ペットの個別火葬では丁寧に骨壺に収めます
2020年5月20日
大森ペット霊堂のご葬儀プランのうち、お立会い火葬と個別一任火葬では、ペットちゃんのご遺骨がご家族様のもとにお帰りできる「ご返骨」が可能でございます。
今回はこの「ご返骨」についてお話しさせて頂きたいと思います。
ペットの個別火葬、ご返骨について
ご返骨とは、漢字で書くと「お骨をお返しする」と書きますが、自分たちはこのご返骨を、お預かりした子をお骨にしてお返しするだけの作業とは思っていません。
焼き上がったお顔がしっかりと残れば、骨つぼにお顔をおさめる時に、ペットちゃんのお名前が書かれた骨つぼの正面に、お顔が向くようにおさめさせて頂きます。
そしてご家族様がお骨を受け取って頂く時に、ペットちゃんのお顔がご家族様の方に向くように、ご家族様とペットちゃんがお互いにお顔を向き合って安心して頂けるように、骨つぼの正面をご家族様に向けて、抱っこして頂きます。
自分が大森ペット霊堂につとめて一年間、たくさんのご家族様がペットちゃんの火葬をお手伝いし、お骨を連れて帰って頂く姿を多く拝見して、私なりに感じたこと事があります。
「生」の反対は「死」と言われているけれど、「生」は何もなかった所から生まれてきてくれて、「死」は全く居なくなるわけではないということ。
その場に居続けてくれます。
ペットの個別火葬が終了しご返骨の時に、多くのご家族様はお骨になったペットちゃんに「おかえり」とおっしゃってくれます。また、骨つぼの正面のお顔のあたりを優しく撫でてくれるご家族様もいらっしゃいます。
大切なペットちゃんのお姿が変わっても、その子はご家族様の子のままなのだと考え、全ての子に対し、ペットの火葬に望んでおります。
私は、ペットの個別火葬を責任を持って行い、収骨をし、その後ご家族様とペットちゃんのお骨との対面の際、
お帰りの意味を込めて「大切に抱っこしてあげて下さい」と申し上げております。
ペットの個別火葬の後、分骨という選択は??
ペットの個別火葬終了後には、ペットちゃんのお骨を全て一つの骨つぼにおさめさせて頂くものと、一部だけ分けて、小さな骨つぼやカプセルにおさめさせて頂くものがございます。
例えば、遠方に住むご家族様にもお骨を分けたい場合や、お骨を本来あるべき場所に納骨してあげたいけれど、離ればなれになりたくない、傍に居て欲しいという場合、また、ご自宅がマンションでスペースが限られてしまい、骨つぼを小さくしたいという場合など、様々なご事情があると思います。
分骨することに関しては仏教的にも何も問題がなく、その子が成仏できなくなるという事も全くございません。分骨をお考え頂いている方は、遠慮なくお話し下さい。
ペットちゃんのご葬儀が、ご家族様にとって大きな節目になる事は間違いありません。でも、永遠の別れになる事は二度とありません。お帰りになれるという事を伝えたいと思いました。
ペットの個別火葬についてお知りになりたい事、ご心配な事、このブログを読んで気づいた事などございましたら、大森ペット霊堂の荒井までお尋ね下さい。
スタッフ 荒井
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