ペット火葬はインコもするの?安置方法〜火葬について一挙解説
2020年12月19日
飼う場所も選ばず人に懐きやすいインコ。美しい鳴き声とバリエーション豊かなカラーでペットとしてもとても人気です。
そんなインコの寿命は5年〜10年程と言われていて長生きな子は20年と小動物としてはとても長生き。長い間一緒に過ごし、よく懐いてくれたインコが亡くなったらとっても辛いですよね。
大切なペットのインコに相応しいお別れをしたいけどどうしたら良いのでしょうか?お別れの方法として埋葬や火葬がありますが、インコも火葬するものなのでしょうか。もしも火葬する場合注意しなければいけない点は?
そんなインコの火葬についての疑問を一挙に解説していこうと思います。インコと特別なお別れが出来る様に参考にしてみてください
目次
インコが亡くなった時の安心な安置方法とは
インコが亡くなった時、火葬するか埋葬するか悩むところ。でもそんな悩んでいる間にもインコの遺体は腐敗して行ってしまいます。美しいインコの遺体は美しい状態で安置したいですよね。どの様に安置したら良いのでしょうか。
冷蔵庫に安置する
冷蔵庫は低温で保存ができるので腐敗の進みが遅くなり綺麗な状態で安置できます。
冷蔵庫⁉︎と驚かれるかもしれませんが、インコを亡くした経験のある方の多くの方が冷蔵庫や冷凍庫で遺体を安置した経験があるそう。
もちろんそのまま遺体を入れるのではなくインコの体にあった箱に入れて安置します。箱にガーゼや小さいタオルを敷きインコの遺体を入れて蓋押して冷蔵庫に入れておくといいですね。
保冷剤・ドライアイスを入れて安置する
冷蔵庫安置は衛生的に心配という方は保冷剤やドライアイスを使うのがおすすめ。冷蔵庫同様低温で保管ができますが、冷蔵庫程一定の温度で保管ができない為夏場なら1〜2日、冬場なら2〜3日を目安にしましょう。
もう少し長くそばに置いておきたい、だけど冷蔵庫は…という場合はクーラーボックスに保冷剤・ドライアイスを入れて保管すると、クーラーボックスを使わない場合に比べ少し長い間安心に安置することができます。
冷蔵庫やクーラーボックスは小さな体のインコだからこそ出来る安置方法。とは言えずっとそばに置いておく事は叶いません。なるべく早く供養の方法を決めてあげるのが大切なインコの為ですよね。
ペットのインコが亡くなったら火葬する?その際の注意点
大切な家族でもあるインコが亡くなった時どの様にお別れをするか迷ってしまう…なんて方も多いでしょう。インコも火葬はするものなのでしょうか?それともそのまま埋葬するものでしょうか?
火葬は必要か?土葬じゃダメ?
もちろん土葬でそのまま遺体を埋葬しても大丈夫。ただし私有地以外の公園や空き地や山への埋葬は廃棄物の不法投棄に当たる為法律で禁止されているので注意してください。
自宅にお庭がある場合、そこへそのまま埋葬してもいいですが、カラスや猫に掘り起こされてしまう事もあります。また穴の深さが十分でない場合腐敗臭が発生してご近所トラブルにつながる可能性も。
自宅のお庭への埋葬であっても火葬してから遺骨を埋葬するのがベスト。腐敗臭もありませんし、掘り起こされる事もなく、お庭にお墓を建て供養してあげる事ができます。
インコの死後火葬してあげるのは安全に安心して供養する為の最善の策と言えますね。
インコの火葬の費用は?骨は残る?
インコの火葬費用は火葬方法により異なります。民間の葬儀業者ならだいたい1万円〜2万円くらいが相場で、立ち会い個別火葬は費用が一番高い火葬方法で人間の葬儀と同じような流れで行われるのが一般的。
個別一任火葬は立ち合いに比べて少し費用を抑えられ、葬儀業者に依頼する中で最も費用を抑えられるのが合同火葬。
さらに費用を抑えたい場合は自治体に遺体を引渡し火葬してもらう方法です。その場合は、個別火葬してくれるところは少ないようです。
遺骨はインコの火葬であってもしっかり残りますが、民間の葬儀業者に合同火葬を依頼した場合と自治体に火葬を依頼した場合は遺骨は返骨されませんので注意してくださいね。
ペットのインコを火葬場に持って行くまでの日数
インコが亡くなり火葬を行う場合、なるべく早めに火葬するに越した事はありません。でもできるだけそばに置いておきたいという方は安置方法により火葬までの目安の日数が違うので注意してください。
冷蔵庫安置の場合は長くて1ヶ月程度。
ドライアイスをこまめに入れ替えている場合は1週間。
保冷剤の場合は4日程度。
この期間を目安に火葬を依頼しましょう。季節や室温により若干異なりますので、遺体の状態はこまめに確認してください。可愛いインコを可愛いまま火葬してあげたいですよね。
火葬後は樹木葬も人気
火葬のあと遺骨を持ち帰り自宅供養をしたり庭に埋葬するのもいいですが、最近では樹木葬が人気。
小鳥が自由に大空を飛び回るように、亡くなった後もその魂が自由に大空を飛び回ってほしいと願いが込められる樹木葬。納骨ではなく自然の木をシンボルにし遺骨を埋葬するので小鳥のインコにピッタリで素敵ですよね。
また自然に返してあげる事でいつでもあなたの元に飛んできてくれるはずです。命日には大きく育った木を見上げて可愛いインコを思い出せると人気なんです。
まとめ
可愛く美しいインコが亡くなったら可愛い美しいまま保存出来る様に適切な安置が必要です。冷蔵庫での安置や保冷剤やドライアイスを使って低温で安置して。
お別れの仕方を迷っているなら火葬がおすすめです。
火葬の費用は火葬方法により異なりますが、最近ではインコの樹木葬がとても人気なので個別火葬で返骨してもらうのがいいですね。
その他にもいくつか注意点がありましたが、これらの注意点は可愛いインコを可愛いまま火葬し、良いお別れにする為に大切な事です。あなたとあなたの可愛いインコとのお別れが特別なものになりますように。
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