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中型犬の火葬ガイド:費用・時間・供養方法まで徹底解説

2025年2月6日

愛犬が亡くなることは、とても受け入れ難い出来事です。ですが、いずれはその時が来てしまうものです。何年もの間、楽しい思い出をくれた愛犬を見送る際は、くさんの感謝の気持ちを込めてお見送りをしてあげましょう。このブログでは、主に中型犬の火葬に関する実用的な情報をお伝えしながら、愛犬を見送る上での心構えについてもお話ししていきます。業者選びの注意点や費用相場、遺骨の供養方法など、愛する家族を失ったご家族様にとって支えになる記事になれれば幸いです。

1. 中型犬の火葬費用の相場と目安

中型犬の火葬費用は、体重や犬種によって変動します。一般的には、中型犬は体重が10kgから20kgの犬種を指し、以下のような費用相場が設定されています。

合同火葬の費用

中型犬の合同火葬は、通常25,000円から30,000円程度が相場です。この方法では、他のペットと一緒に火葬されるため、個別に行う火葬に比べて費用は抑えられます。遺骨は霊堂や霊園の共同墓地に埋葬されるのでお手元に戻りません。

個別一任火葬の費用

個別火葬の場合、30,000円から40,000円となります。この方法は愛犬を単独で火葬するため、より丁寧な供養が可能です。スタッフが火葬からお骨上げまで行うので、行程には立ち会えません。火葬後には、遺骨を返してもらうことができるので、ご家族様にとって安心感がある選択肢です。

個別立会火葬の費用

個別立会火葬は、すべての行程に立ち会えるプランとなるため、費用が高くなります。葬儀場によってかなり変動はありますが、平均で50,000円から60,000円ほどです。料金は高くはなりますが、愛犬をお見送りするすべての行程に立ち会えるため、気持ちの整理がつきやすくなります。

追加料金の可能性

料金は一般的には火葬代のみのため、仏具など(お位牌や遺骨カプセル、足跡スタンプ…)別途購入したい場合は追加料金がかかります。式場によっては骨壷代やカバー代なども金額に含まれていない場合がありますので予約時に確認しておくと安心です。(大森ペット霊堂の火葬料金の中には骨壷代とカバー代は含まれます。)

中型犬の荼毘に伏す際は、これらの相場を参考にしつつ、各社の料金やサービス内容をしっかりと比較し、納得できるプランと業者を選ぶことが大切です。

2. 中型犬の火葬時間は体重や犬種によって異なる

中型犬を火葬する際の所用時間は、愛犬の体重や犬種によって大きく影響されます。荼毘に伏す際は事前にある程度の体重を把握しておくことが重要です。以下の項目で、中型犬の火葬にかかる一般的な時間について詳しくお伝えしていきます。

中型犬の火葬時間の目安

一般的に、中型犬の火葬時間は以下のように分類されます:

  • 10〜15kgの犬: 約50分前後
  • 15〜20kgの犬: 約60分前後

また、個別立会火葬を選択する場合は、スタッフが整骨をする時間もかかるため、+30分ほど見積もっておきましょう。事前に所要時間を把握しておくことで、お見送りをする日の予定が立てやすくなりますので、ある程度把握しておきましょう。

火葬時間に影響を与える要因

火葬にかかる時間は、犬の体重以外にもいくつかの要因によって変動することがあります。たとえば、以下の例があります。

  • 季節: 寒い冬は、火葬にかかる時間に影響を与えることがあります。
  • 葬儀場: 葬儀場によって火葬炉の性能や温度設定が異なるため、所要時間が前後する場合があります。
  • 火葬プラン: 通常の火葬プランとは異なり、特別なセレモニープランを選ぶと、追加の時間がかかることもあります。

具体的な参考例

たとえば、平均的な中型犬の体重が約20kgの場合、火葬にはおおよそ60分程必要とされています。プランによって流れが変わるので、予約時にスタッフに確認しておくことが大切です。自分の希望に合ったお見送り方法を選んでいきましょう。

3. 送迎火葬で中型犬を見送る際の注意点

送迎火葬は、スタッフが自宅まで愛犬を迎えに行き、施設で火葬とお骨上げをした後、また自宅まで連れてくるお見送り方法です。小さなお子様や、身体が不自由な方がご家庭にいる場合にオススメです。また自宅付近に葬儀場がない方にもオススメの方法となります。以下に、いくつかの送迎火葬についてのポイントをまとめました。

