犬の平均寿命【ミニチュアシュナウザーの場合】病気や予防策について
2021年12月9日
犬全体の平均寿命は14歳。その中でシュナウザーの寿命は平均的です。大型犬や中型犬など体のサイズで異なり、小型犬は長生きしやすいと言われています。
シュナウザーはミニチュア、スタンダード、ジャイアントの3種類のサイズがおり、人気が高くよく知られているのはミニチュアです。体高約30~35cm、体重4~8kgで小型犬に属します。
番犬として飼われていた歴史があり、遊び好き、好奇心旺盛、従順といった性格で、運動量が多い犬種です。寿命やミニチュアシュナウザーがかかりやすい病気、予防策についてご紹介します。
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監修:わんにゃん保健室 獣医師 江本 宏平
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目次
犬の平均寿命・ミニチュアシュナウザーの場合は?見た目の特徴も
大型犬や中型犬、小型犬で異なる平均寿命。ミニチュアシュナウザーは比較的長生きの部類に属します。トップはトイプードルの15.2歳。ミニチュアシュナウザーの見た目の特徴について見ていきましょう。
ミニチュアシュナウザーは口や眉毛まわりのひげが特徴
“シュナウツ”はドイツ語で“口ひげ”。特徴であるひげはネズミなどの小動物から身を守るためと言われています。14世紀から牧羊犬として活躍したシュナウザーは、ネズミを捕らえたとき反撃を受けることも。ひげは目や鼻、口を守るのに役立っていました。
テリア系の犬も同じように口ひげがありますが、仲間ではなく全く別の犬種となります。
ミニチュアシュナウザーの毛はゴワゴワ?4種のカラーが
ミニチュアシュナウザーの上毛と下毛の二重構造の被毛(ダブルコート)は毛が抜けやすい特徴が。チワワや柴犬などもダブルコートです。しかしミニチュアシュナウザーは触れたときの感触が針金のようなワイヤーヘアーも持っているため、毛は抜けにくいとされています。
体のカラーはブラック、ホワイト、ソルト&ペッパー、ブラック&シルバーの4種類。ソルト&ペッパーは白黒が混ざり、下毛がグレー。ブラック&シルバーは白黒部分がはっきり分かれています。
ミニチュアシュナウザーの平均寿命は12~15歳
犬全体の平均寿命が14歳で、小型犬の平均寿命が14~15歳。シュナウザーは12~15歳のため一般的です。大型犬よりも小型犬の方が長生きします。
どの犬種においても寿命には個体差があり、飼育環境やその他要因が関係します。ミニチュアシュナウザーも同様であり、オスメスで大きな差はありません。現時点で確認されている最高齢は18歳となります。
犬の寿命を縮める?ミニチュアシュナウザーかかりやすい病気
犬の寿命をおびやかす、シュナウザーにも多い病気についてです。尿路結石や糖尿病、乾燥性角結膜炎、白内障、皮膚病、外耳炎、胆嚢粘液嚢腫、膵炎(すいえん)が多いとされています。
尿路結石
体質の影響で他の犬種よりもシュウ酸カルシウムができやすいミニチュアシュナウザー。尿路結石を引き起こします。主な症状は以下の2つです。
- ・頻尿または排尿を嫌がる
- ・血尿
治療は食事療法や手術となります。予防するためには、シュウ酸カルシウムなどのミネラルを含んだ水を与えない、水分を多く摂取することです。ドライフードに水を加え、ウェットフードにすると良いでしょう。
糖尿病
肥満が影響する糖尿病もミニチュアシュナウザーには多いとされています。
- ・水分をたくさんとる
- ・尿がたくさんでる
- ・やせる
以上の症状が見られたら注意しましょう。治療はインスリン注射や食事療法となります。糖尿病にならないためにも、肥満にならないような食事・運動管理が大切です。
その他
ほか、犬の寿命やミニチュアシュナウザーをおびやかす病気です。
- ・乾燥性角結膜炎
- ・白内障
- ・皮膚病
- ・外耳炎
- ・胆嚢粘液嚢腫
- ・膵炎
特にミニチュアシュナウザーは遺伝性疾患として乾燥性角結膜炎などの目の病気に注意を。予防は難しいため、日常の観察や定期的な健康診断が重要です。もちろんトリミングやブラッシングなどのお手入れも欠かせません。
犬の寿命に大切!ミニチュアシュナウザーの心身の健康管理を
犬の寿命を延ばしシュナウザーには長生きしてもらいたい!そのためには病気の予防や早期発見が大切。定期的な体のお手入れや健康診断に加えて、飼い主が注意したい日常の管理についてです。
長生きのための食事・運動・ストレス管理
ミニチュアシュナウザーの病気を予防するのに意識したいポイントです。
- ・人間の食べ物は与えない、子犬・成犬・シニア用のフードを与える
- ・ミネラルウォーターは与えない
- ・1日2回40分程度の散歩や運動をする
- ・ 知育トイで遊ぶ
人間の食べ物は塩分や脂肪分が多いため肥満の原因です。犬の年代に合った栄養素・エネルギーのドッグフードを与え、摂取カロリーの管理をしましょう。また肥満やストレスを防ぐのに運動や作業欲の強いシュナウザーには、ボール遊びや頭を使うゲームを。おやつを隠して探させるワークがおすすめです。
老化症状と予防対策
ミニチュアシュナウザーのシニア期は6~10歳、高齢期は11歳~となります。
- ・睡眠時間が増える
- ・散歩をしたがらない
- ・おしっこの回数に変化
- ・壁にぶつかる
- ・毛ヅヤが悪い
以上の行動が見られると老化が始まっているかも。栄養のとれる食事に加えてサプリメントを追加したり、適度な運動と知育トイを取り入れたり、日光浴をしたりしましょう。
ペットの生前相談は”大森ペット霊堂”へ
犬にも寿命がありミニチュアシュナウザーの場合12~15歳といわれています。日常の健康管理や定期的な健康診断がとても大切です。愛犬には長生きしてもらいたいですが、急な出来事もあるかもしれません。
亡くなった後のご準備できていますか?東京都大田区にある大森ペット霊堂では、愛するペットの葬儀や火葬、供養を行っています。もしものとき焦らないために…亡くなった後の流れについてご相談いただけます。
まとめ
犬全体の平均寿命は14歳であり、シュナウザーは12~15歳と一般的です。ミニチュアシュナウザーは小型犬に属し比較的長生きします。しかしかかりやすい遺伝性の病気もあり、肥満やストレスに注意が必要です。
走ることが好きで作業欲もあるためドッグランで遊んだり、頭を使うおもちゃを与えたりするのがおすすめ。食事管理も大切でしょう。
ミニチュアシュナウザーの高齢期は11歳~。犬にも寿命があります。愛するシュナウザーのトリミングや健康診断に加えて、死後の生前相談はいかがですか?大森ペット霊堂は365日24時間電話相談を受付中。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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