ペットの遺骨も粉骨しパウダー状にできるの?
2021年6月29日
ペットの遺骨も粉骨しパウダー状にできるのでしょうか?
目次
ペットのお骨をパウダー状にする粉骨って?
粉骨とは遺骨を専用の粉砕機を使ってさらさらのパウダー状にすることをいいます。
遺骨の体積が減り容量は1/3から1/4程になります。
ペットのお骨を散骨する人が増えている?
人間の供養の方法も多様化している現代において、散骨を選ぶ方が増えてきています。
高い費用がかかるお墓を購入できない方、またはお墓を守ってくれる人がおらず墓じまいをした方、遺された家族に負担をかけたくない等の理由で散骨を希望する方も多くいらっしゃいます。
そして散骨をするには遺骨をそのまま散骨することはできませんので、粉骨をしてから行うこととなります。
散骨は自然葬とも呼ばれ、人間の供養の方法としても広がりつつあります。
ただし、人間の遺骨を散骨する場合は必ず粉骨にしなければなりません。
刑法190条の条文に定められている。「死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、3年以下の懲役に処する。」という内容に基づき、遺骨は死体と同じように損壊したり遺棄したりすると懲役の罪に問われます。
つまり粉骨をせずに散骨をした場合、遺骨を遺棄したのか散骨をしたのか区別がつかなくなり罪に問われることがあるということです。
ペットの散骨の場合は粉骨にしなければならないという決まりはありませんが、土に還りやすくするためと、マナーとして粉骨をしてから散骨をするとよいでしょう。
人のお骨とペットのお骨は届出が違う?
人間の遺骨を粉骨し、
人間の遺骨を粉骨する場合は埋葬許可証、分骨証明書、改装許可証などが必要になりますが、ペットの遺骨を粉骨する場合、書類などは必要ありません。
パウダー状にしたペットのお骨の供養は?
ペットの供養の方法
昨今ではペットの供養の方法は、様々ございます。
- 〇ペット霊園に埋葬、納骨をする
- 〇人間と一緒に埋葬、納骨をする
- 〇自宅での手元供養
- 〇自宅の庭やゆかりの地などに散骨をする
- 〇海洋散骨
昨今では、ペットの供養の方法はさまざまなスタイルがあります。
飼い主の後悔のないよう供養するのが一番大切です。
遺骨をパウダー状にする粉骨も供養方法の一つです。
ただ遺骨を粉骨してしまうと当然ですが、もう元の状態には戻すことができません。
よくお考えの上、お決めいただくことが重要になってきます。
それでは、粉骨にするメリット、デメリットについてみていきましょう。
お骨をパウダー状にするメリット
- ・体積が少なくなるので骨壷が小さくなり、供養しやすくなる
- 遺骨をパウダー状にすると体積が減るので納める骨壷が小さくなります。
- ・骨の形がなくなることで残された飼い主の気持ちの整理がしやすくなる
- お骨の形のまま手元に置いているといつまでも思い出してしまい辛いという
- これについては、反対に骨の形がなくなることで後から後悔をする方もいらっしゃいます。
- 気持ちを整理するために粉骨をするのではなく、十分に気持ちの整理がついてから粉骨をするようにしましょう。
ではペットの遺骨を粉骨すると骨壷はどのくらい小さくなるのでしょうか。
下記を参考にしてみてください。
- 4寸→2.5寸
- 5寸→3寸
- 6寸→4寸または5寸
または、骨壷ではなく密封できるチャック付きビニール袋にお入れすることもできます。
最後に
いずれは土に還してあげたいのであれば、ペットのお骨を粉骨しパウダー状にした方が土に還りやすくなりますし、海洋散骨をしたい方も
大森ペット霊堂でも自分が亡くなったときに愛犬と良く一緒に遊びに行った海に散骨をして欲しいので、その準備のためにと愛犬の遺骨を粉骨にして欲しいというご依頼も受付させていただいております。
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