3-1. 送迎火葬業者の選定

まず、送迎火葬業者を選ぶ際には、中型犬に対応できるか確認しましょう。 業者によっては、送迎車やスタッフの関係で小型犬までしか対応していない場合がございます。中型犬の扱いに経験不足のところもありますので、下調べが重要です。

3-2. ご遺体の状態と移動方法

中型犬のご遺体を運ぶ際、専用の棺や箱を用意している業者もありますが、ほとんどは飼い主が事前に用意するご家庭が多いです。 もし、愛犬を寝かせる箱や棺を持っていない場合は、予約時に業者に伝え、箱を用意してもらいましょう。場合によっては毛布の上に寝かせたまま移動する場合もあるので、愛犬の状態や葬儀場のルールに従い、当日は移動しましょう。

3-3. ご近所様への配慮

中には、亡くなった愛犬をご近所に知られたくないと思う方もいらっしゃいます。特にマンションやアパートに住んでいる場合は、車までの移動中、エレベーターなどでご近所様に遭遇してしまうこともあります。 気にされる方は予約時にその旨をスタッフに伝え、配慮をしていただきましょう。

3-4. ご遺体の安置

お迎えが来るまでの間、愛犬の身体を適切に安置しましょう。死後硬直が始まる前に(死後1時間以内)愛犬の身体を楽な体勢に整えてあげましょう。この際、四肢は軽く曲げてあげると良いです。(四肢が伸び切っていると車や火葬路の中でぶつかってしまったり、棺に収めてお見送りする場合ははみ出てしまうことがあるからです。)また、鼻や口から血が出ている場合は、ティッシュで拭き取り、顔の下にハンカチなどを敷いて頭の位置を少し高くしてあげましょう。そうすることによって血や体液が漏れにくくなります。必要に応じて、愛犬の身体の下にペットシーツを敷いておいてください。

3-5. 火葬にかかる時間の把握

中型犬の火葬には、通常1時間から1時間半程度が必要です。お見送りする日に予定を入れる場合は、必ず火葬時間を把握して予定を組みましょう

3-6. 料金に関する確認

中型犬の火葬費用は、選ぶプランによって差が生じます。 そのため、事前に見積もりを取ることをお勧めします。また、急な出費に備えて、クレジットカードなどの利用が可能かも確認しておくと安心です。

4. 中型犬の火葬後の遺骨の供養方法

中型犬を荼毘に付した後の遺骨供養にはさまざまな選択肢が存在します。各方法には独自の特徴や利点があり、ご家族様の思いを反映した最適な手段を選ぶことが大切です。

1. 納骨の方法

納骨とは、遺骨を専門の墓地や納骨堂に埋葬することを意味します。この方法はペット霊園やペットを受け入れている寺院で行われることが一般的で、最近では人間の霊園でもペット用の合祀墓が設けられることが増えてきました。納骨を行うことで、気持ちの整理がつきやすくなります。ただし、必ず納骨をしないといけない決まりはないので、ご自身の考えに沿って、どうするか決めてください。

2. 埋骨

埋骨は、火葬された遺骨を土に埋める方法であり、土葬と比べて早く自然に還ることが可能な選択肢です。この方法は法律に基づいて自分の土地に遺骨を埋めることが認められているため、慎重に埋骨場所を選定し、行うことが重要です。この選択をすることで、遺骨は自然に戻ることができます。

3. 散骨

散骨は、遺骨を粉砕し海などの自然の中にまく方法で、特に自然を重んじる飼い主に多く選ばれています。最近では散骨に関する法律も整備されつつあり、散骨を行う際には、適切な許可を得た霊園や業者に依頼することが推奨されています。

4. 自宅での手元供養

手元供養は、遺骨を自宅で保管し、飼い主が自身のタイミングで供養を行うスタイルです。特別な祭壇や記念品を用意しなくても、個々の生活スタイルに合わせた形で供養を進めることが可能です。ただし、長期間この方法を続けることで、ペットロスをより一層深めてしまうこともあるため、注意が必要です。

5. 分骨による供養の選択肢

最近人気が高まっているのが「分骨」という方法です。これは遺骨の一部を自宅に保管し、ロケットや小さなカプセルに入れて持ち運ぶことができるものです。この方法を選ぶことで、飼い主は愛犬を常に身近に感じられ、日々の生活の中で癒しや安心感を得ることができます。残りのお骨は納骨をするご家族様が多いです。

