ペットの葬儀、悲しさに押し潰されてしまう前に、終活の準備を
2020年9月7日
柴犬MIXの犬が私の毎日家中を駆け回っています。いつもの日常で、走っていたらパタリ倒れて動かなくなってしまった。そうなったらどう対処したらいいのか頭が真っ白になってしまいそうです。
そのまま眠りに落ちて亡くなる可能性もゼロじゃない…
落ち着いて対応できるように、今、ペットたちが元気なうちに準備したいと思います。
そんなペットの葬儀についてみていきましょう。
目次
亡くなってしまった時、まずすること
安置することです。大切なペットが亡くなっても、すぐに火葬してあげられない時もあるからです。
そんな時は、死後硬直が起こる前に体勢を整えます。死後硬直は死後2時間ほどで始まるので、それまでに整えてあげましょう。ペットたちそれぞれの自然な体勢に直してあげます。
こうしてあげれば安置する体勢を整えられます。しっぽや手足がぴーんと伸びたままではなんともかわいそうですからね。優しく内側にしまってあげましょう。毛並みも一緒に整えてあげれば綺麗になります。
ここでびっくりする前に覚えておきたい点が1つあります。
亡くなった後、ペットの体から体液が出てきます。自然なことで異常ではないので覚えておきましょう。それを綺麗に拭き取ってあげます。ガーゼやタオルを使用しましょう。おくりびとを真似して、体に空いている口や鼻の穴、耳の穴などには脱脂綿をつめてあげるといいです。従って、脱脂綿は常備して置くといいかもしれませんね。いざという時に使えます。
安置する時にはタオルやウエスを引いた箱や棺に入れてあげましょう。体液が出てしまっても吸収してくれます。
火葬を行うまで綺麗な状態を保つために氷や保冷剤、ドライアイスを入れておくのも忘れないように。
頭やお腹の周りに当ててしっかり冷やすのがポイントです。
人間の葬儀では、夏でも冬でも部屋が寒いなとよく思います。ペットも同じです。腐らせないためにも、安置する部屋は室温設定は18°C以下が適温です。特に夏場の腐敗には気を付けましょう。
死後、火葬前にあなたができる処置は以上です。
気になるペットの葬儀の種類
価格の相場を見ていきます。がその前に、飼い主のあなたにとってどちらの業者に頼むかをまず決めなければいけません。それは民間業者か自治体です。違いは2つです。
価格と火葬の仕方です。あなたはどちらにしたいですか?考えながら見ていきましょう。
民間業者のペット葬儀
種類はいろいろあります。
合同葬儀
他の飼い主のペットと一緒に焼きます。
焼き終わった後、一緒に焼いたペットたちと区別がつかないので骨は返却してもらえません。
個別葬儀の一任型
個々で焼いてもらえます。骨の返却もしてもらえます。
ただし、一任型になるので火葬にかかる一連の流れを見守ることはできません。
お骨上げまで業者へお任せのスタイルになります。
個別葬儀の立会型
一任型と同じで、個々で焼いてもらえます。
立会型になるので全ての動向を見守れます。
同じ月日を歩んだ家族として、個別立会型を選ぶ人は多いかもしれませんね。
訪問葬儀
あなたの自宅で焼いてくれます。特殊な火葬炉をのせた車で訪問してくれます。
一般的には以上4つの中から選べます。
業者によって、オプションとしてオンラインでの葬儀をしてくれるところもあります。
このサイトからオンライン葬儀について見てみてください。
自治体のペット葬儀
ペット愛好家としては悲しいのですが、動物は物としての扱いになります。民間業者と違うのは、自治体は業者ではないので親切丁寧とは少し外れてきてしまいます。物を焼却するのと同じ様に処理されます。
これが民間業者との価格の開きに現れている部分だと思って間違いないですね。
葬儀の種類を確認したので、葬儀の流れを見ていきましょう。
ペット葬儀の流れ
葬儀がどのように進行していくかシュミレーションしてみましょう。
ここでポイントになってくることがあります。亡くなる兆しが現れた段階で亡くなる前に葬儀業者へ連絡することです。亡くなった時の連絡の仕方を教えてもらえます。他にも宗教によって執り行う方法がある場合は意向を組んでもらいやすいです。
これによって葬儀全体をスムーズに行うことができます。葬儀当日、安置していたペットと一緒に葬儀場へ向かいます。追加で依頼すれば自宅までお迎えにきてくれるサービスもあります。希望があれば葬儀や告別式を行うことができます。そして依頼した方法で火葬をします。
火葬が終わると骨壺へ収骨されます。合同火葬以外は骨を返却してもらうことができます。
これが一連の流れです。
お別れすることを考えると悲しいですが、焦ってしまわないためにもシュミレーションして、頭の中にレールを作っておきましょう。
頭の片隅に置いておきたいこと
先ほど紹介した火葬方法で、相場は大体1,000円〜60,000円ほどです。
都内にある霊園では8,000円〜65,000円です。
このくらいの幅広い金額でペットの葬儀が提供されています。
ペットの葬儀についてのまとめ
- ・すぐに火葬できない時のために体勢を整えてあげる
- ・安置する部屋の温度は18°C以下に設定する
- ・ペットの葬儀は大きく分けて合同火葬、個別火葬、訪問火葬の3種類
- ・ペットがなくなる前に葬儀業者とコンタクトをとっておく
これから死と向き合うこともなりますが、大切なペットの死について考えると1分1秒の時間が大切だと感じますね。
ペットという家族と過ごす時間を噛み締めながら過ごしていきたいですね。
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