愛犬の火葬において最善の方法、家族だからしてあげたいこと
2020年8月25日
何十年も一緒に連れ添ってきた愛犬。いつかはその日が来るとは知りつつも、実際はなかなかその事実を受け入れられないですよね。
私自身もペットを見送った経験があります。今でも別れの日の記憶は目にしっかり焼き付いています。大切にしてきて、家族のように一緒に過ごしてきたからこそ、最後の時は、最善の方法で感謝の気持ちを込めて送り出してあげましょう。
きっとそんな想いも愛犬には伝わっています。離れてはいても心はいつもそばにいます。安らかに眠れるよう最後に最大限の愛情をかけてあげましょう。
目次
家族のように大切にしてきた愛犬を火葬で見送る最善の方法とは?
愛犬が亡くなってしまったらまずするべきこと
大切にしていた愛犬が亡くなり、悲しい気持ちはとてもわかります。ただ、泣いてばかりではダメなのです。家族のような大切な愛犬を見送る為にはやるべきことがあります。そのやるべきことをご説明致します。
ダンボールを準備する
大型犬などはあらかじめ大きめのダンボールを準備しておきましょう。中々そんな気持ちにはなれないかもしれませんが、いざという時になかなか買いにいく気持ちにはなれないものです。
愛する愛犬のためにも準備しておきましょう。
涼しい部屋で安置する
毛並みを整えてあげて、まぶたを閉じてあげましょう。保冷剤をタオルに包んでお腹のあたりに一緒にいれてあげて下さい。他にも数個ダンボール全体に入れます。体液が滲み出す可能性もありますので、一番下にペットシーツを敷いてあげましょう。
火葬・葬儀場に連絡する
ペット火葬施設に連絡をする際は、電話の対応や施設見学をしたい旨を伝えましょう。また、スタッフがどのような対応するのか確認しましょう。
愛犬の火葬ってそもそも必要?
人間の場合は、一人ひとりを棺に入れて火葬場で焼いていきます。亡くなった後の愛犬を土葬されたりする方もいらっしゃるようですが、その場合には必ずご自身の敷地内で、かつ、なるべく深く土を掘って埋めたりするなどして最大限の配慮はしましょう。
火葬、土葬にしても、最後までしっかり見届けてあげて下さい。それが今までともに暮らしてきた愛犬への最後にしてあげられることだから、後悔ないようにしましょう。
火葬の場合はこちらもいくつか種類がございますのでご説明致します。
犬の火葬の種類や費用について
闘病の末、亡くなられた場合かなり費用もかかっているけど、もちろんお金より愛犬が大事だという方も多いかと思います。ただ、やはり費用もそれなりに気にはなりますよね。火葬の種類や費用についてお教え致します。
合同火葬
他の方のペットと一緒に火葬する方法です。自身の愛犬の骨を手元に置いておきたい方には不向きです。費用を抑えたい方向けです。
個別一任火葬
個別で火葬して欲しい方、手元に愛犬の骨を置いて置きたい方。もしくは、しっかりと見送ってあげたいけれど、時間がないなどの方向けです。スタッフがご遺体をお預かりして焼き上げ、その後でお骨を返すかたちです。
立会火葬
一般的な人間の火葬と変わりない方法です。
訪問火葬
家まで車がきてそこで火葬をしてくれる方法です。
費用のお話ですが、合同火葬、個別一任火葬、立会火葬、訪問火葬の順に費用が高くなります。市の処理施設だと数千円で火葬ができるようですが、こちらも他の動物達と一緒に火葬される為、手元に骨を保管したかったり、火葬に立ち合いたい場合には不向きです。
そして一番に、愛犬の大きさによりかなり費用は変わってきますのでご注意を。セットプランなど火葬・葬儀場によってその他色々オプションなどもあるのでしっかりスタッフさんと話し合うことをオススメ致します。
愛犬の火葬後は何をしたらいいの?
火葬後は納骨をします。もちろんそのまま自宅で保管し供養する方もいらっしゃいます。その場合は、カビなど生えないように保管にも気を遣いましょう。納骨にも種類がありますのでご説明致します。
個別納骨
個別に納骨する方法です。個別にお墓を購入し納骨したり、ペット霊園の納骨堂に個別に納骨し管理してもらえるシステムです。
合同納骨
他の方のペットと一緒に合同墓地に納骨する方法です。こちらも管理されていて、お参り可能です。合同になっている分、個別納骨と比べると価格は抑えられます。
その他納骨(散骨・樹木葬)
骨を粉状にし海などに散骨する方法と、自然に還れるように送り出す樹木葬もございます。
散骨・樹木葬になりますと、その時限りの費用となり、数万円で可能です。合同納骨は個別に納骨するのに比べてこちらも価格は低くなっております。個別にお墓を建てるとなると何十万円は必要です。
納骨堂に骨壺のまま納骨する場合も費用はかかりますが、霊座の種類にや火葬・葬儀場によって価格も色々なのでご予算の範囲内でできるところでご検討ください。
信頼できる犬の火葬・葬儀場の選び方
信頼できる火葬・葬儀場の選び方ですが、実は、火葬場の中には火葬をビジネスとしてしか考えてないようなところもあると話に聞くことがあります。飼い主にとっては大切な家族ですよね。
全てがそういうところばかりではなく、費用面も含めしっかり相談に乗ってくれたり、動物のボランティア活動をしているところもあります。まずはすぐさま決めるのではなくスタッフさんに相談してみて下さい。動物がすきで、気持ちをちゃんと察してくれる火葬場こそが信頼できる火葬場だと思います。大切な愛犬を見送るにはやはり信頼できるところにお願いしたいですよね。
まとめ
- 愛犬が亡くなったらケアしてあげて、まずは火葬・葬儀場に連絡
- 費用や時間、それぞれに合わせた火葬の仕方がある
- 納骨にも種類がありしっかりと自身に合うものを見極める
- 信頼できる火葬・葬儀場を探す
長く一緒にいた愛犬が亡くなったとなれば冷静にはいられないのは事実。ただ、大切にしてきたからこそ最後の時も落ち着いて後悔なく見送ってあげたいですよね。火葬・葬儀場だけでなく、火葬方法や納骨の仕方はそれぞれに合わせていろいろなプランがあります。
自身や愛犬にはどんな方法が一番いいのかしっかり考えてあげましょう。きっと愛犬もそうやって考えてくれていることにとってもよろこんでくれているはずでしょうから。
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