中型犬の火葬後の供養方法は多岐にわたります。それぞれの選択肢の特性や利点を十分に考慮し、自身の感情に合った供養方法を見つけることが重要です。

5. 中型犬が亡くなった時の適切な安置方法

大切な中型犬が亡くなった際の安置方法は、飼い主にとって非常に重要なポイントです。適切な安置を行うことで、ペットへの最後の気遣いを示し、安らかな日々を送ることができます。ここでは、中型犬を亡くした時の適切な安置方法について詳しく解説していきます。

安置の環境を整える

最初に、亡くなった中型犬を安置するための環境を整えましょう。以下のポイントを参考にしてください。

  • 場所を選ぶ: 騒音の少ない静かな場所やよくいたお部屋などを選ぶことで、ペットは穏やかな安らぎを感じることができます。
  • 温度管理: 室温は涼しい状態に保ちますましょう。夏は必ず冷房が効いた部屋、冬は暖房をつけていない部屋に寝かせましょう。中型犬の遺体は体温が下がりにくく、蒸れや腐敗を防ぐためには温度管理が重要です。

安置方法と注意点

中型犬の遺体を適切に安置するための具体的な方法と注意点を以下に示します。

  • 清拭を行う: 遺体を安置する前に、丁寧に身体を拭いてあげましょう。これにより、愛犬が不快感を軽減することができます。
  • 安置箱の用意: 遺体を段ボールやペット専用の棺などの安置箱に収めることがをオススメします。この際、体液が漏れでても大丈夫なように、身体の下にペットシーツを敷きましょう。箱の中を過ごしやすいように整えておくことが重要です。
  • 冷却剤: ご遺体に保冷剤などの冷却剤をおきましょう。腐敗の進行を遅らせることができます。また、ペットシーツの下によく使用していた毛布やバスタオルを敷くことで、より安心感を与えることができます。

安置期間について

安置期間についても考慮が必要です。通常、中型犬の場合は2日から3日が目安です。以下の点に注意してください。

  • 夏場の管理: 暑い季節には、特に液体の漏れや臭いの発生に注意が必要です。夏場は2日以上安置する場合はドライアイスを使用しましょう。
  • 身体の体制: 死後硬直が始まる前に、手足を内側に折り曲げてあげましょう。そうすることで、後の処置が行いやすくなります。

飼い主の感情のケア

ペットとの別れは非常に悲しい体験ですので、自身の感情に寄り添うことも大切です。無理をせず、周囲にサポートを求めることも考えてみてください。安置の過程でも、愛するペットへの愛情を感じながら、心を込めて接することが重要です。

まとめ

中型犬の火葬と供養には様々な選択肢がありますが、飼い主一人一人の思いや生活スタイルに合わせて、最適な方法を見つけることが大切です。ペットの安置から火葬、そして遺骨の供養まで、大切な最期の時間を丁寧に過ごすことで、飼い主はペットとの絆を感じながら、心の支えを得ることができるでしょう。中型犬の死別は悲しい経験ですが、愛情を込めた最後の別れができるよう、飼い主の思いに沿った形で送り出すことが大切です。

よくある質問

中型犬の火葬費用の相場はどのくらいですか?

火葬費用は、葬儀場やお見送りの方法によって異なり、追加費用もかかることがあるため、事前に見積もりを取ることが重要です。

中型犬の火葬にはどのくらい時間がかかりますか?

中型犬の火葬時間は、体重によって異なります。10〜15kgの犬では約50分前後、15〜20kgの犬では約60分が目安となります。季節や葬儀場、選択するプランによっても所要時間が変わる可能性があります。

送迎火葬する際の注意点はありますか?

送迎火葬を選択する際は、中型犬に対応できる業者を選ぶことが重要です。ご遺体の運搬方法や火葬時間の把握、料金の確認などにも注意が必要です。ご近所への配慮も忘れずに行いましょう。

中型犬の火葬後の供養方法にはどのようなものがありますか?

納骨、埋骨、散骨、自宅での手元供養、分骨など、様々な供養方法があります。飼い主の思いに合わせて、適切な方法を選択することが大切です。それぞれの特性や利点を理解し、自身に合った供養方法を見つけましょう。

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大森ペット霊堂とは、東京都大田区にある20年以上数多くのペット火葬に携わり、多くのペットと暮らす家族や著名人からも信頼をいただくペット霊園。亡くなった命も生きている命も大切にする施設として、数多くのメディアに出演する。ボランティア火葬など、行き場のない動物達を無償で引き取りを行う日本で唯一のペット火葬施設である。また、動物の保護活動を行い、行き場のない動物達を施設内で育て、家族を探す活動を行っている。 【所在地】〒143-0012 東京都大田区大森東2丁目1-1 【TEL】※ペット火葬・葬儀24時間受付 0120-176-594

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