ティーカッププードルの寿命はどれくらい？長生きしてもらうためにできることとは？
2022年12月24日
ティーカッププードルは、ティーカップという名がついている通りとても小さなプードルのことで、ふわふわの巻き毛とコロンとした愛らしさから、ペットとして人気を集めています。
しかし、あまりに小さく華奢な体から、寿命が短いのではないかと心配になってしまう方も多いでしょう。この記事では人気のティーカッププードルについて、その寿命や長生きしてもらうポイントを紹介します。
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監修：わんにゃん保健室 獣医師 江本 宏平
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目次
ティーカッププードルと他のプードルの違いは？
ティーカッププードルは最も小さなプードルの種類です。あまり知られていないことですが、プードルには上から大きい順に次のような種類があるのです。
●スタンダードプードル（体重15〜19kg・体高45〜60cm）
●ミディアムプードル（体重8～15kg・体高35～45cm）
●ミニチュアプードル（体重5～8kg・体高28～35cm）
●トイプードル（体重3kg前後・体高24〜28cm）
●タイニープードル（体重2～3kg・体高20～27cm）
●ティーカッププードル（体重2kg以下・体高23cm以下）
こう並べてみると、ティーカッププードルが非常に小さいことが分かるでしょう。
トイプードルとティーカッププードルは一回り以上サイズが変わりますが、基本的な性格は一緒で、甘えんぼ・賢い・人懐っこい・活発・フレンドリーなのでしつけもしやすいと言えます。
寂しがり屋な面があるので、たっぷりと愛情を注いであげてください。
ティーカッププードルの寿命
ティーカッププードルは特段小さな犬種ですが、その寿命は12〜15歳で平均的な小型犬の寿命と同じです。ティーカッププードルは寿命が短いと言われることもありますが、実際はそうではないということですね。
ティーカッププードルに長生きしてもらうためにできることとは？
大切なティーカッププードルを長生きさせるためには、普段の生活で次のような点に注意するべきでしょう。
ストレスの少ない生活を送る
ティーカッププードルは遊ぶことが大好きな社交的な犬種です。そのため、一人で留守番している時間が長い・運動が少ない・他の犬や人との接点が少ないとストレスを感じやすいのです。
一人暮らしで忙しい生活を送る方には、ティーカッププードルとの暮らしは向いていないかもしれません。毎日散歩をするのが難しいのであれば、室内でもたっぷり運動できる時間を用意してあげましょう。
ティーカッププードルに適した環境を整える
ティーカッププードルの骨は細く折れやすいことから、滑りやすい床での生活は骨・関節・腰に大きな負担になります。骨折は寿命を縮める原因になるため、絨毯を敷く・マットを使うなどの工夫をするべきでしょう。
また、ティーカッププードルは体温調整が苦手なので、冬は20〜30度・夏は26度程度に温度設定をしておくと良いです。寒い時期のお散歩は洋服を着せるなどの工夫をしてください。
口の中のケアをする
ティーカッププードルは口が小さく歯と歯の間が狭いことから歯周病になりやすく、重症化すると命に関わる恐れがあります。そのため、子犬の頃から毎日歯磨きの習慣をつけ、歯磨きトレーニングを続けましょう。
健康的な食事を心がける
ティーカッププードルの食事は、良質な肉や魚・着色料や甘味料不使用・オメガ3とオメガ6配合・お腹や関節をケアするようなものが好ましいです。
最適なドッグフードを見つけるだけでなく、年齢に合わせて都度見直す必要もあるでしょう。
定期的なカットとシャンプー
ティーカッププードルは毛が伸びるスピードが早いため、定期的なカットが欠かせません。カットの回数が不足すると、毛が絡まって毛玉ができ汚れが溜まるなど不衛生な状態になってしまうのです。皮膚病を防ぐためにも、サロンでのカットやシャンプーを日常的に行いましょう。
ティーカッププードルが罹りやすい病気とは？
ティーカッププードルが罹りやすい病気には次のような物があります。
・外耳炎
・膝蓋骨脱臼
・進行性網膜萎縮
・てんかん
・心臓病
また、泌尿器疾患・循環器疾患などで亡くなることが多いです。これらの病気の疑いがある時には、すぐに動物病院に行きましょう。
まとめ：ティーカッププードルの寿命はどれくらい？長生きしてもらうためにできることとは？
いかがでしたか？今回の内容としては、
・ティーカッププードルの寿命は12年〜15年で他の小型犬と変わらない
・ティーカッププードルは寂しがり屋なので愛情をたっぷり注いであげる必要がある
・ティーカッププードルは骨折しやすく暑さや寒さに弱い
・健康的な食事が長生きにつながる
以上の点が重要なポイントでした。ティーカッププードルは小さく可愛らしい犬種ですが、その分体温調整が苦手・骨が弱いなどの注意点があります。その特性を理解して適した方法で生活環境を整えてあげれば、大切な愛犬と長く一緒に過ごせるでしょう。
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