猫が亡くなってしまった。慌てずに対応するための3つの方法
2020年10月16日
目次
愛猫が亡くなったらやるべきこと
2016年を境に犬の飼育頭数よりも猫の飼育頭数が上回り、今でも猫の人気は衰えることを知りません。フードの品質の向上や医療技術の向上により昔と比べると猫の寿命はとても延びていて飼い主と共に過ごせる時間が長くなってきました。
しかし、いくら寿命が延びているといっても愛猫はほとんどの場合自分よりも先に亡くなってしまいます。
大切な家族の一員である愛猫がもしも亡くなってしまったらやらなければいけないことをお伝えします。
いざというときに動揺してしまい、あとから後悔をしないように今から考えておきましょう。
もしも、愛猫が亡くなってしまったら
愛猫が亡くなったらまずは身体をキレイに整えよう
愛猫が亡くなってしまったら、それはとても悲しくつらいことでしょう。長い時間を共に過ごしてきた愛猫とのお別れは身体の一部をなくしてしまったような、そんな気持ちになるでしょう。
しかし愛猫の身体をそのままにしておくわけにはいきません。とても悲しいことですが、亡くなったその瞬間から愛猫の身体は腐敗が始まっていきます。正しく処置をして身体を守ってあげましょう。
猫の身体は亡くなって30分ほどで死後硬直が始まります。死後硬直が始まる前に手足を軽く曲げて胸の方に自然に折りたたんであげましょう。もし、すでに死後硬直が始まってしまっていて手足がのびている場合は、無理に折り曲げると身体が損傷してしまう場合がありますのでそのまま寝かせてあげましょう。
もし、愛猫の身体が嘔吐物や排泄物などで汚れている場合は濡れたタオルでキレイに拭いてあげましょう。汚れがひどい場合は、泡タイプの水を使わないシャンプーなどでキレイにしてあげると良いでしょう。最後にブラシでキレイに毛並みを整えてあげましょう。
次に愛猫の身体が収まる大きさの箱を用意します。一番下にペットシーツを敷き、その上に全体に保冷剤を置き、バスタオルを敷きましょう。
その上に愛猫を寝かせ、タオルで包んだ保冷剤をお腹と頭の下に入れてあげましょう。
部屋の室温は涼しくなるようにエアコンの温度を下げましょう。
亡き愛猫とのお別れの時間を大切に過ごそう
愛猫の身体を正しく安置をしたら、身体のそばに好きだったご飯やおやつ、お水やお花を添えてあげましょう。もしもご自宅にお線香があれば焚いてあげるとよいでしょう。
愛猫の亡くなった姿を見るのは辛いかもしれません。しかし愛猫の姿を見られる最後の時間です。たくさんたくさん声をかけてあげてください。「ごめんね。」「許してね。」などの言葉かけでは愛猫が悲しくなってしまいます。「ありがとう。」「あなたといて幸せだったよ。」「また会おうね。」と感謝の気持ちを込めて言葉をかけてあげましょう。
愛猫のお見送りの方法を決める
愛猫が亡くなり、身体をキレイにし、お別れの時間を過ごし、少し気持ちが落ち着いたところで愛猫のお見送りの方法を決めなくてはなりません。ここで、お見送りの方法を紹介します。
自治体に引き取ってもらい火葬をする
愛猫の亡骸を自治体に引き取ってもらう方法です。この方法は費用がかからないというメリットがあります。
しかし、ペットを大切に扱い火葬をするという表現はこの火葬方法には当てはまりません。なぜかと言うとペットは法律では物として扱われるため、自治体では「焼却処分」という区分となりますのでゴミ扱いされてしまうのです。
長い時間を共に過ごしてきた亡き愛猫をしっかりと最後まで見送ってあげたいと思うのであれば、ペット霊園での火葬が良いでしょう。
ペット霊園での火葬
ペット霊園でのお見送りはお別れの儀式をしてくれたり、プランによっては火葬場までのお見送りや愛猫のお骨拾いをすることができるので、しっかりとお見送りができたと飼い主の気持ちの区切りをつけることができ、愛猫の死を受け入れることができるようになります。
ペット霊園での葬儀が一般的になってきた昨今でも、トラブルが起きているのが現状です。後悔のないお見送りをするためにもペット霊園選びはとても重要です。
口コミを見る
インターネットで口コミを参考にするという方法があります。実際に葬儀を行った方の口コミはとても参考になります。愛猫を見送った霊園の態度が悪く、後から口コミを見たら評判が悪かったといったこともあります。そんなことがおこらないためにも事前によく調べましょう。
ペット霊園のホームページを見てみる
口コミで選んだ複数のペット霊園のホームページを見てみましょう。プランや料金がわかりやすく載っているか、実際に対応するスタッフの顔や名前が載っているか、ホームページを見て安心感がない霊園は避けましょう。
ペット霊園に電話で問い合わせてみる
口コミも大切ですが、全ての口コミが信用できるわけではありません。口コミで選んだ複数のペット霊園に直接電話で問い合わせてみましょう。自分の希望しているお見送りはできるのか、どういったプランがあるのか、ホームページに載っている料金と相違はないか確認をし、それ以外にもそれぞれの霊園に沢山の同じ質問をしてみましょう。
中には葬儀の予約の際にペットの名前や性別も聞かずに予約をとるペット霊園もあります。飼い主にとっては大切な家族である亡き愛猫に対し、そのような対応をする霊園には依頼しないようにしましょう。
ペット霊園に見学に行く
電話で問い合わせをしたあとは実際に見学に行きましょう。どういった場所で愛猫の葬儀を行うのか、火葬場はどんなところなのか、そして何より実際に霊園のスタッフと話すことによって、より安心できる霊園かを見極めることができます。中には電話は外部に委託している霊園もあるので、霊園の見学はとても大切なことです。
最後に
愛猫が亡くなったらするべきことをまとめてみました。家族である愛猫とのお別れはとても辛く悲しいでしょう。悲しくて何も考えられなくなる気持ちもわかりますが、これらのことは、飼い主のあなたが愛猫にしてあげられる最後のお世話でもあります。亡き愛猫が安心して天国でゆっくり休むことができるように、そしてあなた自身も気持ちに区切りをつけ前を向いて歩いていくためにも大切なことです。
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