愛犬の葬儀で最後に愛情をたっぷり注ぐために後悔しない方法
2020年8月30日
人間の葬儀同様、愛犬の火葬が主流になってきてますね。家族同然、一緒に過ごしてきた愛犬が亡くなってしまったら、家族と同じように悲しいですよね。
愛犬が亡くなって何もする気も起こらない気持ちもすごく分かります。ただ愛犬は悲しんでいる飼い主様の今の状況を望んでいるのでしょうか。きっと、離れるのはさみしいけどいつもの笑顔で笑っている飼い主様を望んでいると思います。
大切な家族のような愛犬に最後にして最大のたっぷりの愛情で見送る為に一体どんな方法があるのか。どんなことに気を付ければ葬儀当日後悔しないで見送れるのか。その方法をお伝え致します。
目次
まずは愛犬の葬儀をするかどうか決める
まず最初に葬儀をするかどうか決める必要があります。費用的な問題や、時間の問題様々あると思います。それぞれに合った方法を選択しましょう。費用に関してですが、愛犬の大きさで大きく差があります。
チワワなどの超小型犬から、ドーベルマンなどの体重が40㎏以上の超大型犬まで。その費用の差は2倍以上になることもあります。
- ・合同火葬
- 複数のペットと一緒に火葬する火葬形態です。他のご家庭のペットと一緒に火葬しますので、骨を持って帰ることはできません。小型犬であれば5000円~1万円、中型犬・大型犬であれば1万5000円~3万円が相場です。
- ・個別火葬
- 『一任個別火葬』、『立会個別火葬』があります。
一任個別火葬は、火葬から収骨・返骨を葬儀社にお任せします。ご遺骨に関しては、ご家族の方が迎えに行くか、自宅まで届けてもらうか選ぶことができます。小型犬であれば1万5000円~3万円が相場です。中型犬・大型犬であれば3万~6万円が相場です。
立会個別火葬は家族が立ち会いをして火葬から収骨までを行います。お別れの儀式から出棺、火葬、収骨までを行うのでしっかりとペットを弔ってあげることができます。小型犬であれば2万~4万が相場となります。中型犬・大型犬であれば4万~8万円が相場です。
訪問火葬
移動火葬車にて火葬を行う形態になります。自宅や自宅の近くまで来て火葬を行います。相場は、6,000~55,000円です。
それぞれの葬儀にかかる時間は、愛犬の大きさによって火葬する時間や、葬儀の方法によっても変わってくるので、これらを踏まえ、愛犬にどの葬儀を行ってあげるのがいいのかじっくり考えましょう。
愛犬の葬儀当日のためにどんな準備が必要?
葬儀用のお花について
人間の棺にお花を入れてあげるように愛犬が亡くなったときにも綺麗なお花を入れてあげましょう。ただ注意事項がありますのでご説明致します。
- ・濃い色の花は避ける
- ・蕾よりも開いてる花を入れる
- ・花を入れる量は目安として仏花2束分
詳細は葬儀場によって差がありますのでスタッフさんに必ず確認して下さい。二つ目の「蕾より開いている花を入れる」理由には、一番綺麗に咲いている状態の花と一緒に愛犬を無事に天国へ送ってあげたい気持ちからだそうです。
これを聞くとお花を入れてあげたくなりますよね。あとは、花には『花言葉』もございます。愛犬を愛情たっぷりに安らかに見送ってあげるためにお花でメッセージを送るのもいいかと思います。
ここまでしてくれる愛犬はかなりのしあわせ者ですね。
愛犬がすきだったものを用意する
こちらも先程同様、愛犬をさみしくさせないように一緒に添えてあげるため準備してあげましょう。もちろん、愛犬の愛用のものを残しておきたい方、一緒に何も入れたくなくない方は準備しなくて大丈夫です。大切なのはご家族がどうしたいかです。決まりはありません。
- ・タオルや洋服
- ・おやつ
- ・おもちゃ
こちらは一緒に添えるものの一例です。ただ、入れるものには注意が必要です。ビニール素材や、洋服でも不完全燃焼のものは一緒にいれることはできません。こちらもスタッフさんに必ず確認しましょう。
愛犬を葬儀するときのマナーについて
友引や清めの塩など人間で行われていることは愛犬でも同じ認識でもいいのか、あとは当日の服装についてもお話します。
- ・友引
- 友引とは『道連れに友の手を引いていく』という意味があり、人間の火葬の場合、避けられる方が多いですよね。ただ、愛犬の場合は別で気にしなくて大丈夫です。ペットの葬儀は宗教に基づいていないためです。
- ・清めの塩について
- 最近は清めの塩を配らないところもあるようです。とはいえ、それぞれの葬儀場に合わせて対応して下さい。
- ・葬儀当日の服装
- 普段着でかまいません、喪服である必要はないです。ただ、派手な服や、露出の多い服は控えましょう。
愛情たっぷりの葬儀にするためには
先程もお話したように、大好きな愛犬を最後に見送るため、愛情たっぷりの葬儀にする為にはしっかりマナーを守った上で、愛犬に一番に喜んでもらえるように自身でできることを考え、葬儀場のスタッフさんともしっかりプランを話し合いましょう。
葬儀場によっては、単に火葬するだけのところもあればいろいろなオプションをつけて人間の葬儀さながらそのご家族にあわせて選択することもできます。愛犬にとっては一度きりの大切な葬儀です。まずは葬儀場に電話で問い合わせてみましょう。
考えたくも無いですが、「当日、葬儀に行くと扱いがとても雑だった」など聞くこともありますので、一度電話をかけてみて電話の対応がどうか確認してみるのも決め手にはなるかと思います。電話からして対応が悪い所はまず避けたほうがいいでしょう。
多少家から遠くても、最愛の愛犬を後悔のないように見送りたいですよね。
まとめ
- まずは葬儀をするかどうかを決める
- 葬儀にも種類があるので合うものを選択する
- お花や愛犬の愛用のものを準備する
- 葬儀でのマナーを守りましょう
- 愛する愛犬と家族に合わせたプランを考える
ただ火葬するだけではなく、愛犬のことを第一に考え最初にして最後のこの葬儀を後悔なく愛情たっぷり注ぐためしっかり準備をして備え、ご家族に合わせた葬儀の選択をしていきましょう。最後にこんなに愛情をたくさんもらった愛犬はきっとこの上なくしあわせに違いありません。
最新記事 by 大森ペット霊堂 (全て見る)
- トイプードルとの最期の時を優しく迎える【愛するペットの終活】 - 2024年11月9日
- 珍しい生き物グリーンボアとその火葬の文化的意義を紐解く - 2024年11月8日
- イモリを心を込めて最期まで大切に。火葬とお別れの儀式ガイド - 2024年11月3日