ペットの死後直後は何をしてあげるべき?突然のことで困らないためにやっておくべきこと
2020年4月18日
ペットがいる毎日が当たり前だった。
家族同様にペットと接してきたため、いなくなるなんて考えてもいません。
ですが、人間だろうがペットだろうが時期が来れば亡くなってしまいます。
しかし、突然の死にパニックになりどう対応していいのかを迷われる人は非常に多いのではないでしょうか。
そこで今回は、犬や猫などのペットが亡くなったら(死後直後)何をするべきなのかを見ていきましょう。
ペットの死後をどう安置するべきか
もし、大切なペットが亡くなった場合どうされるでしょうか。
基本的には、火葬を行う準備をしなければならないため自宅で安置してあげる必要があります。
しかし、やり方を間違えるとうまく安置ができなくなるため迅速な対応が求められます。
ペットにも死後硬直がある
実は、犬や猫にも死後硬直があるということをご存知でしたでしょうか。
死後硬直とは、亡くなったペットの筋肉が硬化することを表します。
ペットにもよりますが犬でおよそ2~3時間ほどで、死後硬直がはじまります。
つまり、時間の経過によって体がかたまってしまうため棺などに入れづらくなってしまうというわけです。
死後硬直がはじまったあとに、無理やり足や腕を曲げようとすると骨が折れる可能性があります。
さらに、足や腕が曲がったとしても硬直しているため元の状態に戻ってしまいます。
ですから、ペットの死後直後に迅速な対応が求められます。
亡くなったことが確認できればすぐにでも体勢を整えてあげる
もし、ペットが亡くなったことが解ればすぐにでも足や腕を内側に折りたたむようにしましょう。
そうすることで、無理やり棺に入れなくてすみます。
目や口が開いているのであれば閉じてあげる
ペットが亡くなっても、目や口が開いたままの状態になっていることが多いです。
もう亡くなっているわけですから、お疲れ様ですという意味も込めて閉じてあげるべきと言えます。
また、なるべく眠っているような状態にしてあげることでペットも安らかに眠れるのではないでしょうか。
鼻と肛門をふさぐこと
ペットが亡くなると同時に、どんどん腐敗していきます。
結果的に、鼻や肛門などの穴から排泄物や体液が漏れ出してしまうため、事前にふさいでおくことが重要です。
手元に、脱脂綿があればそれを利用し、なければティッシュなどで代用してください。
ペットを運ぶための箱を用意する
ペットが亡くなると、霊園や自治体の火葬場まで持って行かなければなりません。
そのための箱を準備してあげます。
たとえば木箱や段ボールでもいいので、ペットがすっぽり入るくらいの大きさの箱を選んであげましょう。
箱の下にはペットシーツを敷いておく
ペットが亡くなれば時間の経過とともに、腐敗していきます。
同時に排泄物や体液が流れてくることも考えられるため、箱の下にペットシーツやタオル、新聞などを敷いてあげるといいでしょう。
暖かい場所に保管しないこと
亡くなったペットを暖かい場所に保管しておくと、予想以上のスピードで腐敗していきます。
この腐敗は止めることはできませんが、暖かい場所から寒い場所に移動してあげることで遅らせることができます。
とくに真夏などになると、あっという間に腐敗するため注意が必要です。
たとえば、部屋を冷房にして冷やしてあげたりドライアイスを置いてあげたりするとベストです。
ペットの遺体の安置はどのくらいまで大丈夫?
遺体がどんどん腐敗していくこともあり、いつまで自宅に保管しておいてもいいのかを迷ってしまうところです。
夏場であれば2日以内まで、冬場でしたら4日以内までなら自宅で安置できます。
ただし、これはあくまでも目安ですからなるべく早いうちに火葬する場所や方法を決めてあげてください。
ペットの葬儀や火葬はどうするべき?
少しの間であれば自宅に安置できることが解りました。
しかし、その間に葬儀や火葬方法を考えないといつまでたってもペットは天国へ行けません。
今はいくつかの方法で火葬や葬儀ができるため、自分やペットに合った方法を選んであげるべきと言えます。
自宅の敷地内に埋める
もっとも手軽に埋葬する方法と言えば、自宅の敷地内にペットを埋めることではないでしょうか。
基本的にはいちど火葬をしてから埋葬するべきですが、どうしてもそのままの状態の場合は、穴をかなり深く掘らないといけません。
なぜなら、ニオイがしますし、なによりそのニオイに気付いたご近所からクレームが来る可能性もあります。
また、野生動物が掘り返すことも考えられます。
ペットを埋葬する場合、自宅の敷地内であれば問題はありませんが公園や山などを選ぶのは辞めましょう。
自治体にお願いをして火葬をしてもらう
市町村が管理している自治体で、ペットの火葬をすることができます。
運営元が市町村ですから、料金も安くそして安心感もあることから利用する人もたくさんいます。
しかし、料金の安さと安心感以上にデメリットがあります。
それがペットをペットとして扱ってくれないということです。
自治体の火葬では、ペットは一般廃棄物として扱われるため、悪い言葉で言えばゴミとして火葬されるというわけです。
今まで愛情を注いできたペットが、ゴミとして火葬されたとしたらどうでしょうか。
亡くなったことにたいして精神的にしんどいのに、それ以上にダメージを受けてしまう可能性があります。
あまりのショックに、飼い主も復帰するのに時間がかかってしまうことでしょう。
ペットの火葬業者や霊園にお願いをする
今、最も利用されている方法と言えば、ペットの火葬業者にお願いすることではないでしょうか。
ペットの火葬業者や霊園は、名前の通りペット専門の葬儀や火葬を行っている場所のことを表します。
しかし、内容が同じだったら安くて安心できる自治体を選んだらいいのでは、と思ってしまいがちですがそうではありません。
ペットの火葬業者はペットを大切に扱ってくれる場所
自治体の火葬は、ペットをゴミとして処分されますがペットの火葬業者はそんなことをしません。
どんなペットでも家族のように迎え入れ、最後まで責任をもって対応してくれるというメリットがあります。
また、ペット好きなスタッフも多く、飼い主の気持ちに寄り添ってくれるため飼い主は非常に安心できると言えます。
ただ、悪徳ペット業者は多く存在します。そのようなところを選ばないように、しっかりと見極めることが大切です。
ペットの死後で慌てて火葬業者に依頼しないために
ペットが亡くなってしまうと、どうしても頭が真っ白になり適切な判断ができなくなってしまいます。
ですから、事前にペットの死後をどうするのかをしっかり考えるべきです。
とくに火葬業者選びは慎重にしないと、悪徳業者に引っかかってしまう可能性もあるため要注意です。
ですから、ペットが高齢になってきたり病気がちになってきたりなのであれば、どこの火葬業者にお願いするべきかをリサーチしておきましょう。
今は、どこの火葬業者もホームページがありますため、自分のペットが対応しているのかどうか、料金はどうなのか、やりたいことを対応してくれるのかどうかをチェックしておくべきです。
また、念のために直接問い合わせをしておけば、あとあとのトラブルも少なくなるでしょう。
ペットの死後まとめ
ペットが亡くなってしまうと、とても悲しいです。
ですが、悲しいからと言ってペットをずっと自宅に安置しておくのはよくありません。
ペットも安心して旅立てるように、最適な方法で葬儀や火葬をしてあげましょう。
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