ペットの葬儀も湯灌をし、手厚く行うことができる
2020年6月23日
~ペット葬儀の湯灌とは?~
葬儀に際し遺体を入浴させ、洗浄すること。故人が男性の場合はその際に髭を剃られ、女性の場合は死化粧が施される。地域差があり、一般的ではない地域もあるとされる。
遺体を入浴させずに肌の見える部分だけ清拭(せいしき)する「略式湯灌」で執り行うことも多くなっています。また、白装束に着替えさせ、旅支度をさせる。
大森ペット霊堂では、ペットにも人間同様の別れの儀式から葬儀を執り行いたいと尽力しております。
ペットの葬儀にはペットならではのお別れの儀式を
大森ペット霊堂では飼い主様に悔いの残らないお別れをしていただきたく、飼い主様とペットの最後のお別れの時間を大切にしたいとの思いで「湯灌の儀」→「旅立ちの儀」と提唱し、飼い主様にお手伝いをしていただいております。葬儀社主導の儀式よりも、飼い主様自らが実践をしていただくことにより、自身の気持ちに区切りをつけることにも大きな役割を果たすと思っています。
「旅立ちの儀」では、ペットの種別や状態を拝見した上で、「末期の水」と「ブラッシング」を最後の御世話として飼い主様にお手伝いいただいてます。
特に、「末期の水」はできる限り、多くの飼い主様に実践をしていただきたいと思います。
末期の水の由来は諸説唱えられていますが、仏典『長阿含経』の中に「末期の水」の由来となる話が載っています。 仏陀が亡くなる時、喉の渇きを満たすために、弟子が仏陀に浄水をあげたということからです。また、水を飲んで戻ってきてほしいという気持ちや、あの世への旅立ちに喉が渇かないようにという思いからともいいます。
神道の考えにもとづいて、死の穢れを清めるために行われるものとする考えもありますが、いずれにせよ、神仏融合の日本のお葬式文化の中で、宗教を問わず広く浸透していった儀式でもあります。
宗教上の理由抜きにしても、水をたくさん飲む犬や猫には尚のこと、必要な儀式ではないでしょうか。
ペットは亡くなってから天国に向けて長い旅に出ることになります。長く険しい道程なので当然、喉は乾きます。ですので「旅立ちの儀」で、愛するペットに最後の水を飲ませてあげてほしいのです。
そして、種類や状態によって限定はされてしまいますが、綺麗な姿での旅立ちをしてもらいたいとの思いから、「ブラッシング」を旅支度の一環として施していただきたいと思います。鉄のブラシでは肌を傷つけてしまう恐れもありますので、シリコン製の専用ブラシをご用意しております。これが私たちのペットの葬儀です。
最後に
- 1、最期の旅立ち
- 2、ペットの葬儀
- 3、ペットの火葬
飼い主様にとっては最後の別れの時間となり、とても悲しくお辛い時かと思いますが、看取りから見送りまで、
最後までしっかりと愛するペットに接していただきたいと思います。それこそ、後悔のないお見送り方です。
大森ペット霊堂
動物ボランティア団体 友愛の会
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