犬の気持ちが読み取れる5個のしぐさ
2019年1月26日
愛犬の気持ちが分かればもっといいのに!と感じることはありませんか。愛犬は私たちが嬉しいときも悲しいときもいつもそばにいてくれる大切な家族の一員です。愛犬の考えが分かればもっと生活が楽しいものになるはず。愛犬のよく行う代表的な仕草についてみていきましょう。
目次
愛犬とのコミュニケーション
犬は言葉で気持ちを伝えられませんが、仕草や行動で一生懸命人間に自分の気持ちをアピールしています。愛犬のボディランゲージの意味を飼い主さんが正確に理解することによって、愛犬とのコミュニケーションが取れるようになります。愛犬からのメッセージを受け取り、それを正しく返してあげることで愛犬との絆はさらに深まるでしょう。
愛犬によく見るしぐさ5個
愛犬が自分の気持ちや要求を伝えたいときにみせる仕草についてご紹介します。
甘えたいときのしぐさ
愛犬が飼い主さんの体に前足を乗せることがあります。これは飼い主さんに何かして欲しいことがあるときや、甘えたいときにみられる仕草です。子犬が母犬に甘えるときの行動なので「パピーリフト」と呼ばれています。
犬が顔や口周りをなめるときは、相手に対する愛情や信頼を表現したいときです。”大好きだよ”という気持ちが込められています。犬は人と共に生活する前には、オオカミとして群れのなかで自分よりも格上のオオカミに対して挨拶代わりに口元をなめていました。そのため犬のこの行動は、野生の習性のなごりではないかと考えられています。
動物にとってお腹は急所です。愛犬がコロンと転がってお腹をみせる仕草は、飼い主さんへの服従の姿勢であるとともに、心からの信頼や甘えたい気持ちを表します。愛犬がお腹をみせたときは、優しくそっと撫でてあげましょう。
ストレス・不安のしぐさ
唾液で被毛がベタベタになるくらい、愛犬が前足をなめていることはありませんか?人間の目には”肉球の間に何か刺さっているのかな?”や”皮膚がかゆいのかな?”と映るでしょう。実は、これはストレスを感じているときに犬が見せる仕草です。人間が爪を噛んだり、貧乏ゆすりをしたりする行為に似ています。
叱っている最中に愛犬にあくびをされて、カチンときたことはありませんか?実はあくびは犬にとって緊張状態やストレスを和らげるための行為です。”私が悪かったからもう怒らないで”というサインで、愛犬があくびをしたらひどく叱りつける事は控えると良いでしょう。
犬が尻尾を巻いているときは、不安感や恐怖心を抱いているときです。無意識に尻尾で急所を隠そうとするために、この仕草をします。愛犬の尻尾が足の間に垂れ下がっている場合は、優しく声をかけ体を撫でてあげてください。
複数の意味をもつしぐさ
愛犬が耳を後ろに寝かせているときは、喜びや甘えを表現しています。飼い主さんに遊んでもらって嬉しいときや抱っこされて甘えているときに、よく見られる仕草です。一方で、不安や怯えを感じたときにも耳を後ろに倒します。愛犬の心理状態を見極めるために大切なのは尻尾です。尻尾を振っている、尻尾を下げている、尻尾を足の間に隠しているなど、尻尾の状態を見ることで愛犬の気持ちを判断できます。
体をこすりつけるしぐさには色々な意味があります。飼い主さんの体に自分の体をこすりつけるときは、愛情表現であったり甘えたい気持ちの表れであったりすることが多いです。ただし飼い主さんが横になっている体勢のときに、飼い主さんの頭や顔に体をこすりつける場合は”自分のほうが偉いんだぞ!”というアピールである可能性があります。散歩中に地面に体をこすりつける仕草をするのは、オオカミ時代の習性が残っているためだと考えられています。オオカミには地面に体をこすりつけることで自分の体臭を消し獲物に近付く習性があるためです。
愛犬が左右に尻尾を激しく振っているときは、最大級の喜びを感じているときです。しかし、警戒心を抱いているときにもこの仕草を見せます。散歩中の犬に出会い尻尾を振っているのを見て、撫でてあげようと手を出したところをガブリと噛まれてしまったというケースがありますので注意が必要です。
緊張や拒絶のしぐさ
愛犬がぶるぶるっと体を震わせる仕草をするときは、緊張や拒絶といった感情を表しています。しつけトレーニングの最中に愛犬がこの仕草をしたら、少し休憩を挟んであげると良いですね。
よく音を聞き取りたいときのしぐさ
気になる音が耳に入ったときや異常な音を耳にしたとき、盛んに小首をかしげる仕草をします。これは”今の音はなに?もっとよく聞きたいよ”という感情の表れです。人の話し声に反応して首を傾げる犬は「話し好き」と言われています。
しぐさを知ってもっと仲良しに
愛犬がよくみせる仕草についてご説明しました。仕草の持つ意味を知ることで、今以上に愛犬と良い関係を築くことができます。大森ペット霊堂では飼育相談窓口を設置しておりますので、愛犬について分からないことがあればいつでもご相談ください。
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