ペットのご遺体を葬儀場までどうやって連れて行けばいいの?
2020年8月18日
大切なペットが亡くなり、ペット葬儀の予約をされた飼い主様。まずペット葬儀の会場までご参列される時にペットのご遺体をどのようにしてご自宅から会場までお連れしたら良いのか、一番最初に気になるところだと思います。今回は、大森ペット霊堂の場合どのようにしてお連れ頂いているかを、スタッフの荒井がご紹介させて頂きます。
ペット葬儀当日まで自宅で安置する方法
ペットがお亡くなりになりましたら、まずして頂きたい事がございます。まだご遺体が温かいうちは沢山撫でて頂き、沢山お声をかけて頂いてお気持ちを伝えてあげて下さい。そして手足が伸び切っている状態の場合は、死後硬直が始まる前に手足をお腹の方へ優しく組んであげて下さい。
続いて、ペット葬儀当日までの間できる限りよい状態を保つために、ペットのご遺体を冷やして頂きたいと思います。まずペットのご遺体が納まる程度の段ボール箱などをご用意下さい(無ければそのままで構いません)。次にお箱の底にペットシーツ→保冷剤→バスタオルの順に敷いて頂き、その上にペットのご遺体をお寝かせ下さい。ペットシーツはお口やお鼻から出る体液を受け止める為です(無ければ新聞紙やバスタオルなどでも構いません)。保冷剤はタオルやガーゼなどで包んで頭の下に入れて頂き、枕のように頭を少し高くしてあげて下さい。そしてお腹を中心におからだ全体に保冷剤を当ててあげて下さい。保冷剤がない場合はペットボトルにお水を入れて凍らせたものやコンビニで売っているロックアイスなどでも代用可能です。最後に冷気を保つためにペットのご遺体の上にブランケットやバスタオルなどをかけてあげて下さい。
そして部屋の温度は人間が肌寒いと感じる程度まで下げて頂き、直射日光の当たらない涼しい場所にお寝かせ下さい。下記のページにペットのご遺体をご自宅で安置する方法について絵図にしたものも記載しておりますので、ご参照頂ければと思います。
ペットのご遺体を自宅から大森ペット霊堂までお連れ頂く方法
ペット葬儀当日ご遺体をご自宅から大森ペット霊堂までどのようにしてお連れしたらよいか、その方法について特に指定はございません。大森ペット霊堂ではペットのご遺体を当施設に到着後そのままの状態ですぐに火葬炉にお寝かせするという事はせず、まず祭壇にお寝かせさせて頂いております。その為きれいにお花などをお飾り頂いた状態でお連れされなくても大丈夫です。どのような状態でお連れ頂いても問題ございません。
例えば段ボール箱にお寝かせした状態でお連れ頂いても大丈夫ですし、いつも愛用されていたお気に入りのベッドがあれば、そちらにお寝かせした状態でお連れ頂いても大丈夫です。その他にもキャリーバッグやカートでお連れ頂く方もいらっしゃれば、そのまま抱っこしてお連れ頂く方もいらっしゃいます。お車でお越しの場合、当施設の1階が駐車場になっておりますのでご利用下さい。ペット葬儀の予約をされた方向けに1家族様1台までとさせて頂いております。
お車が無いなどの理由でペットのご遺体をお連れ頂く事が困難な場合には、送迎も承っております。送迎料金(2000円~4000円)が発生致しますが、ご自宅までお車でお迎えに参らせて頂く事も可能でございますので、ご無理なさらずお気軽にご相談下さいませ。
ペットのご遺体を火葬炉にお寝かせする方法
ペットのご遺体をご自宅から大森ペット霊堂までお連れ頂くまでの間は、段ボール箱やベッドにお寝かせする等どのような状態でお連れ頂いても問題ございませんが、その後の火葬炉にお寝かせする際には、段ボール箱やベッドから火葬炉の上にペットのご遺体をご移動させて頂いております。段ボールやベッドにお寝かせした状態のままご一緒にご火葬してしまうと、黒煙が舞い上がってしまいお骨にお色が移ってしまう影響が考えられる為です。火葬炉の上にペットのご遺体をご移動する際、以下のいずれかの方法でお寝かせすることが可能でございます。
- ①火葬炉の専用マットの上に直接お寝かせする
- ②火葬炉の上に真っ白なお布団を敷かせて頂き、お布団の上にお寝かせする
- ③専用のバスケット棺をご用意させて頂き、その中にお寝かせをし、バスケット棺のまま火葬炉の上にお寝かせする
当施設のバスケット棺は、一般的な棺と異なり金具を一切使用せず完全に燃えきる籐製の素材となっております。その為金具がペットのお骨に付着する心配がありません。またバスケットタイプですので最後までペットのお顔を見て頂く事ができます。もし当施設のバスケット棺ではなく市販のバスケットをお持ち込み頂いた場合、中にワイヤー(針金)が使用されていることが多くお骨をきれいに残す保障ができない為、市販のバスケットの使用はご遠慮頂いておりますのでご了承下さいませ。
以上がペットのご遺体をご自宅からペット葬儀の会場までお連れ頂く流れでございます。いかがでしたでしょうか。今回は一番多くご依頼を頂いている小型犬や猫の場合として流れをご紹介させて頂きましたが、ペットの種類・大きさやペット葬儀当日までの日数によっても少しお勧めの方法が変わって参りますので、ご心配な点があれば大森ペット霊堂までご相談下さいませ。
スタッフ 荒井
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