ペットロスは甘えてる?本当に辛いのに仕事をしなくてはいけない時
2020年11月30日
ペットロスという言葉を知っていますか?大切に飼っていた動物が亡くなってしまった悲しみを表した言葉ですが、人間は〇〇ロスなんて言葉はないのに、人間の死とペットの死は世間的に分けられているような風潮を感じますよね。
でも死は誰にも等しくやってくるもので、それに対する悲しみはペットだからと分ける必要はありません。今抱えている悲しみも思い出もペットを大切にしていたあなただけのもの。その悲しみは他の人には分からない痛みです。
それでも時間は過ぎていくように、あなたにも日常生活があります。仕事も行かなくてはいけません。でも苦しいままではいつかあなたが潰れてしまいます。そんな時にどうしたらいいのか一緒に考えていきませんか?
目次
ペットロスがもたらす影響と周りの反応は?
実は大切なペットが亡くなったのに周りにその事を言えないという人が多くいます。そこはやはり「それくらいで」と思われるのではないかということが根底にあるのではないでしょうか?
ペットロスがもたらす症状
アメリカではペットロス専用のカウンセラーがいるほど重要視されています。ペットロスは悲しみが深いほど飼い主であったあなたへの影響は大きいと言われます。体への影響として
- ・不眠
- ・食欲不振
- ・無気力、情緒不安定
- ・精神症状(幻覚・幻聴など)
体と心は深く結びついており、悲しみは体へ深く影響します。
周りの反応
よくペットを無くした人が周りから傷つくことを言われることがあります。
「ペットが亡くなったくらいで」
「また飼えばいいよ」
実際にそのような事を言う人がいることが現実です。でも仕方ないことなのです。人間が亡くなったのであれば、その悲しみは誰でも経験があり想像がつくから配慮できます。ペットロスの悲しみはペットを飼ったことがない、それほど大切に思っていない人にとって未知の世界です。
仕事においても、ペットロスの悲しみを理解してくれる人は少ないかもしれません。大切なのは、人に理解してもらえないからとあなたが異常ではないということです。
ペットロスでも仕事を続けていくための方法は?
「仕事をしたいけど、体も心もついていかない」そんな人が多いのではないでしょうか?ではどうやって日々こなしていけばいいのでしょうか?
自分を受け入れる
自分は今とても辛い経験をしていることを受け入れましょう。他の人に何を言われても、理解してもらえなくても、あなたはその悲しい気持ちが本当の気持ちです。どうしようもなく辛いほどペットを大切にしていたあなたの気持ちをないがしろにしてはいけません。
会社で色々言われることもあるかもしれません。でも何も気にすることはないのです。人間以外に心をこれほど通わせることができるあなたが特別な経験をしていると思っていいのです。
大切なことは、仕事関係の人にどのような反応をされても気にしてはいけないということです。
上司もしくは同僚へ相談する
仕事をしていても、どうしても辛く仕事に身が入らない、もしくはミスが出てしまった。そういうことは十分考えられます。ある程度仕事を続けてみて、普段と異なる、仕事に影響が出ていると感じた時は相談することをおすすめします。
直属の上司が理想ですが、全く理解を得られない上司であれば、仕事をフォローしてもらえる同僚か先輩に相談しましょう。
自分は一生懸命仕事をしたいが、ペットが亡くなったことで精神的に参ってしまっていると正直に話すのです。あなたが一生懸命仕事に打ち込もうとしてもそうできない状況はしっかり話をすることで伝わります。できること、できないことを明確にしてフォローをしてもらいましょう。
ただ、悲しいからと仕事に全く行かない、仕事をしないというのは印象が悪くなるので、まずは自分でできる範囲の仕事をしながら、相談をするといいでしょう。
時間ともに慣れる時を待つ
今は何も考えられなくても、必ずこの状況を受け入れられる時がきます。悲しみは思い出が残る様に消えることはないでしょう。ただ大切なあの子がいない現実に慣れる時がきっときます。
それはどれくらいかかるのかは人それぞれ。日にち薬というように、辛い時は辛い事を否定せず、自分を受け入れてただ時が過ぎるのを待つのです。
大切なペットがまた新たな旅立ちができるようにと心を込めて行った葬儀を思い出して、あなたが見送った姿のままペットはあなたの側にいつもいてくれるはずです。一緒に持たせたおもちゃで側で遊んでいるかもしれません。
心を込めた最後のお見送りは、後々にあなたの背中をきっと押してくれます。
おわりに
ペットロスになっても仕事をしなくてはいけません。でもペットロスは心と体に深く影響を及ぼします。そして周りの反応はそれぞれ。ただ理解が得られないかもしれないということに、悲しみを受ける必要はありません。あなたがそれほど特別な関係をペットと築けたという証拠なのです。
ペットロスでも仕事を続けていくためには、まずは自分を受け入れてそして職場の上司か同僚に相談をしましょう。一生懸命仕事をしても、仕事ができない状況を説明しフォローをしてもらうことも大切です。
そしてあとは悲しい気持ちを受け入れて、ただただ時が過ぎるのを待ちましょう。悲しみは消えなくても大切なペットがいない日々に慣れる時がきます。どうしようもなく辛い時はあなたが心を込めた最後のお葬式を思い出してください。あなたのペットを想う深い愛情をペットはちゃんと受け取ってくれていますよ。
ペットロスだからと、自分がだめだとか、そんなことくらいでと甘くみずにありのまま悲しみと向き合ってください。仕事に夢中になることも、時が過ぎる手助けをしてくれることもあるので、辛いですが一歩踏み出してみませんか?
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