老犬の息が荒く苦しそう…考えられる原因は?
2021年7月6日
「老犬になったわが子が最近息を苦しそうにしている…」
「老犬の息が荒くなるのはどうしてだろう…」
犬が高齢化するとこれまでに感じなかった体の変化に気付くようになりますが、そのような変化に心配してしまいますよね。今回は、老犬の息が荒くなってしまう原因についてお届けしていきます。
目次
老犬の呼吸について
老犬になると身体機能の低下、体力の衰えにより少し動いただけで息が荒くなってしまうことがあります。ただし、犬は呼吸により体温調節する生き物であるため、夏に呼吸が荒く感じるのは通常のことです。夏場でなく、そして動いているわけでもなく老犬の呼吸が荒く苦しそうにしている場合には、何か原因が隠れていると思われます。
老犬の息が荒くなる原因について
老犬の息が荒くなってしまう原因について見ていきましょう。
肺水腫
肺水腫は、肺の中に水がたまり気管支や肺胞などに機能不全が起こる病気のことです
軽症の場合運動時に咳が出るぐらいですが、重症の場合頻繁に咳がでてしまったり、息が荒くなってしまいます。息が苦しいせいで横向きに寝ることができなかったり、座った状態か、立った状態でないといられなくなることもあります。
僧帽弁閉鎖不全症
高齢の小型犬に多い僧帽弁閉鎖不全症は、左心房と左心室の間にある僧帽弁が閉じられなくなり、血液の逆流が起きてしまう病気です。興奮時や運動時に咳がみられ、深刻化すると息が荒くなって呼吸困難があらわれます。
死期が近づいている
老犬であれば、死期が近づいているときも息が荒くなる原因として考えられ、亡くなる直前では異常な呼吸サイクルを繰り返すことがあります。体調に優れず寝たきり状態であったりすれば、飼い主さんもその時は覚悟していることでしょう。
熱中症
暑い夏の時期にパンティング(ハァハァという激しい呼吸)をしますが、熱中症になるとぐったりして元気がなくなったり、よだれが多くなったりします。重症化した場合には、下痢や嘔吐、痙攣が起こります。
老犬の息が荒いと感じたら
老犬の息が荒いと感じたらまずは病院に行くことです。例えば熱中症も、重症化した状態で時間が経過すると最悪の場合は命を落とす危険もあります。そのようなことにならないためにも、高齢になれば日頃愛犬の様子をしっかり観察するようにしましょう。
まとめ:老犬の息が荒く苦しそう…考えられる原因は?
いかがでしたか?今回の内容としては、
- ・老犬になると軽い運動であっても息が浅くなる
・安静にしている時でも息が荒い場合は病気が隠れている可能性がある
・老犬の息が荒くなる病気には肺水腫や僧帽弁閉鎖不全症がある
以上の点が大切なポイントでした。愛犬も高齢化するとささいな変化も心配になってしまいますよね?やはり不安な点があれば、病気が進行して手遅れにならないように、なるべく早い段階で獣医師に相談するようにしましょう。
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