猫の寿命は20年って知ってた?飼い猫の寿命を伸ばす4つの方法
2021年9月24日
「猫の寿命が20年って本当?」
「飼い猫に長生きしてもらうにはどうしたらいいのかな…」
猫を飼っていたり、これから猫を飼いたいと思っている方にとって、切実な疑問ですよね。飼い主として大切な愛猫とは寿命20年と言わず、できるだけ長く一緒に居たいと思うもの。
愛猫に長生きしてもらうためにも、猫の寿命について理解した上で、飼い主としてできることを知っておきましょう。
愛猫の寿命について考えるのは悲しい気持ちになりますが、早く知っておくことで、愛猫の寿命を20年以上に伸ばせるかもしれません。
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監修:わんにゃん保健室 獣医師 江本 宏平
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目次
猫の寿命は20年?猫の年齢を人間で年齢換算する方法とは
「猫の寿命は20年」という言葉を聞くことがありますが、これは本当なのでしょうか。
一般社団法人ペットフード協会によると、猫の平均寿命は15.45年です。
(出典:令和2年 全国犬猫飼育実態調査)
人間の年齢に換算すると、猫は生後1年で約18歳となり、成猫と呼ばれます。人間の生後1年は「赤ちゃん」でも、猫の生後1年は「大人」なんですね。生後2年で約24歳となり、その後は猫の1年は人間の約4年分に換算されます。
計算式にすると、 24+(猫年齢-2歳)×4で、人間に換算した場合の年齢が分かりますよ。
生後7年で44歳となり、この頃から老化が始まるようです。平均寿命である15年で76歳、20年で96歳となります。「猫の寿命は20年」という言葉は、平均寿命ではなく、長く生きて20年というニュアンスということですね。
愛猫に長生きしてほしい!飼い猫の寿命を伸ばす4つの方法
猫の寿命を長くみて20年だと考えても、猫の生涯は人間よりもかなり短いと言えるでしょう。とはいえ、愛猫が寿命20年を超えて、長生きできる可能性もあります。愛猫が長生きするために、「飼い主としてできることは何か?」を考えてみましょう。
室内飼いで事故や病気を防ぐ
前述した「令和2年 全国犬猫飼育実態調査」によると、外に出ない猫の平均寿命は16.13年、外に出る猫の平均寿命は13.57年です。
この差は、外に出ることで交通事故に遭ったり、怪我をしたりするリスクが高くなることが要因だと考えられます。
室内飼いにすることで、事故やケガを防げるほか、空調によって風邪や熱中症のリスクも軽減できるため、室内飼いが長生きに繋がるでしょう。
ただし、アロマや喫煙は、猫にとって負担になる可能性が指摘されていますので、利用について配慮する必要があります。
定期的な健康診断を受ける
野良猫の平均寿命は3~5年だと言われており、かなり短くなっています。飢えと常に隣り合わせである過酷な環境はもちろん、予防接種を受ければ防げる病気にかかってしまうことも要因の一つです。動物病院の存在も大きいですね。
予防接種を受けることはもちろん、動物病院で定期的な健康診断を受けることが長生きに繋がります。病気を防ぎ、早期発見をすることが大切です。
栄養バランスのとれた食事を
飼い猫は食べるものを自分で決められないため、飼い主が食事に気を配る必要があります。
栄養バランスは、「総合栄養食」と記載されているフードを与えれば問題ありません。ただし、分量やカロリーには注意しましょう。
フードのパッケージには、適した分量やカロリーについての記載がありますので、記載を参考にして、与えすぎないように意識することが大切です。肥満はさまざまな病気の要因となります。
ストレスフリーを心がける
ストレスがかかると体調を崩す要因になるため、快適な環境を整えることが大切です。
室内飼いの場合、運動不足がストレスに繋がることがあるため、上下運動ができるようなキャットタワーなどを用意すると良いでしょう。逆に、隠れて落ち着けるような場所もあると良いですね。
生理現象が気持ち良くできるよう、トイレを清潔に保ったり、爪とぎの場所を確保することも大切です。また、猫は気ままな性質なので、追いかけ回したりするのはやめましょう。
愛猫の寿命が近づいてきたらどうする?飼い主がすべきこと3つ
愛猫が長生きできるよう環境を整えても、寿命はいつか訪れてしまうものです。
老衰の症状が表れ、寿命が近づいたとき、飼い主にできることを知っておきましょう。猫の寿命である20年はまだまだ先だという場合も、あらかじめ知識を持っておいて損はないですよ。
毎日の健康チェック
愛猫とスキンシップをとり、痛がる部分はないか、皮膚の状態はどうかなどをチェックしましょう。目や耳、お尻などの周りが極端に汚れていれば、体調が悪化しているのかもしれません。排泄物の色や量も見ておくと良いでしょう。
じっくりと観察し、些細な変化に気づくことが大切です。
老化に伴う適切な介護
猫の寿命が近づき、老化が進むと、歩けなくなったり、食事が上手く摂れなくなったりします。飼い猫の状態に合わせた適切な介護が必要です。
寝たきりになった場合は、床ずれ防止マットを利用し、寝返りを打たせてあげましょう。食事についても、流動状などの食べやすいフードに変更し、口元へ運ぶと食べやすくなります。毛づくろいができない場合は、シャンプーをして清潔を保つようにしましょう。
火葬業者や霊園の検討
考えたくない部分かもしれませんが、飼い猫が亡くなったあとは火葬が必要です。遺体を自宅に安置できるのは、工夫しても1週間が最長となっています。悲しみに暮れる間もなくバタバタと手続きを進めることになるでしょう。
亡くなる前から火葬業者や霊園を探しておくと、時間にも心にもゆとりを持ちやすくなります。火葬の様式や、納骨場所を考えたり、霊園の見学をしておくと良いでしょう。
東京都で霊園をお探しの場合は、大森ペット霊堂にご相談ください。
立会葬儀・個別一任葬・合同葬の3つの火葬プランをご用意しているほか、納骨堂や合同墓地への納骨も可能です。
飼い主さまの気持ちに寄り添いながら、精一杯サポートさせていただきます。
まとめ
猫の寿命は長生きして20年、平均寿命が15年というのが一般的です。
猫の寿命は人間より短いため、共に暮らせるかけがえのない時間を大切にしたいですね。ご紹介した寿命を伸ばす4つの方法は、今から実践できることも多いでしょう。
また、寿命が近くなり、東京都で火葬や納骨の検討を始めたい場合は、大森ペット霊堂をご利用ください。
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