愛犬が死んだら役所への届け出が必要?旅立った後の流れを解説
2021年8月24日
愛犬がもし死んだら、役所への届け出や手続きをするべきか、気になっている人も多いと思います。大切なペットの犬が亡くなったら、何をしたら良いかわからないと、不安ですよね。
悲しいことですが、ペットとの別れは、ある日突然やってきます。何をすべきかがわかっていないと、大切なペットとの最後の時間を、思うように過ごせない可能性も。後悔のないお別れをするためにも、必要な手続きを事前に知っておくことが大切です。
万が一の時に慌ててしまわないよう、愛犬が亡くなったらやるべきことやその順番、手続きに必要なものについて確認しておきましょう。
目次
ペットの犬が死んだら役所に届け出が必要な理由とは?
役所では、飼い犬が住んでいる場所や頭数を管理しています。ペットの犬が死んだら、役所への届け出が必要です。届け出をしないと、法律違反で罰則を課される可能性があります。
狂犬病のワクチン接種は役所で管理している
犬から人へ感染する「狂犬病」を防ぐため、日本国内でペットとして飼育されている犬には、役所への申請と狂犬病予防ワクチンの接種が義務付けられています。
狂犬病は、人から人へ感染することはなく、犬が感染の原因となり広まっていく病気です。今の日本では狂犬病は発生していませんが、万が一他の国からウイルスが持ち込まれた場合にすぐ対応できるよう、各役所で飼い犬の把握をおこなっています。
役所には狂犬病予防注射の実施を知らせる役割もあります。役所へ飼い犬の申請をおこなうことで、年に1回、狂犬病予防注射のお知らせが届くようになります。愛犬が死んだら役所に届け出をおこない、お知らせを止めてもらう必要があります。
役所への届け出に必要なものとは
役所への届け出の際は、以下のものが必要です。
- 犬鑑札
飼い犬を役所に申請した際にもらえる札です。犬の首輪につけられるよう、小型で金属製のものが多く、自治体名や登録番号の記載があります。
- 狂犬病予防注射票
動物病院や集団接種会場で狂犬病の予防接種を受けた際にもらえる紙です。
- 死亡届
役場に用意してあります。役所のホームページから印刷し、事前に記入して持参することも可能です。自治体によっては電子申請ができる場合もあります。
役所へ届け出をしないとどうなるのか
狂犬病は、狂犬病ウイルスをもった犬に、人が噛まれることで感染します。狂犬病は発症すると、ほぼ100%の確率で亡くなるという、とても恐ろしい病気です。
そのため、飼い犬に狂犬病にワクチンを打っていない飼い主には、罰則が設けられております。死亡届を出さず放置してしまうと、狂犬病ワクチン接種の義務違反で20万以下の罰金が課される可能性も。飼い犬が死んだら、必ず役所に死亡届けを出すようにしましょう。
愛犬が死んだら役所以外にも血統書団体や保険会社へ報告を
愛犬が死んだら、役所以外にも報告が必要な場合があります。血統書付きの犬や、ペット保険に入っている犬は、各所に報告が必要です。ペット保険に加入している場合、保険金請求の漏れがないかもチェックしましょう。
飼い犬が血統書付きの場合の手続き
愛犬が血統書付きの犬だった場合、登録団体へ報告し、血統書登録の抹消手続きをする必要があります。
血統書は、悪用防止のため、返還を依頼されることがあります。その場合は登録団体の指示に従いましょう。手元に残しておきたい方は、その旨を登録団体に相談すると、返却してもらえる場合があります。
ペット保険に加入している場合は保険会社へ報告を
愛犬がペット保険に加入している場合は、保険会社への連絡も忘れずにおこなってください。死亡の報告をしておらず、保険料がひかれてしまった、保険料が無駄になってしまう可能性があります。
愛犬が病気や事故で亡くなってしまった場合は、保険の対象ではないかも確認もするようにしましょう。病気で治療をしていた場合、亡くなってしまった後でもさかのぼって保険金を請求できる場合があります。
愛犬が死んだら…役所へ行く前に大切なペットとのお別れの準備を
犬の死亡届けには猶予期間があります。愛犬が亡くなったら、役所などへ手続きに行く前に、大切なペットとのお別れの準備をしましょう。お別れの時間を十分にとり、愛犬との最後の時間を大切に過ごしてください。
役所への申請は犬の死亡後30日以内で良い
愛犬が死んだら、役所へ慌てて届け出をおこなう必要はありません。死亡届は、飼い犬が亡くなってから30日以内におこなえば大丈夫です。
血統書登録団体や保険会社への連絡も、その日のうちにおこなう必要はありません。届け出や手続きをおこなう前に、愛犬のお見送りの準備をしてあげましょう。
まずはお見送りの準備をして後悔のないお別れを
愛犬が亡くなったら、お見送りのための準備をしてあげましょう。
- ①愛犬の体勢を整え、身体を綺麗にしてあげる。
- ②ダンボールなどの箱に新聞紙を敷き、愛犬を寝かせ、保冷剤などを入れる。
- ③火葬業者や葬儀社へ連絡する。
- ④火葬や葬儀が一通り終わったら、後日役所へ死亡届を提出し、登録団体・保険会社へ連絡する。
愛犬のために手厚い供養をしてあげたい方は、ペットのお葬式をしてあげるのがおすすめです。
大森ペット霊堂が大切なペットの旅立ちをお手伝いをします
大森ペット霊堂ではペットの火葬やお葬式、納骨などをおこなっております。飼い主さんが大切なペットと後悔のないお別れができるよう、精一杯サポートさせていただきます。
ペットとのお別れの方法に決まった形はありません。飼い主さんが納得できる方法を選んでいただけるよう、さまざま選択肢をご用意しております。突然の葬儀には不安があるという方は、生前相談も可能です。
その他にも、大切なペットとのお別れや葬儀について、心配なことがありましたら、お気軽にご相談ください。
まとめ
愛犬が死んだら、役所に犬鑑札などを返却し、狂犬病予防注射のお知らせを止めてもらう必要があります。届け出をしないと、狂犬病予防法違反で罰せられる可能性があるため、必ず亡くなってから30日以内に届け出をおこないましょう。
必要な場合は血統書登録団体や、保険会社への連絡も忘れずにおこないましょう。病気や事故で亡くなった場合、契約内容によっては保険金の対象になる可能性も。さかのぼって請求することもできます。
愛犬が死んだら、役所へ行く前に愛犬とのお別れの準備をしましょう。後悔のないお別れをしたい方は、大森ペット霊堂へお任せください。
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