ペット死亡後の手続きとは?︎慌てないために知っておきたいこと
2020年12月23日
大好きなペットが亡くなるのはとてもショックですよね。ショックが大きすぎて、手続きなど、他のことは考えられないという方も多いでしょう。
しかし、ペットが死亡した後にすぐに行うべき手続きがあります。お別れや感謝の気持ちを伝えるためのペットの葬儀や、火葬を行う場合に必要な手続きもあります。また、少し心が落ち着いてから行う手続きがあります。
ペットの死亡後に必要な手続きを知っておくと、ペットとのお別れの大切な時間を慌てずに過ごすことができますよ。
目次
ペット死亡後に手続きは必要?
人の死亡後の手続きは、死亡届を役所に出したり、金融機関への連絡など、たくさんの手続きがあります。犬のペットが死亡した場合は、死亡届を役所に出す必要があります。
ペットの種類によらず、ご遺体が傷まないうちに、火葬や葬儀を行う必要があります。この場合は、ペット霊園や自治体に連絡する手続きが必要です。
火葬や葬儀が終わって、少し心が落ち着いたら、ペットにかけていた保険や定期的に購入していたものを見直し、整理する手続きが必要です
すぐ行うべきペット死亡後の手続き
ペットが亡くなった後は、とても悲しく、動揺することでしょう。お別れの時間を過ごしたいところですが、すぐに行わなければならない手続きもあります。
犬の場合の手続きとは
犬は飼うときに、狂犬病予防の観点から、住んでいる市区町村の役場に登録します。犬のペットが死亡した場合、登録した市区町村と同じ場所で死亡届を出す必要があります。
一般的には以下の項目の届出が必要ですので、確認してから手続きするとスムーズです。
- 犬の登録番号
- 飼い主の氏名、住所
- 犬の名前と犬種
- 死亡年月日
- 死亡理由(老衰、病気、事故など)
自治体によっては、電話やホームページ上で手続きできる場合もあります。お住まいの市区町村に確認してみましょう。
犬以外のペットの場合の手続きとは
猫、ウサギ、爬虫類など、犬以外のペットの場合は、役所への死亡届の提出はありません。葬儀や火葬について、どのような形がペットの子に合うか考える時間ができそうですね。
ペット葬儀に必要な手続き
ペットの死亡後、ご遺体が傷まないうちに火葬や葬儀を行う必要があります。大切なペットとのお別れの時間を過ごしたり、供養するために必要な手続きはあるのでしょうか。
ペット霊園で葬儀をする場合
ペット霊園で葬儀や火葬をする場合は、ご希望のペット霊園に連絡する必要があります。電話の他、インターネットやメールで手続きをしてくれるところがあります。
ペット霊園では、火葬も合同か個別かを選べますし、祭壇を作るプランや供花付きプランなどがあります。火葬後に骨あげや散骨ができるペット霊園もあります。葬儀前に確認して、ご自身と亡くなられたペットの子に合う葬儀のプランを見つけて、手続きしてみてください。
納骨についても手続きが必要な場合があります。ペット霊園では、個別納骨や合同納骨、ご遺骨を自宅に持って帰るなどを選ぶことができます。個別納骨の場合、納骨堂を借りる手続きを行います。
自治体に任せる場合
お住まいの自治体でもご遺体を引き取ったり、火葬してくれるところがあります。この場合は、自治体の動物管理部門や動物の火葬場に問い合わせ、手続きをします。
合同火葬となることがほとんどですので、ご遺骨を拾いたい方やご遺骨をご自宅に持って帰って供養したい方はペット霊園で葬儀、火葬を行ってもらうのが良いでしょう。
心が落ち着いたら行いたいペット死亡後の手続き
ペットが亡くなった後は、死亡届を出したり、葬儀を行ったりと、心身ともに疲れます。心が落ち着いてから、ペットの思い出を振り返りながら、少しずつ身の回りを整理していきましょう。
ペット保険の解約手続き
ペットの治療費の補填などに、ペット保険を利用している方も多いでしょう。ペット死亡後は、ペット保険会社に連絡する必要があります。ペット会社によりますが、手続きに必要な情報があります。
- 証券番号
- web手続きの場合はパスワード
- 火葬領収書または死亡診断書(絶対必要ではありませんが、これがあると保険解約の日を確定させられます)
定期購入品の解約手続き
ペットシーツやフード類など、定期的に購入していて、不要なものがあれば、解約手続きが必要となります。
かかりつけの病院への連絡
病気や事故などで病院に通っていた子たちもいるかと思います。病院への連絡は必須ではありませんが、お世話になったお礼を伝えるのも亡くなったペットの子への弔いになるでしょう。
まとめ
ペットが亡くなられた後は、悲しみでいっぱいで手続きのことを考える余裕がないかもしれません。しかし、必要な手続きの中には急いで行わなければならないものもあります。
ペット死亡後に必要な手続きは、犬か犬以外のペットかで異なります。犬の場合は、市区町村に届出をする必要があります。ペットの葬儀や火葬をする場合は、ペット霊園または自治体で申し込みの手続きをします。心が落ち着いてきたら、ペット保険や定期購入品を見直す手続きが必要です。
かかりつけの病院もあれば、お礼も兼ねて連絡するのが良いでしょう。亡くなられた後の手続きは負担なくスムーズに終わらせると、大切なお別れの時間をゆとりを持って過ごすことができますよ。
最新記事 by 大森ペット霊堂 (全て見る)
- トイプードルとの最期の時を優しく迎える【愛するペットの終活】 - 2024年11月9日
- 珍しい生き物グリーンボアとその火葬の文化的意義を紐解く - 2024年11月8日
- イモリを心を込めて最期まで大切に。火葬とお別れの儀式ガイド - 2024年11月3日