猫の火葬はいつまでにするべき?火葬までの目安時期と3つの注意点とは
2021年3月26日
家族同然の猫が亡くなると、平穏な毎日から一変して悲しみに包まれてしまいます。火葬で手厚く見送ってあげたいと思う反面、すぐにお別れするのは心の準備が整わない、と思う方も多いことでしょう。
「猫が亡くなったとき火葬はいつまでにするべきなの?」
「なるべく長く自宅で安置しておく方法は?」
など、さまざまな疑問が残りますよね。しかし、安心してください。猫の火葬はいつまでにしなければいけないという明確は決まりはないんですよ。
自宅で心行くまで見送りたい場合は長く安置しておく方法もあります。猫の火葬をいつするか決めかねているならできるだけ長くそばにいてもらうための安置方法や注意点を確認しておきましょう。
目次
猫が自宅で息を引き取ったときの死亡確認方法
猫を自宅で亡くしたときは、ご自身で死亡の確認をとる必要があります。本当に息を引き取っているかや蘇生の可能性をきちんと見極めるにはどうしたらいいのでしょうか。
確認するべき点は以下の通りです。
- ①呼吸停止しているか
- ②心拍・脈が停止しているか
- ③対光反射の消失
まず猫のお腹の動きを確認してください。呼吸をしているとお腹が上下に動いているはずです。もし、動きを感じない場合は、猫の鼻先に耳を近づけ呼吸音を聞いてみましょう。
また、胸あたりに手を当て脈を確認してください。トクトクと脈打つのを感じますか?
胸のほかにも首元や後ろ肢の付け根でも脈を確認することができます。どこに触れても脈を感じない場合、残念ですが心肺停止している可能性が高いです。
さらに、瞳孔の確認もしましょう。目に光を当て瞳孔が開いたり閉じたりする動きを対光反射といいます。この働きにより光の量を調節していますが、死亡している場合瞳に変化がなく全く動きません。
医師はペンライトを使用しますが、自宅にない場合はスマホのライトを活用し確認しましょう。ご自身で判断することに不安を感じるようならすぐに獣医師に相談してみてください。
猫の火葬はいつする?安置方法で見る火葬までの目安時期
猫が亡くなったあと、「火葬はいつまでにするべき」という定めはありません。もし、長く安置するのならば遺体は適切に安置してあげる必要があります。また、自宅安置が可能な日数の目安を確認しておきましょう。
保冷剤を使って安置する
安置の際に保冷剤を使う際は、水滴が遺体につくとそこから腐敗が進んでしまうため、必ずタオルに包んで使用しましょう。腸から腐敗が進むので、保冷剤はお腹のあたりにあててください。
2時間~3時間ごとに保冷材がとけていないか確認し、こまめに保冷剤を入れ替えてください。夏場なら1日~2日、冬場でも3日~4日程度が火葬までの目安です。
ドライアイスを使って安置する
ドライアイスもこまめに入れ替える必要がありますが、夏場で3日~4日、冬場で5日~7日と保冷材よりは長い期間安置することが可能です。
猫が亡くなってから火葬をいつしようか決めかねているようなら、なるべく長く安置ができるドライアイスがおすすめです。
しかし購入方法には注意が必要です。スーパーやドラッグストアでは購入ができないので、ネットで購入する場合は商品到着時期など注意してください。
安置用の棺を使って安置する
ペット遺体安置用の棺があるのはご存じですか?
断熱性が高く外気に触れにくい構造になっている為腐敗を遅らせてくれます。保冷剤などを併用すれば冬場なら10日間程安置できますし、夏場でも1週間程安置できるので一番長く安置できるといえます。
現在猫の終活をしているなら、早めに購入をしておきましょう。しかし、あくまでも安置用の棺なのでそのまま火葬できない場合もありますので注意が必要です。
すぐに火葬しない場合の3つの注意点
適切に安置してあれば、猫の火葬をいつするかは自由です。しかし、その期間ただ安置しておくだけではいけません。注意しなければいけない3つの点があります。
1. 季節により腐敗の進行が違う
遺体はとてもデリケートです。気温や室温、湿度などで腐敗の進行は大きく変わります。
夏場は、気温も高く湿度も高いので腐敗が進みやすくなります。エアコンを使用し、室温を低めに設定してください。逆に冬場は、エアコンの使用は控え、窓をあけておくなどして室温を低く保つ必要があります。
また、外が寒いからといって遺体を外で保管してはいけません。カラスや他の動物に荒らされてしまう可能性もあるので必ず安置は涼しい室内で行ってください。
さらに、個室がある場合は問題ないですが、遺体安置している部屋と生活スペースが同じ部屋の場合は室温の調整が難しいので注意しましょう。
2 火葬の予約はなるべく早くしておく
すぐに火葬をしない場合も、火葬の予約は早めにとっておきましょう。当日火葬が可能なペット霊園でも希望日が予約で埋まってしまっている可能性もあります。
猫の火葬をいつするか迷っている場合も同様です。ペット霊園早めに相談しておきましょう。ペット霊園の中にはまだ飼い主様が迷いがあるなかで、早めの火葬を無理に勧めてくる業者もあります。
あまりにも強引な場合は、注意が必要です。気持ちにしっかり寄り添ってくれる業者を選びましょう。
大森ペット霊堂は、猫の火葬をいつするか迷っている方にもしっかり寄り添い、適切な安置方法のアドバイスもさせていただいています。無理な勧誘をすることはもちろんないですし、自宅での安置が難しい方には遺体をお預かりすることもできるので、いつでもお申し付けください。
3. 遺体をこまめに清めてあげる
猫の火葬をいつするにしても大切なことは遺体のきれいな状態をキープしてあげることです。
猫が亡くなってから死後硬直が始まるまでは、リンパ液や排せつ物が染み出ることがあるので鼻の孔や肛門の当たりにガーゼを当てるなどして汚れを拭ってあげましょう。
しかし、死後硬直が進めば収まってきます。死後硬直後も、硬く絞ったタオルなどで遺体をきれいに拭いてあげましょう。
まとめ
猫が亡くなってから火葬をいつするかは、取り決めは特にありません。しかし、遺体の安置方法や季節により自宅で安置できる期間なども変わってきます。
できるだけ長く一緒にいたいなら、ドライアイスや安置用の棺を使うのもいいでしょう。ただ、注意点としては季節に合った室温調整は勿論ですが、猫の火葬をいつするかを決め早めに予約しておくことも大切です。
遺体をこまめに清め、最後のお世話をしっかりしてあげれば、火葬までの間後悔なく過ごすことができるでしょう。大切なご家族でもある猫の火葬は手厚くしてあげたいものです。
手厚い供養をご希望でしたらぜひ、大森ペット霊堂にご相談ください。丁寧なお別れの儀から人間さながらの手厚い葬儀まで、あなたの気持ちに寄り添ってアドバイスいたします。
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