動物の愛護活動について
2019年6月22日
こんにちは。大森ペット霊堂の荒井です。
先月は、平成から令和への改元がありましたね!そして、長い長いゴールデンウィークでした。皆さんは、どのように過ごされましたでしょうか?中には10連休の方も、いらっしゃったのではないでしょうか?自分は、このゴールデンウィーク、大森ペット霊堂のひとりとして、御徒町駅前で開催された動物愛護のイベント、「すまいるフェス」に参加してきました!
誰でも無料で入場できるイベントで、動物の事が大好きな、たくさんの団体が出展し、活動をPRしたり、景品や試供品を配布したりして、大変賑わっていました。「動物愛護を知ることから始まる」と謳っているように、多くの方に動物愛護の活動を知っていただくきっかけを作るイベントとなっています。今回は、この動物愛護について話したいと思います。
動物愛護という言葉は、よく耳にされますよね。毎年9月には、動物愛護週間というものもあります。ところで、この動物愛護という言葉、どういう意味で使われている言葉なのでしょうか?深く考えた事はございますでしょうか?一言で動物愛護といっても、その考え方には幅があって、種類があって、ちがいがあります。いくつか紹介してみようと思います。
動物の愛護
動物の愛護とは、最近では後述する考え方も含めた、広義的な使われ方をしていますが、もともと狭義的には、人間の視点に立った考え方です。人間が、弱い立場である動物をまもってあげることをいいます。この場合、人間と動物は平等ではありません。動物を虐める事は、可哀想だから止めましょうという、情緒的な面を持っています。日本では、動物愛護法というものがあるように、この考え方が主流になっています。
動物の福祉
動物の福祉とは、現在多くの社会に受け入れられている考え方で、アニマル・ウェルフェアとも呼ばれており、動物の視点に立った考え方です。動物が生きていく上で幸せな暮らしをまもることをいいます。動物が幸せに暮らす為には、虐める行為は止めましょうという、理論的な価値観を持っています。海外では、動物福祉法というものがあり、この考え方が主流になっているようです。但し、人間が動物を食べる為にやむを得ず殺すことは認めています。
バランシング・ポイント
ここまで、動物の愛護や動物の福祉を紹介しました。動物の権利という考え方もあります。それでは自分たちは、動物たちとどのように関わっていけばよいのでしょうか?各動物愛護の団体を見ていると、「こうしなければいけません」という意見が目立ちます。自分は、動物を思いやる気持ちがあれば、ひとりひとりが異なる立場に立っていても良いと思います。例えば、動物の愛護と動物の福祉の、中間の考え方を持つ人もいると思います。
それぞれの間に立つ考え方を「バランシング・ポイント」といいます。その考え方は、個人によって異なります。例えば、100%動物の権利に賛同は出来ないけれど、動物の福祉よりはその意見に近い、という人もいるでしょう。大切な事は、人間社会で一緒に暮らす動物たちに対して、無関心にならない事だと思います。
捨てられた子猫を見つけてしまった時、自分だったら、何ができるでしょうか?大森ペット霊堂には、保護された動物たちがいます。とても可愛らしい子たちですので、良ければお顔を見にご来堂下さい。ご自由にお参りや、施設の見学も可能です。
スタッフ 荒井
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