ペット火葬の持ち物にルールはあるの?葬儀のマナーをおさえておこう
2021年6月9日
最近では、亡くなったペットとのお別れの仕方もさまざまで、個別に火葬し手厚く供養することができるようになりましたね。ペット霊園などでは、ペットの遺影や花祭壇を飾ってお葬式をします。そこで、人間のお葬式にように、ペットの葬儀に出席するさいにもマナーがあるのか気になりませんか?
今回は、ペット火葬をするさいの持ち物についてご紹介したいと思います。ペットと一緒に棺に入れるものには少しだけ気をつけることがありますよ。葬儀当日に慌てないように、しっかりペット葬儀のマナーをおさえておきましょう。
目次
ペットの火葬当日までに用意したい3つの持ち物
ペット火葬の持ち物は、基本的に人間のお葬式とあまり変わりません。当日まで時間に余裕をもって用意しておきたいものをまとました。ペットが寂しくないように、一緒に棺に入れるものはじっくり考えてあげてくださいね。
数珠やロザリオ
ペット葬儀のさいに、宗教宗派をとくに希望しなければ、一般的に仏式のお葬式のことが多いので、数珠を持っていきましょう。また、キリスト式を希望する場合には、ロザリオがあるとよいですね。ペット霊堂のなかには、神道式のお葬式にも対応していることもありますが、この場合には念珠は必要ありません。
白か黒のハンカチ
愛するペットとのお別れに、ふと涙がこみあげてくるでしょう。ペット葬儀でも、あまり派手ではない、白か黒のハンカチが好まれるようです。また、服装に関しては普段着で出席される人が多いようです。しかし、葬儀に住職や神父を呼ぶ場合には、やはりフォーマルな服装で出席するとよいでしょう。
一緒に棺に入れてあげたいもの
ペットのお供になにを一緒に入れてあげるとよいのか、ご家族がもっとも悩まれることかもしれません。一般的に、次のようなものが好まれています。
・手紙
ペットと一緒に過ごした楽しい思い出や、感謝の気持ちを綴ってみましょう。また、してあげられなかったことに対してはお詫びの言葉を残すと、のちのち後悔しないというご家族が多いそうですよ。
・家族の写真
ペットにとって、家族写真を一緒に入れてあげると心強いでしょう。ご家族の寂しい気持ちもすこしだけ軽くなります。
・ご飯やおやつ
生前ペットが大好きだったご飯やおやつも喜んでくれるでしょう。
・花
人間のお葬式でお供えする花は、キクやユリが定番ですが、ペット火葬ではとくに決まりはありません。ペットのサイズにあわせて、ぴったりの花言葉をもつ花を選んでください。たとえば、ピンクのカーネーションは「感謝」、スイートピーは「優しい思い出」、白いカスミソウは「幸福」という意味が込められていますよ。
ペット火葬の持ち物OKそれともNG?
では次に、ペット火葬の持ち物にふさわしくないものをご紹介したいと思います。とくに棺に一緒に入れるものに関しては、斎場のスタッフとよく相談してから決めるとよいでしょう。
カメラはOKの場合が多い
人間のお葬式で写真を撮る人はまずいないと思いますが、ペット葬儀にはカメラ持参OKの場合が多いようです。ペットとの最期のお別れまで、ご家族の記憶に残るように写真に納めておきましょう。最近では、天国にいったペットの顔を撮影したものを、生前から交流があった人へのお別れの挨拶とする人も増えているようです。写真撮影をすることで、ご家族の気持ちの整理にもなります。
ご飯やおやつは容器から出して少量ならOK
棺に一緒に入れるものとして、ご飯やおやつはOKですが、容器はNGです。缶は火葬中に破裂してしまう恐れがあること、プラスチックは燃焼中に煙や臭いの発生源となってしまうからです。基本的に、首輪などの金属、化学繊維を含む布類、ガラス製品は避けましょう。ご飯やおやつは、容器から出して少量を口元に置いてあげるとよいですね。
色が濃いお花は避けるほうが無難
お供えのお花はOKですが、できるだけ色が薄く淡いものがよいとされています。濃いお花は、火葬後のお骨に着色してしまうことがあるからです。とくに小動物の遺骨は小さく脆いため、色もつきやすいです。きれいな状態で収骨するためにも、色が濃いお花は避けましょう。
大森ペット霊堂のペット火葬でできること
大森ペット霊堂は、東京都大田区にあるペット霊園です。動物ファーストのペット火葬や供養のほか、動物ボランティア団体としても活動しております。ご家族とペットが納得のいくペット葬儀をご提供いたします。
合同火葬・個別一任葬・個別立ち会い葬からお選びいただけます
大森ペット霊堂の火葬には3つの種類があります。ご予約をいただいた日に他のペットと一緒に火葬する合同火葬、個別火葬から収骨までをスタッフが行う個別一任葬、ご家族の立ち会いのもと手厚く供養できる個別立ち会い葬です。生前相談も行っていますのでぜひご相談ください。
バスケット棺・献花・遺影のセットプランや花祭壇プランがございます
生前のペットの写真データをいただけましたら、バスケット棺と献花を合わせてお得なセットをご用意いたします。遺影1500円、通常バスケット棺6000円~8000円、献花5000円分が含まれます。
また、火葬日までご自宅に、あるいは葬儀当日霊園にて、花祭壇の作成することもできます。こちらには、バスケット棺込みの料金で、ご予算にあわせて提案させていただきます。
まとめ
ペット火葬の持ち物には、とくにシビアになることはないでしょう。いつも通りの雰囲気でお別れをしたい人は、普段着で出席されても構いません。宗教宗派にあわせて念珠と、涙を拭うためのハンカチはお忘れなく。
しかし、ペットと一緒に棺に入れるものは少し注意が必要です。ご家族にとっては、ペットが寂しくないようにいろいろなものをお供にしたいところですが、金属やガラス、プラスティックを含むものは火葬時のトラブルの原因となります。また、色の濃い花も、お骨をきれいに残したい人は避けるとよいでしょう。
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