鳥の火葬の方法や費用は?土葬をお考えの方が注意すべきこととは
2021年4月3日
最近では、ペットが亡くなったときに人間さながらに火葬を行うことが主流になってきましたよね。それは鳥の火葬でも同じで、しっかり供養される飼い主様が増えてきています。
ちいさな身体の鳥なら野焼きで火葬しようか、土葬しようかと考えている人も多いかもしれません。しかし、それによってトラブルを引き起こす可能性もあるので注意が必要です。
今回は、鳥の火葬の流れや費用・注意点をご紹介していきます。
目次
鳥の火葬までの流れや注意点は?
まずは、ペットの鳥が亡くなったらどうしたらいいのか確認していきましょう。鳥の火葬でやってしまいがちな禁止事項もあるのでしっかりチェックしましょう。
亡くなった直後は適切な安置を
ペットの鳥が亡くなってしまったら、まずは安置をします。適切に安置できれば、ご遺体を綺麗な状態で保つことができます。
適切な安置の手順は、最初にご遺体を濡れタオルなどで清拭します。時間が経つと死後硬直が始まるので、その前に体勢を整えてあげましょう。翼を閉じさせて体を真っ直ぐに、目が開いていれば閉じてあげます。
そして、タオルなどで包んだご遺体を箱へ入れます。ちいさな身体の鳥は、このまま冷蔵庫に入れるのもいいですが、抵抗がある方はドライアイスや氷を箱に入れてご遺体を冷やしてあげましょう。
いつまでに鳥の火葬を行うべき?
できるだけ早く鳥の火葬を行いましょう。時間が経つにつれて腐敗が進み、ご遺体の状態が悪くなってしまいます。
目安としては冷蔵庫保存で3週間~4週間。ドライアイスでまめに交換しても、1週間~2週間。保冷材や氷だと4、5日ほどです。
野焼きでの火葬は法律違反
自宅の庭や空き地、公園などでの火葬は絶対にやめてください。この行為は野焼きにあたりこれは法律違反です。5年以下の懲役、または1000万円以下の罰金、あるいはその両方が課せられます。
野焼きで火葬しても骨が焼ききれないことがほとんどです。野焼きの火の温度は大体火葬場の700度以下にしかならないので焼けきらず、悪臭のもとにもなります。低温だと有害物質も出るので環境面を考えても絶対に避けたいところです。
鳥の火葬後骨は残る?火葬方法は3種類
鳥の場合も他のペットと同様に、火葬方法が用意されています。また、鳥は身体が小さいのでお骨が残るか心配されている方がとても多いです。
ちいさな鳥でもお骨はしっかり残る?
「小鳥だと身体が小さくお骨がしっかり残らないのでは?」
と、思う方も多いと思いますが小鳥でもお骨はしっかり残るので心配は不要です。翼やくちばしが分かるほどに遺骨が残ります。
また、火葬時間は20分~30分と短めで、身体が小さいと火葬時の風圧で飛ばされやすく、火葬業者の余念ない火力調整が必要です。
大森ペット霊堂は、人の目で火加減を見ており、大小問わず様々な種類の鳥の火葬実績を誇っています。どんな種類の動物でもかけがえのない1つの命です。すべての動物に尊厳をもって火葬しておりますので安心してお申し付けください。
合同火葬
合同火葬は、他の家のペットと合同で火葬されるというもの。業者によってはインコならインコ同士、種類別に合同で火葬するというところも多いです。
お骨が他のペットのものと混じり合うので、火葬後の納骨も合同で行われます。
「後からウチの子のお骨だけ取り出そう」
と思っても、できないので注意しましょう。また、合同火葬は一番費用が安く4000円程が相場なので、費用を押さえたい方におすすめです。
訪問火葬
訪問火葬というのは、車内で火葬することができる特殊車両が自宅に来てくれ、その場で火葬してもらえるというもの。
匂いや煙などは出る場合もあるので、場所をしっかり考慮しないと近所迷惑になる可能性があります。また、訪問火葬は悪徳業者がいたという過去の報告も実際あり、トラブルに発展するケースもあるのでご利用には注意が必要です。
一任個別火葬・立会個別火葬
1羽ずつ火葬してくれる個別火葬には、
- ・一任個別火葬
- ・立会個別火葬
の2種類があります。
ご遺体の受け渡しから納骨までのすべての流れを業者におまかせするのが一任個別火葬。これに対して、立会個別火葬では最初から最後まで家族立ち会いのもと火葬が行われます。お骨上げやお別れセレモニーも家族で執り行うことができます。
大森ペット霊堂では、火葬費用に3000円プラスで火葬のオンライン中継をいたします。多くの人が手を合わせて拝み、偲ぶことで本当の意味での供養ができますよ。
鳥は土葬してもいいの?
大事なペットの鳥を、火葬してしまうのに抵抗があって、土葬を考えている方もいらっしゃるかもしれません。その場合、注意事項があるので以下の注意点をしっかり確認しておきましょう。
鳥を埋める場所に注意
公園や空き地など公共の場に土葬することは、法律違反です。ただ、私有地であれば鳥のご遺体を土葬しても法律的には問題ありません。
しかし、売却や譲渡で土地が他の人の所有物になる場合もあります。そういう可能性が少しでもあるなら土葬は避けた方がいいでしょう。
また、半永久的な私有地であっても近所や通行人から異臭で迷惑をかけるような場所なら避けたいところです。
土に還るには時間がかかる
ご遺体が土に還るには相当長い時間が必要になります。まず、土葬をしてからご遺体が骨になるまでに数ヶ月〜数年。ご遺体から骨まで土に還るには数十年はかかってしまうのが普通です。
時には、うまく骨にならずに土中でミイラ化してそのままの形で残されてしまうということもあります。後からやっぱりお墓に入れようと思ってまた掘り返したとき、そういった状態になったペットを見たときのショックは想像を絶するものでしょう。
土葬する場合は火葬後にしよう
鳥の火葬を済ませてから土葬するという方法をとれば、異臭騒ぎを起こすこともありませんし、土地が人の手に渡っても遺体が露になる心配がありません。
思い出の場所に埋めたいという場合もあるでしょう。そういうときには、鳥の火葬を行ってから土葬するという方もいらっしゃいます。
大森ペット霊堂では、手元供養の遺骨アクセサリーや、自然に還すことを目的にした樹木葬など様々なニーズにお応えできるよう豊富なプランをご用意しています。
トラブルの可能性をなるべく避け、すべての飼い主様とペットたちが後悔のないお別れができるよう心より願っております。
まとめ
鳥火葬も、人間や他のペットと同様に行われます。鳥の火葬後、お骨もしっかり残りますし、その後はお墓などに納骨することも可能です。ペットのことを考えて最適な供養方法を考えてみてください。
野焼きや土葬など法律に触れてしまうような注意事項もあるので気をつけましょう。自己判断せず、もしご心配ごと等ありましたら、火葬のプロである大森ペット霊堂にぜひお気軽にご相談くださいね。
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