ペットの法要って必要?プロが教える法要のやり方について
2020年10月20日
家族の一員であるペットが亡くなり深い悲しみの中、無事に葬儀も終わったあと、次に考えることの中の一つに【法要】があると思います。実際に私共に多く寄せられるお問い合わせに【忌日法要】【年忌法要】がございます。
特に初めてペットのお見送りをされた方は「法要は行っているか」、「四十九日はどうしたらよいのか」など様々なご質問をいただきます。
そこで今回は忌日法要についてお話させていただきたいと思います。
目次
ペットの法要とは
ペットの法要は人間と同じく、亡くなった我が子が天国で楽しく幸せに過ごしていけるように冥福を祈る行事です。その行事の日のことを【忌日法要(きにちほうよう)】【年忌法要(ねんきほうよう)】といいます。
忌日法要
忌日法要は、【初七日(しょなのか)】【二七日(ふたなのか)】【三七日(みなのか)】【四七日(よなのか)】【五七日(いつなのか)】【六七日(むなのか)】【七七日(なななのか)】【百か日(ひゃっかにち)】となります。
忌日法要の意味は?
仏教の考えでは亡くなった後、七日ごとに七回の閻魔大王の裁きを受けて、四十九日目に故人の行先が決まると言われています。よって四十九日は故人にとってとても大事な日となり、遺された家族は故人が極楽浄土へ行けるように供養を行います。一般的に四十九日の供養は過ぎるよりも前に行う方がよいとされているのも、このためです。もしも納骨を考えているのであれば四十九日のこのタイミングで行うとよいでしょう。
実際に大森ペット霊堂では四十九日の法要後に納骨をするかたが一番多くいらっしゃいます。
納骨についても、【個別納骨】【合同納骨】などがございます。それぞれ飼い主の考えによってお決めください。
年忌法要
年忌法要は、【一周忌(いっしゅうき)】【三回忌(さんかいき)】【七回忌(ななかいき)】【十三回忌(じゅうさんかいき)】となります。厳密にいうと【五十三回忌(ごじゅうさんかいき)】までありますが、ペットの場合はほとんどが十三回忌まで行う場合が多いです。
ペットの法要って何をするの?
昨今では、ペットも人も同じであるという考えの方が増え、ペットの法要も人間と同じように行いたいという方が増えています。そのため、全国のペット霊園で法要が行われています。
もちろん、私共大森ペット霊堂でも月に2回の合同法要やご家族様のみで行う個別法要、年4回の供養祭を行っており、ご住職をお招きしてお経をあげていただいております。
法要の内容って?
ご住職に読経をしていただき、飼い主とペットのお名前の読み上げ、ご焼香をしていただきます。
ペットの遺骨や写真なども祭壇にお飾りし、住職に抱いていただきます。
その後、住職からの法話があります。大森ペット霊堂では動物が大好きで実際にペットを飼っている住職をお呼びしているので、法話を聞いて涙を流す飼い主もいらっしゃいます。
また、供養塔婆をお作りしておりますので、希望の方はお持ち帰りいただけます。
法要のお申し込み方法
火葬を行った霊園から法要が近くなると手紙が届く場合がほとんどのようです。
ペットの法要の際は、供養塔婆を作成したり申し込みリストを作成するため、ほとんどの霊園が事前に予約が必要となります。早めにお申し込みをするようにしましょう。
服装
ペット葬儀と同じくペットの法要の際にもどのような服装で行けばいいですか?というご質問を多くいただきますが、多くの飼い主が普段の服装でご参加されていますので、お気になさらず平服でご参列ください。
法要の際に準備するもの
お手元にご遺骨やお写真、お位牌がある場合はぜひお連れください。また、生花やお供物(ペットのおやつ)をお持ちになる方も多くいらっしゃいます。
ペットの法要で大切なこと
飼い主にとってペットは家族の一員であり、人と同じように手厚く供養してあげたいという方も多いことでしょう。また、四十九日はその子を失った悲しみから、心を整理する期間とも言われます。
四十九日法要や一周忌を1つの区切りとして、悲しみを癒していくためにも法要を行う方も多いようです。
本当に大切なことは飼い主がその子達の事を忘れず、その子達のために時間を作り供養することだと思います。
香の煙には、この世とあの世と繋ぐ力があるといわれています。煙にのせてペットからのメッセージを聞き、またこちらも煙にのせてペットに想いを伝えてあげましょう。
最後に
ペットのお見送りをした後に、皆様が悩まれる法要についてまとめてみました。
忌日だけではなく、毎日のお手合わせや水替え、好物をお供えする、家族の皆様でその子の思い出話をするなどもとても大切な供養なのです。
「忘れていないよ、いつも想っているよ」というそのお気持ちがペットにとってはとても嬉しいことなのではないでしょうか。
大切なペットのご供養でご質問やご不明点がございましたら、いつでもお気軽に大森ペット霊堂へお問い合わせください。
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