老犬の認知症末期ではどのような症状があらわれる?
2021年7月6日
「老犬が認知症になってしまったかもしれない…」
「認知症が末期になるとどのような症状があらわれるのだろう…」
人間と同じように犬にも認知症がありますが、命ある限り認知症も他の病気などと同じように避けては通れないものです。やはり、事前にそのような知識を持っておくことには越したことがないですよね?そこで今回は、老犬の認知症における末期をテーマにお届けしていきます。
目次
老犬の認知症の末期について
では、老犬の認知症末期における行動などについて見ていきましょう。
徘徊・旋回
老犬の認知症末期になると起こる徘徊は、人間と同じようにあてもなく歩いてしまいます。そして、認知症が進行すると方向転換がうまくできず頭をぶつけてしまったり、隙間にはさまって動けなくなったりするのです。その他、旋回運動と言ってぐるぐる円を描くようにまわることもあります。
認知症によって頭をぶつけたりすることが多いのであれば、怪我をしないためにも、リビングでサークルを設置してあげたり、角の部分にはクッション性のものを付けたりといった工夫をすると良いでしょう。
夜鳴き
認知症の進行と共に起こることの一つである夜鳴きですが、もし夜鳴きをするようになっても飼い主さんが注意すべきなのは、叱らないことです。認知症の症状として夜鳴きが起こりますので、叱ったところで関係性が悪化するだけです。また、認知症によって夜鳴きをしていたと思っていても、別の病気が隠れている可能性もありますので、認知症が進行したタイミングや今までにない変化があった場合には獣医師に診てもらいましょう。
睡眠障害
認知症が進むと、今まで飼い主と同じ生活リズムで昼に起きて、夜起きていたものが、逆転する場合が多くあります。これにあわせて先述した夜鳴きが伴うことが多いため、この状態が長く続くと疲弊されてしまう方もいます。これを緩和させるためには、昼間の時間にコミュニケーションを多く取るようにして、なるべく起きていてもらいましょう。
犬の認知症の予防
愛犬が認知症にならないための予防として、散歩や運動を定期的に行い、日光浴をさせてあげましょう。また、スキンシップをとりながらコミュニケーションの時間を増やしてあげましょう。目を見て声をかけたりしながらコミュニケーションをとると、それも良い刺激になります。
まとめ:老犬の認知症末期ではどのような症状があらわれる?
いかがでしたか?今回の内容としては、
・認知症末期になると人間と同じように徘徊してしまう
・夜鳴きをしてしまっても叱らないこと
・認知症末期は睡眠障害として昼夜逆転してしまうことがある
以上の点が大切なポイントでした。愛犬が認知症になれば、温かく見守り介護をしていく必要がありますが、時としてイライラしてしまうこともあるでしょう。認知症と介護は難しい問題ではありますが、愛犬は歳をとってもかわいいものですので、根詰めすぎずにいたわってあげましょう。
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