犬の火葬後に骨はちゃんと残る?遺骨をきれいに残す秘訣とは
2021年3月16日
ペットに手厚い供養をしてあげたくて、納骨を考えている飼い主様もたくさんいらっしゃるかと思います。
その際に重要になるのが、遺骨の状態。まず、ペットの遺骨は残るのかどうかが気になりますよね。できれば、きれいな骨の状態で残してあげたいと思うのが飼い主様の本音。
この記事では、ペットの犬の遺骨をきれいに残すために注意すべきことや、火葬後の骨壷の中の遺骨をきれいに残す方法についても合わせて紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
目次
犬の火葬後に遺骨は残る?
個別に納骨してあげたいと考えている場合、できるだけきれいに遺骨を残したいと思いますよね。大切なペットの犬の骨は、火葬後に残るのかも気になるところ。犬の火葬後の遺骨についてお話していきます。
犬の遺骨はきれいに残る
まず、ペットの遺骨を残したい場合には、「個別火葬」での火葬方法を選択する必要があります。
合同火葬で火葬を行うと他のペットと遺骨が混じってしまうため、あとから取り出すことは不可能ですので注意が必要です。
また、ペットの遺骨は小さいペットほど火葬後に残すのがとても難しい傾向にあります。例えば、かなり小さなペットだと「金魚」「小鳥」などが当てはまります。
これらのペットの火葬でも、火葬業者によってはきれいに遺骨を残してくれるところもあります。なお、火葬業者によっては小さなペットの火葬は受け付けていない場合もありますので、予めご確認ください。
小型犬でもある程度大きさのある犬であれば、まず遺骨を綺麗に残してあげることは可能でしょう。しかし、よりきれいな遺骨を残してあげたい場合には、小さなペットでも火葬炉の設備が整っている霊園を選ぶと安心でしょう。
遺骨の残り方は火葬業者によって違う
ペットの火葬はどこで行っても同じだと思っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、火葬は技術力が必要です。特に小さなペットの火葬は難易度が高く、場合によっては骨が残らないことも。
ペットの骨は、火力が弱くても強くても、時間が長過ぎても短すぎても、きれいに遺骨を残すことはできません。
例で言うと、強すぎる火力は、遺骨が原形を留めず灰になることもあります。火葬を行うスタッフの技術力と経験が重要となります。
犬の場合、大型・中型などにサイズがさまざまですし、ペットによっては痩せてたり、太っていたりする場合もあります。
太っている子は脂肪が多いため燃えやすいなどの違いもあります。大きさに合わせ、火力や火葬時間を決め、それぞれのペット毎に火葬の状況を逐一確認しているような火葬業者には安心して任せられるでしょう。
火葬時に棺に入れるものも骨に影響するので注意
ペットがさみしくないように棺のなかに生前ペットが身に着けていたもの、すきだったものをいれてあげたいと思いますよね。しかし、ペットの遺骨をきれいに残すためには、火葬時に棺に入れるものにも注意が必要です。
洋服(繊維質のもの)
ペットがよく着ていた服を棺に入れたい方もいらっしゃるかと思いますが、化学繊維は遺骨に付着しやすいといわれます。また、繊維が燃えると煤(すす)になってお骨に混じることで、お骨上げの際の妨げとなるでしょう。
プラスチック
例で言うと、プラスチック製のおもちゃは火葬には入れられません。プラスチックを一緒に火葬すると黒い塊で残ってしまい、遺骨に影響を及ぼす可能性があります。
金属
金属はペット火葬の温度では燃え尽きることはないですが、鉄・銅・亜鉛など酸化して色が変わる金属もあります。
酸化した金属が遺骨に付着してしまうため、ほとんどの火葬場で金属は一緒に火葬することはお断りしていることが多いでしょう。ペットが使っていた首輪も金属が付いていれば一緒に入れることはできませんので、注意しましょう。
犬の火葬後の遺骨を骨壷できれいに保存する方法は?
骨は腐ることはないですが、じつはカビが生えることはあります。大切なペットの遺骨にカビが生えるなんてショックですよね。しかし、防ぐ方法はあるので、手元供養されている方はぜひ参考にしてみてください。
湿気のがあるとカビが生えるので注意
高温で火葬された後の遺骨は、乾燥した状態です。保管する場所が湿度が高い場所だとカビが生える原因になります。
遺骨の管理がご自身で難しく、心配な場合は火葬業者に相談したり、火葬のプロのいるペット霊園へ納骨すると安心ですよ。
以下、ご自身でご遺骨をきれいに保管する3つの方法も紹介します。
きれいに保管する3つの方法
遺骨をご自身できれいに保管するにはこの3方法をお試しください。
- 1. 風通しのいい場所で保管する
- 2. 骨壷を密閉する
- 3. 乾燥材を使用する
ご遺骨はなるべく風通しがいい所で管理をしましょう。また、気温の変化が大きいと結露ができやすいため注意が必要です。
また、湿気が遺骨に触れないように骨壷を密封したり、乾燥材を骨壷内に入れてあげることも効果的です。
しかし、気を付けていても大切な遺骨にカビが生えることはあるかもしれません。もしカビが生えてしまった場合は、天日干しする方法もありますが、まずは火葬を行った火葬業者に一度相談してみることをおすすめいたします。
きっと最適な方法をアドバイスしてくれるはずです。
まとめ
ペットの遺骨は、火葬業者にもよりますが小さなペットでもきれいに残すことができます。しかし、火葬にも技術が必要で、きれいな遺骨を残すのは難易度が高いのも事実です。
飼い主様ができる遺骨をきれいに残す方法もありますが、火葬業者を選ぶ際には小さなペットでの火葬炉の設備が整っているペット霊園を選ぶのが安心でしょう。
大森ペット霊堂では、お骨をしっかり残す為の温度管理や、火の出方など、しっかりとした設備を使用しておりますので、安心してご利用していただくことができます。
一度きりの大切なペットの火葬できれいな遺骨を残し、しっかり納骨での供養も行ってあげたいですね。
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