったときには自治体・役所への届け出の提出が義務付けられています。提出期限は犬が亡くなってから30日目まで。死亡届の提出先は犬を登録した役所となっています。
30日以内という辛い時期での手続きとなりますが絶対に忘れないようにしましょう。
提出がないと、狂犬病のワクチン接種の知らせが継続して自宅に届いてしまいます。狂犬病予防のワクチン接種を行わないと、20万円以下の罰金が課されるので気を付けましょう。
ペットロスってなに?生前・死後のペットロスの対処方法とは
適切に安置して、しっかり供養できても大切な家族であるパピヨンを失った悲しみが消えることはありません。悲しい気持ちをコントロールして乗り越えられるようにしたいものですね。
ペットロスとは
ペットロスとは、ペットを亡くしたという体験そのもの。または、それによる悲しみの心情を指します。これは、ペットを亡くしてしまうと誰もが経験する当たり前のことです。
しかし、ペットを失った悲しみが大きくなり過ぎて、心の病に陥ってしまう人も多くいます。中には、身体的な病気にかかってしまう人も。
このような症状は、ペットロス症候群と呼ばれます。日常生活に大きく支障をきたしてしまうため、しっかりとした対処が必要です。
ペットロスに備えて生前にできる対策
日頃から愛犬の怪我や病気に気を付けるようにしましょう。気付いたときには余命間近だったり、元気だったのに不慮の事故で亡くなったり·····。このようなことは、かなり強い心的ダメージに繋がってしまいます。定期健康診断、適切な飼い方や環境づくりが非常に重要です。
また、過度に溺愛するのも要注意。溺愛しすぎると、愛というよりも依存関係になってしまいます。依存対象を亡くした時の悲しみは、かなり深刻なものです。
死後にできるペットロス対処法
ペットロスの対処法は、次のような順序でゆっくり行うことが重要です。
- 思いっきり悲しむ
- しっかり供養してあげる
- 信頼できる人に話す
- 日常の過ごし方を変える
- 新しくペットを飼う
まずは、我慢せず思いっきり悲しんでくださいね。悲しみを噛み締めながら、思い出の品を整理しましょう。そして、しっかり葬儀を行って納骨をすることで気持ちにも整理がつきます。後悔のない供養をすることは、気持ちに整理をつける大きな手助けとなります。
また、日常の過ごし方がこれまで通りだと、今までパピヨンにかけていた時間が穴として意識されてしまいます。ガラッと1日を変えてみることも、ペットロスの軽減に繋がります。
葬儀の種類や費用について
丁寧な葬儀はパピヨンにとっての供養になるだけでなく、飼い主の心の整理にも繋がります。良い葬儀をするためにしっかりと検討してみてください。
ペット葬儀の種類
ペット葬儀の種類には、
- 合同葬儀
- 訪問葬儀
- 一任個別葬儀
- 立会個別葬儀
の4種類があります。合同葬儀は他の家族のペットたちと一緒に火葬・納骨が行われるタイプの葬儀です。訪問葬儀は火葬炉がついた特殊車両で行う葬儀。火葬は自宅で行われます。
立会個別葬儀は、最初から最後まで家族が立ち会って火葬してもらえるもので、お別れセレモニーやお骨上げも家族で行えます。一任個別葬儀は、葬儀社に一連の作業をお任せしてしまうタイプです。
パピヨンの葬儀の費用相場
ペット葬儀の費用は、体の大きさと葬儀の種類によって分かれます。パピヨンは小型犬に分類されるため相場は次の通りです。
- 立会個別葬儀:27000円~
- 一任個別葬儀:25000円~
- 訪問葬儀:22000円~
- 合同葬儀:20000円〜
子供のパピヨンなら超小型犬に分類されるので、それぞれ2000円程度安い費用になります。また、オプションをつけたりすると費用は変動します。葬儀社によって体の大きさの基準がバラバラだったりするので比較してみてください。
葬儀の際の注意点も
まずは、葬儀で注意すべきことは葬儀の際の服装です。何を着て行けばいいのか悩まれる方も多いのではないでしょうか。実際のところ、基本的には喪服である必要はなく普段着で黒っぽい落ち着いたもので大丈夫です。ただし、葬儀社によっては人間用の火葬場を利用することもあります。この場合は、喪服が無難といえるでしょう。
次に、持ち物ににも注意が必要です。パピヨンの葬儀でも人間の時と同様に次のような物が必要です。
- 数珠
- パピヨンの写真
- 花
- 好きだったおやつ
- 骨壺
愛するペットの死は突然訪れることが多く、なかなか事前に準備しておくことは難しいかもしれません。しかし、最近ではペットの終活を行い、最後までしっかり愛を注げるように備えている方もたくさんいらっしゃいます。後悔のない供養を行えるように、備えておくこともとても大切です。
まとめ
- パピヨンが亡くなったら安置・葬儀社への連絡・死亡届の提出
- 生前には怪我などに気を付け適度な愛情を。死後は段階を踏んでゆっくりペットロスを解消
- ペット葬儀は4種類。持ち物は人間とほぼ同じ
今まで一緒に過ごしてきた、大好きなパピヨンだからこそ最後まで愛情込めて見送ってあげてくださいね。
家族の一員を失って悲しみに暮れることは当たり前のことです。すぐには立ち直れないかもしれませんが、いつか良い思い出になることを願っています。
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