ペットの骨は納骨をしなくてはいけないの?
2019年10月23日
大森ペット霊堂の笹本です。
ペットの火葬を行った後、このお骨をどうすればいいかな。何匹かお見送りしたけど、気づけばいくつもの骨が家に。と感じる方は少なくないと思います。家にあるペットの遺骨をどうするべきか、いくつかお話させていただきます。
目次
四十九日でペットの納骨をしないとダメ?
人の遺骨もそうですが、【四十九日になったら埋葬しないといけない!】
言われることも多いと思います。
ただ、最近では決してそんなことはなく、手元に置いておくこともその魂の供養になるとも言われております。
遺骨の一部や、遺品をずっと手元に置いておくことを、“手元供養” といいます。
ペットの手元供養はどうやってするの?
手元供養というのは、骨壺のまま家に置いていても、分骨したお骨を持ち歩いていても、遺品や遺毛、お写真などをご自宅や手元に置いておくだけでも、手元供養になります。
これをすることが正解!というものがなく、離れがたい気持ちを形にすることが供養になります。
納骨は霊園に預けて、お写真だけでも家に飾る、というようなことでも良いのです。
自宅供養とも言われています。
ペットの納骨はどうやってするの?
個別納骨や合同納骨というのがあります。
個別納骨は、施設内で骨壺のまま遺骨を預ける方法です。
合同納骨は施設によってさまざまかと思いますが、大森ペット霊堂では、骨壺からお骨をだして、他の子たちと一緒に埋葬する方法です。一度合同へ納骨すると、もう一度お骨を取り出すことはできません。
そして、納骨はしない。という方法もあります。先ほど申し上げた手元供養として、骨壺ごと全部ご自宅で保管しておくことも、問題はありません。
例えば四十九日忌、一周忌や三回忌のタイミングでペットの納骨をする。ということも可能です。
多くの方がそのお選びをしていることが大森ペット霊堂では多くございます。
ペットのお骨を納骨する場所
火葬や葬儀を行ったペット霊園に納骨しないといけない。
というわけではありません。最近では、ペットも納められるお寺や人の納骨堂もございます。
飼い主さまがご自身で探して、決めたところでいいと思います。
他にもペットの納骨や手元供養以外に、散骨という方法もあります。
散骨は実際にどうすればいいの?
散骨とは、火葬した後の遺骨を粉末状にしたのち、海や川、山などでそのまま撒くことをいいます。
わんちゃんの場合は好きだったお散歩コースの中でもいいかもしれませんね。
散骨するためにお骨を粉末状にすることを粉骨といいます。ペット霊園にも、粉骨をしてくれるところはありますので、問い合わせてみましょう。散骨した一部を、分骨して手元に置いておくこともできます。
飼い主様気持ちで納骨は決めよう
ペットの遺骨を供養する方法はいくつもございます。人に言われたからこうしよう!とかではなく、最後には飼い主様のお気持ちで、自分の最愛のペットに何をしてあげたいか、ということを実際にしてあげれば、きっと喜んでくれるはずです。
その子のことを考える、その子のために何かしてあげたい。そういうお気持ちが供養に直接つながるのです。
中には、飼い主さま自身が亡くなったときや、入院したときに、他のご家族がペットの遺骨に困ってしまうケースも少なくありません。
人間のお墓と同じ問題ですね。ご自身がしっかりと供養していてもその後は、どうなるのかわかりません。身近な人にどうしたいのか伝えておくことがとても重要となってきます。
自分にもしものことがあったら、合同納骨をしたり、散骨をしたり、子や孫に引き続き管理してもらいたい。など
ぜひ、最後の最後まで大切な家族の一員だったわが子のことを考えてあげてほしいと思います。
さいごに
今まででてきた個別や合同納骨、手元供養、散骨など、決まった正解はありません。結局お骨はどうしよう。
となってしまったかもしれませんが、すぐに決めるのではなく、たくさん悩んで決めてあげてほしいと思います。
私は自分の大好きな愛犬たちが亡くなったら、できるだけそばに置いておいて、同じお墓に入れてほしい。とも思いますし、散骨してあげてもいいし、、まだどうするかわかりません。
どのような決断をしたとしても、ペットにとっては大好きな飼い主さまが決めてくれたことが一番の正解だと思ってくれるはずです。
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