グッピー飼育のコツはコレで決まり!飼育から健康チェックまで
2019年2月19日
おうちで簡単にアクアリウムを作って癒されたいということで、グッピーが熱帯魚の中で人気を集めています。色鮮やかなグッピーの泳ぐ姿に癒されますよね。グッピーは、比較的初めての方でも飼いやすい熱帯魚です。しかし、飼育方法や病気について知らないことで元気がないことに気づかず対応が遅れてしまうこともあります。自宅で出来るグッピーの飼育方法のポイントや病気のSOSサインについてまとめてみました。
目次
グッピーの飼育4ポイント
グッピーを飼育するポイントを4つに絞ってご紹介します。
1.グッピーの住みやすい水槽作り
グッピーに限らず熱帯魚を飼育するときに大切なのは『水』です。理想的な水槽作りは、グッピーを迎える2週間前には水槽に水を張り、ろ過機を使ってグッピーが住める環境を整えておくことです。時間が足りない場合は、水道水にハイポ錠剤(水質中和剤)を溶かしカルキを抜きます。水道水にグッピーを入れると死んでしまいますので、カルキ抜きは必ず行いましょう。水温は22~28度を目安にしてください。
グッピーは基本的には食欲旺盛です。だからこそ飼いやすいのですが、欲しがるだけ与えてしまうと排泄物が増え、水が汚れやすくなります。水質管理のためにも餌の与えすぎには注意しましょう。
グッピーのストレス軽減や水質管理には水草の設置がオススメです。グッピーは弱アルカリ性の水質を好みますので、弱アルカリ性で育ちやすい水草(クリプトコリネ、レトロスピラリスなど)を選びます。
2.グッピーの餌
栄養の偏りを防ぐため、毎日与える餌にはグッピー専用のものや小型熱帯魚用のものを選びます。生餌を与えたい場合は、イトミミズや赤虫、プランクトンがオススメです。生のタイプと冷凍タイプがありますので、飼い主様のお好みに合わせて購入してください。
食事の回数は1日1~2回を目安とし、グッピーが3分以内に食べきれる量を与えます。餌の時間を決めておき、複数回に分けて与えると、グッピーが食べきれなかった餌が水槽の底に沈み、水を汚してしまうことを避けられます。
3.グッピーと一緒に住んでいいお魚とは?
グッピーと相性の良い熱帯魚としては、性格の穏やかなメダカやカラシン、コリドラス・ローチなどが挙げられます。混泳を避けたいのは大型魚や肉食魚です。体の小さいグッピーが食べられてしまうためです。気性の荒い熱帯魚もまた、温和な気性であるグッピーとの混泳には向きません。
グッピーを飼育する際に注意していただきたいのが、繁殖能力が非常に高いために放って置くとどんどん数が増えてしまう点です。数を増やしたくない場合は、オスとメスを分けて飼育する、稚魚の隠れ場所になる水草を取り除くなどの方法があります。
もしもグッピーが増えすぎて困った時は、友人や知人に声をかけて引き取り手を探してみましょう。どうしても引き取り手が見つからない場合は、ペットショップや熱帯魚の専門店に相談してみてください。
4.グッピーの健康管理
グッピーの平均寿命は約1年と言われています。ペットショップなどで購入した場合は産まれてからすでに3カ月程度経過していますので、一緒に過ごせる時間はもう少し短くなります。
体長は大きいものでも5cm程度です。熱帯魚としては飼育しやすく、体が丈夫であることでも有名なグッピーですが、健康維持のためには水を快適な状態に保つことが重要になります。水質管理を徹底することで病気が予防でき、寿命を延ばすことにつながります。
グッピーの健康チェックポイント
グッピーの様子がおかしい、もしかして何かの病気では?という場合、病気を判断するポイントについてご説明します。
1.本体に異変はあるか
グッピーが何らかの病気に罹っている場合、体に表れる症状としては以下のようなものがあります。
・白い点々がある
・血が滲んでいる
・他のグッピーと比べて痩せている
・むくみが出ている
・動きが鈍く元気がない
2.ヒレに異変はあるか
ヒレが白く濁っている場合、「カラムナリス病」の可能性があります。グッピーが罹りやすい病気の1つで、病状が進行していくと白濁はヒレ全体へと広がり、やがてはヒレが裂けてボロボロになります。
カラムナリス病は感染力が高い病気です。ヒレに白濁が見られた場合は、ただちに他の魚とは別の水槽に移しましょう。早期に治療すれば完治が見込めますので、早めに対処してください。
3.行動に異変はあるか
泳ぎ方に元気がない場合や、動きが鈍い場合は「細菌感染症」が疑われます。すでに「細菌感染症」に罹っている熱帯魚だと知らずに、グッピーと同じ水槽に入れてしまうことで、グッピーにも感染してしまうと言われています。
ヒレを閉じたまま力なく泳ぎ、やがては死に至る恐い病気です。異品種の魚をグッピーの水槽に入れるときは、別の水槽で何日か様子を見て、病気を持っていないかどうか慎重に見極めてください。
グッピー飼育のコツを掴んでグッピーマスターへ
グッピーの飼育のポイントや、気をつけたい病気についてまとめました。大森ペット霊堂ではペット葬儀のご相談だけでなく、ペットの健康相談も受け付けております。グッピーの様子で気になる点があるときは、いつでもお気軽にご相談くださいね。
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