ペットの鳥が死んだら自分で火葬はできる?安置から火葬方法について
2021年4月7日
ペットの鳥が死んだらどうすればいいのでしょうか?
犬や猫が死んだら火葬や納骨などが頭に浮かびますが、鳥も同じように供養できるのかどうかと、迷う方も多いですよね。最近では、鳥などの小動物でも火葬や納骨を行う人が多くなってきました。
今回は、鳥が死んだ直後から納骨までのことを細かくご紹介していきます。
目次
鳥が死んだら直後に行うことは?
ペットの鳥が死んだら慌ててしまいますよね。しかし、死んだ後に適切な行動をすればご遺体をきれいに保つことができます。鳥が死んだ直後に何を行えばいいのかを押さえておきましょう。
鳥のお浄めをする
まずは、ご遺体のお浄めです。濡れたタオルなどを使ってご遺体を清拭しましょう。鳥が死んだら、しばらく時間が経つと、死後硬直が始まります。
そのため、早い内にに姿勢を整えてあげます。羽根を閉じ、真っ直ぐ立っているときのような姿勢がベストです。また、目が開いたままで亡くなってしまった場合は閉じさせてあげましょう。
初めのうちは、身体から出血してフンがでることもありますが、時間が経つと落ち着いてくるので心配は要りません。その度に拭いてあげましょう。
ご遺体を冷やす
傷がある場合を除いて、鳥のご遺体は冷やすことによって1週間程度は腐敗せずに保つことができます。
火葬までの間、タオルなどで包んだご遺体を冷蔵庫に入れて保管するという人が多いようですが、衛生的にそして気持ち的に抵抗がある人も多いはず。
冷蔵庫に入れなくても、氷やドライアイスを使って冷やしても全く問題ありません。棺となる箱やカゴの中に、タオルなどで包んだご遺体と一緒に氷やドライアイスを入れましょう。氷などがご遺体に触れてしまわないように気をつけてください。
鳥が死んだら火葬はどう行う?
ペット火葬がメジャーとなり、鳥が死んだら火葬を行う人も増えてきました。鳥の火葬はどのように行われるのか費用も含めて確認していきましょう。
鳥の火葬方法は主に3種類
鳥の火葬は、他のペットと同様に、
- ・合同火葬
- ・訪問火葬
- ・個別火葬
の3種類があります。合同火葬の場合は、他のペットと一緒に火葬されるため、返骨がされないのでご注意ください。家に車内で火葬できる特殊車両が来てくれて火葬する訪問火葬では、返骨可能かどうか業者によるので確認しましょう。個別火葬の場合は必ず返骨されますよ。
小さな鳥は火葬が難しく、種類によって火加減が異なるため、種類と大きさを業者に伝えることが大切です。
大森ペット霊堂ではただ鳥の火葬を行うだけではなく、人の目で火加減を細かくチェックしてペットに合わせた最適な火葬を行っています。さまざまな種類の鳥の火葬実績を誇っていますので、安心してお任せください。
火葬費用はどれくらいかかる?
鳥の火葬も他のペットの火葬と同様に、その費用は身体の大きさと火葬の種類によって変わってきます。鳥の場合は、小動物に分類されるため、リーズナブルな価格で火葬が行われます。
合同火葬であれば、費用相場は4000~8000円程度。訪問火葬なら5000円前後。個別火葬なら20000~25000円程度。同じ個別火葬でも家族が最初から最後まで立ち会えるタイプのものだと、30000~50000円程度をみておきましょう。
鳥を火葬するときの注意点
鳥は比較的身体が小さいので、業者選びに失敗するとご遺骨がしっかり残らないこともあります。火力調整などきちんと行われているか、予め業者に確認しましょう。しっかりした業者であれば、嘴や翼の骨がわかるほどきれいに遺骨が残ります。
また、骨壷についても予め業者に確認を取りましょう。小鳥などの身体の大きさに合わせた小さな骨壷がない所もあります。
ネットなどで自分で購入した骨壷を使用することもできますが、小さな骨壷がない業者だと小動物の火葬にしっかり対応できるのか心配なところです。どんな小さな動物でも大切な家族の命です。最後のお別れを任せるには慎重な業者選びが必要です。
鳥の火葬は自分でもできる?
鳥が死んだら、自宅の庭などで火葬できるのではないかと考える人もいるのではないでしょうか。しかしその考えは、とても危険です。
野焼きは法律で原則禁止されている
たとえ小鳥であったとしても、自宅の庭や公園、畑や空き地等で火葬することは野焼きにあたります。これは法律で禁止されているので絶対に行わないでください。
5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、ないしは両方が課せられてしまいます。
また、火葬をしなくても公園や空き地などに土葬することも法律違反です。廃棄物の不法投棄にあたいするためこちらも絶対に避けてください。この場合も、野焼きと同じ罰則がついています。
火葬場での火葬温度は1000度以上
火葬場での火の温度は、800度~1200度に保たれています。これは、日本中のどの火葬場であっても同じ基準で定められているんです。
火葬専用というだけあって、火葬に最適な温度に調節されています。というのも、温度が低すぎることで骨が大きく残ってしまい骨壷に入らないこともあるからなんです。
一方で、野焼きでの火の温度は、200~300度までしか上がりません。この温度だと、ダイオキシンなどの有害物質が発生しやすくなり、悪臭を発したり大気汚染のもとになってしまいます。
きれいに骨を残すなら火葬場へ依頼するべき
火葬場では、ただご遺体を炎にさらして火葬しているだけではありません。火葬技師という専門の職員の手によって、火力が調整されているんです。火葬炉についている覗き窓から燃焼具合を目で確認し、ご遺骨が一番きれいに残るように手を加えています。
また、火葬炉の構造上、内臓や汚汁に至る体の隅々までしっかりと焼かれるため、悪臭なども完全にない状態になります。
火葬後の収骨も、火葬技師が丁寧に行うので最後まで綺麗に保たれます。大切なのはどんな種類のペットでも尊厳を持ち心を込めること。
大森ペット霊堂は、動物ファーストの心構えで細部まで配慮を忘れず、どんなペットにも平等に大切に扱わせていただいております。
まとめ
- ・安置の手順は、清拭・姿勢を整える・冷やすの3ステップ
- ・火葬は3種類で種類別に費用が異なってくる。業者選びには要注意
- ・野焼きは絶対にNG。遺骨を綺麗に残すには火葬のプロにお任せしましょう
小さな身体の鳥も、人間や他のペットと同様に火葬から納骨までプロに任せることできれいな状態でのお別れが可能になります。野焼きなどは、法律も絡むため自己判断は禁物です。
鳥が死んだら丁寧な火葬を行って、しっかりとした弔いができるように信頼できる業者選びが必須です。
大森ペット霊堂は、さまざまな種類の鳥の火葬実績を誇っています。ぺットの鳥が死んだらまずはお気軽にご相談くださいね。
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