ペットの火葬後は、どうやって供養をすればいい?
2020年10月29日
ペットが亡くなってしまったあと、火葬後にどうやって供養すればいいのか疑問思う飼い主が沢山いらっしゃいます。
- 仏壇などの仏具は買ったほうがいいの?
- お線香とかローソクを毎日灯してあげたほうがいいの?
- 供養を何もしないのは良くない?
このように多くの疑問が出てくると思います。ペットの供養は、その子のことを忘れていないよと祈る場でもあります。
目次
そもそもペットの供養を行うことの意味とは?
供養とは、元々仏や菩薩などに対して行うもので、尊敬の気持ちを込めてお線香をたむけたり食べ物などの供物をささげる行為のことをいいます。サンスクリット語がもとになっており、「尊敬」を意味する言葉だと言われています。現在では、亡くなった人に対して行われることが一般的です。
上記にも記載したように、あなたのことをずっと忘れないよと亡くなったペットに感謝や尊敬の気持ちを伝えるために行います。
ペットの供養の方法は?
仏具を揃える。
仏具を備えてあげることで、人間の仏壇と同じような供養を行うことができます。また、仏具にも様々な種類があります。
仏壇
ペットの遺骨が入った骨壷を中に納めるタイプの物が多いので、いわばペットの「お寺」代わりになります。お寺という風に考えることに抵抗がある方は、「お家」という形で考えると良いかもしれません。
仏壇というと、黒など落ち着いたカラーで少し暗いというイメージがあるかもしれません。しかし、現在はピンクや水色などのかわいらしい色合いのものもあり選ぶバリエーションが増えています。また、形式も扉付きの物やステージ式、箱型タイプのものもあります。
仏壇を置くことで、より供養の場らしくなってきます。その子に合った仏壇を選んでいきましょう。
仏具セット
お線香や、ローソク立てなどがセットになった物があります。いつも食べていたご飯を添えるお皿、お水入れ、おりんなど、供養のスタイルにあわせたセット内容を選ぶことができます。
仏具で何を買ったらいいかわからないと悩んでいる場合は、セットで購入してみるのも良いでしょう。
お線香、ローソクをたむける。
ご飯やお水は今まで使っていたもので供養したい。手軽に供養できるものを購入したい。そういった方はお線香やローソクを購入されることが多いです。
お線香やローソクも今では多くの香りを取り扱っています。お花が好きだった子にはバラや桜の香り、海辺でよく遊んでいた子には海の潮の香りとその子に合った物を選ぶことができます。
写真や位牌、思い出の物を飾る。
写真や大好きなおもちゃなどを残している方は多いと思います。遺骨を手元に残していない場合でも、写真などを飾ってあげればその子のための供養になります。私も実家で飼っていたペットたちの遺骨は埋葬しているので、代わりに部屋に写真を飾ってあります。
また、位牌を飾ってあげることも一つの方法です。位牌といっても、ペットの名前を彫った文字のみの物から写真付きの可愛らしいデザインの物まで、多くの種類があります。
大きさなども様々なので、その子に合った位牌を飾ってあげましょう。
納骨堂、お墓にお参りをする。
今では全国にペット専用の納骨堂や合同の供養墓地が数多くできています。家で供養するのではなく、他のお友達がたくさんいるところで供養したい場合に利用されています。
大森ペット霊堂でも納骨堂、合同の供養墓地を所有しています。
納骨堂は、その子だけのお部屋が用意されているのでレイアウトなどをその子らしく作ることができます。合同の供養墓地は、他の子と一緒にお墓に埋葬します。お手元に遺骨は残りませんが、いつでもお参りに来てその子のことを思ってあげることができます。
合同法要に参加する。
様々な施設で行われている、合同の法要に参加することでペットの供養につながります。実際に住職を呼びお経を唱えてもらうことで、忘れていないよと亡くなったペットに伝えることができます。
大森ペット霊堂の合同法要では、遺骨や写真を祭壇の上に乗せて供養を行います。住職が一つ一つ手に抱いてお経を唱え、線香の煙をまとうようにして供養を行ってくれます。法要が始まる前と終わりには住職からの法話もあるので、ペットと飼い主のためになるお話を聞くことができます。
家族のみで法要を行う。
合同の法要は他の飼い主やペットと一緒に供養を行う場です。しかし中には家族だけで住職に供養してほしいという飼い主もいます。また、それぞれの宗派でお経を唱えてほしいという飼い主もいらっしゃいます。そういった飼い主には、自宅または霊堂や寺院で法要を行ってもらうこともできます。
ペットを忘れずに思い出してあげることが供養です。
供養をするにあたって、必ず仏具を買ったり法要に参加しなければならないのかと疑問に思う飼い主はたくさんいらっしゃいます。しかし、一番大切なことはその子のことをいつまでも忘れずに思い出してあげることです。私も飼っていたペットのことは一度も忘れたことはありません。何もしないから悪いということはありません。想い続けてあげることで、愛するペットも天国できっと安心してくれていると思います。
しかし、中には思い出すことが辛い飼い主もいらっしゃいます。でもそれは、その子のことを心から愛していたからだと思います。無理に思い出さなくても、今まで注いできた愛情がその子の供養につながります。
愛するペットに合わせた供養を行ってあげましょう。
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