ペットを亡した時どうしたらいい?火葬を個別で行うメリットと注意点
2020年12月9日
大切なペットが亡くなってしまった・・・。
悲しくてその後のことを考える事が困難になりますよね。初めてのペットだったのならなおさら。
私も初めてペットを亡くした時は気が動転して葬儀のことなど何も考えられなくなりました。ペットが亡くなったときにどうするべきなのか早めに考えておけばよかったと後悔もしました。
近年はペットも火葬で荼毘にふすのが主流になってきましたがペットも火葬する必要があるのでしょうか。
また火葬はそのほかの方法とどんなところが違うのでしょうか。
今現在辛い時を迎えている、またはその時が近いかもしれないと悩んでいる・・・そんな方のお役に少しでも立ちたい!という思いから、火葬のメリットとその際の注意点をまとめてみました。
目次
ペットを火葬する人急増中の背景とは?
一昔前はペットは土葬で土に返すという考え方が主流でした。しかし最近では火葬が主流。
どのように考え方が変化してきたのでしょうか?
ペット=家族という考え方の普及
みなさん、ペットの家庭での位置づけはどこですか?
おそらく多くの方がペットは家族と同じ!と回答するのではないでしょうか。
そう考えると火葬は当然の選択と言えるかもしれません。人間の家族が亡くなった時日本では火葬します。
それと同様にペットも家族なわけですから、火葬してあげるのが当然と考える方が増えてきたのでしょう。
大きな影響を与えた日本の住宅事情
昔はペットは庭に埋める方も多かったようですが、現在はそんな大きな庭を持っている家庭が少なく火葬を選ぶ方も増えています。
マンションやアパート、中には賃貸でもペット可の物件も増えていて一人暮らしでもペットを飼っている方も増えました。賃貸やマンション・アパートでは遺体を埋めることはさすがに憚れますよね。
火葬にすれば遺骨は自宅に保管も出来きますよね。
火葬が主流になったのもそんな住宅事情が大きく関わっていると言えます。
ペットの遺体はゴミ⁉︎
何となくショッキングな響きですよね・・・。
でも悲しいかなペットの遺体は法律や条例上は「廃棄物」なんです。
お住まいの管轄する市区町村で遺体を引き取ってくれるところもありますが、その場合も廃棄物として処理されます。
大切に育てて家族同然だったペットをゴミとして廃棄物処理出来ますか?私は正直出来ません!
ご遺体といえども飼っていたペットは責任持って最後まで大切に扱いましょう。ペット火葬はその為にあるんです。
ペットの個別火葬という考え方
ペットの火葬には個別火葬と合同火葬があります。
どちらが良いということはありませんが、合同火葬を何となくかわいそうと思う方も多いようです。
人間の家族を火葬するのと同様に考える方が増えているので個別火葬が好まれているのが現状。
ペットであっても大切な命です。そんな大切な命が一つ失われたのですから丁寧に火葬してあげたいという飼い主の倫理的な観点から個別火葬の方がより丁寧ですよね。
また個別火葬は人間と同じように火葬するのでお骨上げも出来ます。家族でペットを飼っていた場合は家族全員でお骨上げをし家族で慰め合う時間を作ることでその後の気持ちを前向きにし易くしてくれます。
ペットロスはペットを亡くした方には必ず訪れる感情。早くペットロスから抜け出し前向きに生活を送れるようになることで精神衛生を保ちやすくなりますよ。
個別火葬のメリットと注意点
先ほどもお伝えしたように火葬にも個別火葬と合同火葬があります。
どちらにしたらよいか迷っている方に知ってほしい個別火葬のメリットをまとめてみました。
さらに個別火葬の時に注意したい点も合わせて確認しておきましょう。
個別火葬のメリット
遺骨を手元においておきたいのであれば絶対に個別火葬です。合同葬ではそれが叶いません。
合同葬の多くは何匹かを同時に火葬してしまうので他の遺体の遺骨と混ざってしまうため遺骨の返還がされないことがほとんど。
大切に育ててきたペットをいつまでもそばに置いておきたい。寂しいときは遺骨に手を合わせて思いをはせることで気持ちを落ち着かせたい。そう思うならば個別火葬を選択しましょう。
また葬儀を手厚く執り行いたい場合も個別火葬がおすすめ。お骨上げも出来ますし、ペットの好きだったものを一緒に焼いてあげることも出来ます。
何よりも大切にしていた気持ちを表してそこに立ち会うことで最後まで看取ったと区切りを付けやすくもなります。
個別火葬を依頼する時の注意点とは
個別火葬で注意すべき点もいくつかあります。
一つ目は費用の問題。
個別火葬は合同火葬などに比べ費用がややお高く設定してあることも。費用面もしっかりと考えて検討してください。あるいはペットの死期が近い事を知った時点で金銭面も考えておいて。
さらに個別火葬は葬儀も同時に行えるのでそのためのスケジューリングを。予約の時点でどのくらい時間がかかるのか午前中になるのか午後になるのか葬儀社に確認を取っておくといいですね。
ペットの好きだったものを一緒に棺に入れたい場合はどんなものが入れられるのか確認しておきましょう。
お花や布製の玩具やご飯など一緒に燃やせるものは入れても大丈夫な場合が多いです。しかしビニール・プラスチック製の物は遺体や遺骨の状態に影響するためNGの場合がほとんど。
中でも長年付けていた首輪は「自分家の子」である証。「あの世に行っても迷子にならない為に」と考え一緒に入れたいと願う飼い主も多いようです。
気持ちはとってもよくわかります。ですが素材によっては入れられないこともあるので注意が必要です。
まとめ
ペットはあなたの大切な家族、人間と同様に大切に送りたい。また日本の住環境などから、ペットがなくなった時火葬するのが主流になってきました。
個別火葬はお骨上げも出来、遺骨の返還も叶うので手厚く送りたい方や遺骨を手元においておきたい飼い主の方に特に選ばれています。
後々後悔しない為にも個別火葬の注意点をしっかりと確認しておく必要があります。
ペットの死はほんとに悲しい出来事。しかし最後まで手厚く送ってあげることであなたの大切に思っていた気持ちはペットにも伝わるはず。是非個別火葬を検討してみてください。
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