トイプードルの納骨はどうする?死後から納骨までの流れや注意点とは
2021年2月23日
愛犬のトイプードルが亡くなってしまうことは、とてもつらいことですよね。もし、飼い主さまにとって初めて飼ったペットだと深い悲しみと同時に、亡くなった後にどのようにすればいいのかわからないですよね。
ペットの供養は火葬が主流になってきていますが、その後の納骨については飼い主さまによってさまざまです。この記事では、愛犬のトイプードルが亡くなってから納骨までの流れや、選択できるそれぞれの納骨方法について詳しくお話していきます。
また、個別納骨の際の注意点もありますので合わせてご紹介いたします。
目次
トイプードルが亡くなってから納骨までの流れ
愛犬のトイプードルが亡くなって、悲しさで胸が張り裂けそうな気持ちはよくわかります。しかし、飼い主としての最後にできることは、しっかり供養してあげることです。まず、飼い主さまがやるべきことを説明していきます。
棺の用意や清拭をして安置
トイプードルの死亡を確認したら、まずはご遺体を安置する場所を決めましょう。納める場所はペット用の棺が理想ですが、用意できない場合は使用していたゲージや段ボールなどでも大丈夫です。
棺などの箱に納める前に身体をきれいに拭きあげる清拭を行います。火葬をするまでは、自宅で安置することもありますので、数日間ご遺体が腐敗しないように清潔に保つ必要があります。
ご遺体を納める棺にはペットシートなどを敷き、排泄物で汚れないようにして、その都度取り替えてあげるようにしましょう。
火葬場で火葬する
ペットを火葬できる場所は自治体の火葬場かペット霊園があります。自治体での火葬だと他のペットと一緒に火葬をする合同火葬が多く、費用をかなり抑えることができます。
ペット霊園での火葬は、お骨上げまで手厚く供養できる個別火葬や、時間に余裕がない飼い主さまに対して個別火葬後にスタッフに一任できる個別一任葬など、さまざまな火葬プランがあります。
それぞれのメリット・デメリットを見て愛犬のトイプードルや飼い主さまのご意向に合った方法を見つけましょう。
納骨のタイミングはそれぞれに
火葬後はそのまま納骨することもできますし、返骨してもらい自宅に持ち帰ることもできます。返骨してもらった遺骨は自宅の仏壇でずっと手元供養される方や、気持ちの整理がついたタイミングで納骨ができるペット霊園に持っていかれる方もいます。
仏教的な考えで、納骨することでお骨は【抱く】存在から【拝む】存在へと変化すると考えられています。【拝む】ことが供養の本来の意味にあたるため、いずれは納骨することをおすすめいたします。
ペットの納骨は、人間の納骨のように納骨する時期は決まっていません。飼い主様のタイミングで納骨を行うことが可能です。
また、別の場所で火葬してもらった遺骨も対応してくれるペット霊園も多い傾向にあります。火葬してすぐに納骨のことを心配する必要はありませんので、ゆっくり納骨方法を考えることができますよ。
納骨方法は飼い主さまに合わせて選択する
納骨にもさまざまな方法があります。納骨することが決まったら、ペット霊園にはどんな納骨方法があるか確認し、愛犬のトイプードルと飼い主さまに合った方法を探していきましょう。
写真などの私物が置ける|個別納骨
個別納骨では、ペットごとに場所があって骨壺のまま遺骨を安置することができます。プライベートな場所があるため、写真を置いて好きだったお菓子を置くことも可能です。
駅のロッカーような形で収納ボックスのような少し開放的な形など、個別納骨はペット霊園によって形はさまざまなので、確認してみるといいでしょう。
他のペットと一緒で寂しくない|合同納骨
生前寂しがりやだった愛犬のトイプードルには、他のペットと一緒に安置できる合同納骨もあります。個別納骨と比較すると費用を抑えることができますが、プライベートな場所はないため、写真などを飾ることができません。
また、ペット霊園によっては一度合同納骨した遺骨は返骨できないこともありますので、合同納骨にする場合は先に確認したほうがいいでしょう。
費用や場所を気にしなくてもいい|粉骨
ペット霊園での納骨は、合同納骨でも管理費や永代費用料金がかかってくることもあります。しかし、費用が気になる方は粉骨を選択すれば、納骨堂に納める費用を抑えることも可能です。
容積を取らないため、手元供養を検討されている方はスペースをあまり気にせず納めることができます。
自然葬についてや個別納骨での注意点
納骨の仕方はさまざまなで、飼い主さまとペットに合った形で遺骨を供養することができます。死後の供養方法として、最近では自然葬も人気が高まりつつあります。また、自然葬はもちろん個別に納骨を行う際には気を付けることもありますので合わせてお話していきます。
自然に帰す自然葬が人気
宗教にとらわれずに供養する方法として、散骨・樹木葬などの自然葬があります。自然葬も納骨堂に納めずに供養できるため、安価で土に還すことができて自然志向の飼い主さまに人気のある納骨方法です。
しかし、散骨・樹木葬もどこでも行えることではありません。私有地であれば問題はありませんが、私有地以外の土地では自治体への許可が必要。また、粉骨した状態でないと遺骨遺棄罪などの罪に問われる場合もありますので注意しましょう。
最近では、自然葬の希望者が増加したことから自然葬を取り扱っているペット霊園も多くあります。気になる方は一度問い合わせてみるのもいいでしょう。
個別納骨したい方は火葬方法にも注意
個別納骨を希望される方にまず注意していただきたいことは、納骨前の火葬方法です。合同火葬では、他のペットと一緒に火葬するため、返骨されることはありません。
ですから、個別に納骨をしてあげたいと考えている方は個別火葬してもらう必要があります。
まとめ
愛犬のトイプードルが亡くなってから飼い主さまが行うことは、
- 清拭や棺を用意して安置
- 火葬する
また納骨方法として、
- プライベートが保てる個別納骨
- 寂しい思いをさせない合同納骨
- 自然派向けの自然葬
を紹介しました。
愛犬のトイプードルが亡くなってからの火葬方法や納骨方法に正解はありません。亡くなられたトイプードルが天国で健やかに過ごせて、飼い主さまの心が前に向けるような供養方法を行うことがとても重要です。
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