ペットの火葬後、骨壺は自宅に置いても大丈夫?
2018年4月5日
今日は骨壺の自宅保管や、納骨についてのお話をしたいと思います。
ペットの骨壺をずっと自宅に置いておくことは、
何となく良くない気がする・・・。
ペットの魂が成仏してくれないのではないか?ペットの遺骨をすぐに手放すことが出来ない。
そばに置いて置かないと寂しい思いをさせてしまう気がする・・・。など、ペットの遺骨を今後どうしたら良いのかわからないというご相談を頂くことが多いです。
結論から言うと、骨壺をずっと自宅に置いていても全く問題はありません。
遺骨は、そこに魂が宿っているのではなく、その子が生きた証です。
もし、ペットの魂が成仏できないのではと心配ならペットの供養をしっかりとしてあげることで心配もなくなるのではないでしょうか?
飼い主様の意向や宗旨によってもペット供養の仕方は様々ありますが、
飼い主様の心に悔いが残らぬ様、最愛のペットを供養していくことが最も大切です。
ペットの葬儀を対応した飼い主様の話
私が最近対応させていただいた飼い主様のお話ですが、一般的な六角形の骨壺カバーのまま
リビングに置いておくことは来客の目が気になるので、何か良い方法はありませんか?との質問を御受けしました。
遺骨を粉骨し、骨壺カバーがなくてもそのまま置いておける小さい骨壺三種類を提案させていただきました。
これなら来客の目を気にせずに傍に置いてあげられます。と、とても喜んで下さいました。
粉骨をせずに、大きさはそのままでも骨壺カバーを可愛いものにするだけで印象も随分と変わります。
ペットの納骨について
実際大森ペット霊堂では、ペットの個別火葬をされ、ご自宅で供養をされる方は4割ほど、
納骨をされる方は6割ほどです。遺骨を必ず納骨しなければいけないという決まりはないので、個々の飼い主様の気持ちが大切になってくるのかと思います。
供養という考えから言うと、納骨をすることにより、お骨を「抱く」存在から、「拝む」という存在に変わります。そして、手を合わせ「拝む」という事が非常に重要なことです。
納骨の時期については、お気持ちに整理がついたタイミングでしていただくことをお勧めしていますが、時期としてご質問があった場合は、四十九日明けに納骨されることをお勧めしています。百ケ日忌、一周忌、三回忌、月命日という節目に納骨される飼い主様も多くいらっしゃいます。
四十九日は忌日と言われ、忌日は魂が天国へ旅立つ日と言われており、
ペットが極楽に行くことができる日でもあります。
そのため、この忌日を良い時期としてお勧めしています。
もし、四十九日では心の整理がついていないという方は、
他の忌日を選ばれても良いかもしれません。
もし納骨をしても、里帰りと言って、自宅に一時的に連れて帰ることも可能です。
(個別納骨の場合に限ります。)
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どこかのタイミングで、ペットとの別れをしっかりと受け入れていただき、
大切に飼っていたペットを供養してあげることで、
ペットも天国から飼い主様を見守ってくれると、私達は考えています。
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