猫の火葬後お骨はどうする?火葬方法や遺骨の供養方法まで紹介
2021年4月4日
愛猫が亡くなってしまった場合、最近では人と同じように火葬を行うのが一般的ですよね。
しかし、猫の火葬後にお骨をどうするのかについては、多くの方が疑問に思うところではないでしょうか。
今回は、火葬から納骨まで内容を細かくご紹介します。猫の火葬後にお骨をきれいに残す方法や、遺骨アクセサリーとしての納骨方法も紹介していきます。
目次
猫の火葬はどうやって行われる?
猫の火葬の方法には、
- ・合同火葬
- ・訪問火葬
- ・個別火葬
の3種類があります。それぞれ、やり方も費用も異なっているので各々にとってのメリットやデメリットを探ってみましょう。
合同火葬
合同火葬では、他のご家族のペットのご遺体と一緒に火葬されます。そのため、複数匹のペットを積み上げて火葬する業者も。大森ペット霊堂では、ペットの尊厳を重んじ、一体ずつ間隔をあけてお寝かせして火葬を行っています。
ただ、ご遺骨はどうしても他のペットのものと混ざるため、お骨上げや引取りができません。家族が立ち会うこともできないので、ご遺体の受け渡しまでにしっかりと悔いのないお別れを済ませましょう。
また、ご遺骨の引き取りができないとはいえ、納骨後に合同の供養塔にお参りをすることはできるので安心してくださいね。
訪問火葬
訪問火葬では、車内で火葬ができる特殊車両で火葬する方法です。
臭いや煙、有害物質などが車外に出て近所迷惑になる場合もあり、場所も迷惑のかからない場所での火葬が必須です。
また、悪徳業者がいることも過去に報告させており、慎重な業者選びが重要です。費用が安いから、というだけの理由では選ばず、信頼できるかどうかしっかり見極める必要があります。
一任個別火葬・立会個別火葬
個別火葬には、
- ・一任個別火葬
- ・立会個別火葬
の2種類があります。
一任個別火葬は、ご遺体の引き渡しから火葬終了までの作業をすべて業者に委ねるというもの。家族が立ち会うことはできない一方で、立会個別火葬は最初から最後までご家族の立ち会いのもと火葬が行われます。お骨上げもご家族で行うことができます。
人間の火葬に一番近いのがこの「立会個別火葬」です。費用はかかりますが、手厚い火葬で後悔のないお別れができます。
猫の火葬後のお骨はどうするの?
猫の火葬後のお骨は、どうするかという問題がありますよね。猫の火葬後にお骨が綺麗な状態で残るように注意すべきことや、具体的な納骨方法・費用をみてみましょう。
火葬後お骨を綺麗に残すための注意点
猫の火葬後にお骨をきれいな状態で残すために、棺に入れない方がいいものがあります。
まず、濃い色の花や棘のある茎の花。骨に色素がうつってしまうので、花は青や赤よりも白やピンクなどのものを入れましょう。棘は、骨に傷をつけてしまうので控えてください。
次に、化学繊維や金属類。これらは火葬の妨げになってしまい、金属は遺骨にくっつくこともあるので注意が必要です。
ペット霊園のお墓に納骨する
ペット霊園の合同墓では、他のご家族のペットと一緒に納骨されます。大きな供養塔が1つあって、その下に納骨されるという形です。この場合、費用は3000円~1万円ほどと費用を抑えられて管理費もかかりません。
合同供養祭等でしっかりと供養もできるので安心です。多くのペット霊園では、供養祭は1年に一度のペースで行われることがほとんどですが、大森ペット霊堂は年に4回開催しております。
亡くなったペットにも尊厳を持ち、手を合わせ拝むことこそが供養の本質です。大森ペット霊堂の供養祭では、毎回多くの人にお集まりいただき、皆様で偲ませていただいております。
納骨堂に安置する
ご遺骨を安置できる屋内施設である納骨堂は、大体が年間契約になっています。そのため、お墓が決まるまでの間だけ納骨堂に安置するということも可能です。
納骨堂は、個別に棚の一角のスペースが与えられ、そこにお骨を置くという仕様です。費用相場は、年額1万5000円程度。遺影を置くスペースと骨壷を置くスペースの2段分与えられる個別仏壇タイプがある施設も稀にありますがこちらは10万円以上することも。
納骨堂は動物のための施設です。大森ペット霊堂の納骨堂はペット同伴でお参りいただけますので、ペットをお連れになって一緒に亡くなった猫を偲むこともできます。
猫の火葬後に遺骨でアクセサリーも作れる?
猫の火葬後に遺骨でアクセサリーを作って、手元供養をする方法をご存知でしょうか。手元にいつも置いておけるので、ペットロスの癒しにもなると評判です。
遺骨アクセサリーとは?
ペットが亡くなった後にお骨の一部が入った遺骨アクセサリーと呼ばれるものがあります。
お墓や納骨堂にお骨を全て入れてしまうと、お参り以外の時には離れ離れですよね。そんなときに、お骨の一部だけを手元に置けるアクセサリーが選ばれています。
見た目も一見ただのアクセサリーなので、遺骨ということをそこまで意識させられることもなく、ペットロスでお骨を近くに置いておきたい方におすすめです。
樹脂加工タイプの遺骨アクセサリー
樹脂加工を施して作るタイプの遺骨アクセサリーが、主要な遺骨アクセサリーのタイプです。お骨を樹脂の液と混ぜ合わせて作り、混ぜたものを太陽光か蛍光灯にあてて硬化させて完成です。
耐久性にも優れていて、入浴時にも身に着けることができます。業者に依頼して作ってもらうことももちろんできますが、自宅で自分で作ることも可能です。指輪に、お骨を混ぜた樹脂を塗って硬化させるだけなのでとても簡単です。
遺骨をダイヤモンド化するタイプ
猫の火葬後の遺骨や遺灰を材料にして人工的にダイヤモンドを作ることができます。骨から完成したダイヤモンドの硬さや輝きは天然物と変わらないというのだから驚きです。
ちなみに、病気などでお骨が脆かったり状態が悪かったりしてもダイヤモンドを作ることはできます。この遺骨アクセサリーの値段は、カラットやカット、デザインによってさまざまですが価格帯としては数十万~数百万円にのぼります。
まとめ
猫の火葬後お骨をどうするべきか、決まりはありませんが大部分はお墓や納骨堂に、一部はアクセサリーにして手元にという人も多くいらっしゃいます。猫の火葬・納骨にはさまざまな方法があります。ペットと飼い主様に最適な方法を見つけてください。
大森ペット霊堂では、後悔のないお別れを一番に考え最適な方法をご提案致しますので、ご心配ごとなどありましたらぜひ一度ご相談ください。
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