ペットロスについて
2019年7月24日
こんにちは。大森ペット霊堂の荒井です。
大森ペット霊堂には、ぶちょという猫がおりますが、自分は毎朝、ぶちょに「おはよう」と声をかけています。すると、ぶちょは「にゃ~」と可愛い声を出して答えてくれます。自分は今まで、それを「ケージから出してよ~」とか「朝ごはん食べたいよ~」と言っているんだと思っていました。でもこの前、気づいてしまったのです…。
その日の朝も、自分はいつものように、ぶちょに「おはよう」と声をかけました。すると、ぶちょは何と言ったでしょうか?「おあよ~」と言ったのです!自分は「今、おはようって言った?気のせいかな?」と思いましたが、次の日の朝も、また「おあよ~」と言ったのです!!今まで気づかなかったのですが、普段は「にゃ~」と鳴くぶちょが、毎日朝の時だけ「おあよ~」と言っていたのです!!!いつも挨拶してくれていたんだ、という事に気づいて、とても嬉しくなりました。
全く話は変わりますが、先日、定期講読している日本愛玩動物協会の機関誌with PETsで、まるまる一冊、ペットの死に関する特集が組まれておりました。飼い主様にとってペットの死とは、一番考えたくない、目を背けたくなる話題かと思いますが、それをテーマにされていたので、普段は知れない、とても貴重な話を知る事ができるのではないかと思い、深く読ませて頂きました。今回は、その中で書かれていた事について触れたいと思います。
皆様は、ペットロスという言葉を聞いた事があるかと思います。ペットロスとは、直訳すると「ペットを失う事」、そして「ペットを失う事による悲しみ」。愛するペットを失う事は、家族を失う事と同じ事。そのつらさは、とても計り知れないものだと思います。ある人は、「実の親を失った時よりもつらかった」とおっしゃっておりました。
with PETsに、ペットロスに関するアンケート調査として、「ペットロスをどのように乗り越えたか」という、多くの飼い主様から頂いた、貴重な声を集めた資料が記載されておりました。それによると、断トツで一番多かったのは「時間の経過を待つ」というもの。全体の6割を占めておりました。その他には「遺品を整理する」「部屋の模様替えをする」「思い出を日記等でつづる」といった回答がありました。
⚫️時間の経過を待つ
⚫️お墓参り・お墓の手入れ
⚫️ペットの遺品を整理する
⚫️同じ経験を持つ人と悲しみを共有する
⚫️部屋の模様替えをする
⚫️一日の過ごし方を変える
⚫️形見を作る
⚫️ペットとの思い出を日記等でつづる
このブログを読まれている方の中にも、今まさに悲しみを抱えている方が多くいらっしゃると思います。この資料がどうか少しでも参考になればと思います。
大森ペット霊堂では、遺骨カプセルというものを販売しております。遺骨カプセルとは、ペットの遺骨をカプセルに納めて、ペンダント等にして身につけて頂き、これからもずっと側にお連れ頂くことができるものです。遺品の整理や、形見を作る時のお力になれるかも知れません。失ったわけじゃない、まだ側に居てくれているんだと、安心して頂けると思います。是非ご来堂の際には見本がございますので、お手に取ってご覧になって頂きたいと思います。
スタッフ 荒井
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