ペットの合同火葬のその後はどうなる?特徴や注意点とは
2020年12月29日
家族の一員であるペットが亡くなるのは、寂しく、とても悲しいことですよね。そんなペットの子との別れを大切な時間として過ごしたいと思う方が多いです。最近では、ペットの火葬や葬儀をする方が増えてきています。ペットの火葬はどのような種類があるのでしょうか。
また、ペットの子が火葬された後、「ご遺骨はどうなるの」「供養はどうしたらいいのか」など、疑問を持つ方も多いでしょう。火葬後のことをあまり知らないと後悔してしまうこともあります。
ペットの火葬の種類や火葬後の流れを知っておくと、大切なペットの子を後悔なく、送り出すことができます。
目次
ペットの個別火葬と合同火葬の違い
ペットの火葬には、大きく分けて個別火葬と合同火葬があります。それぞれの特徴やメリットはどのようなところなのでしょうか。
個別火葬とは
個別火葬は、ペットの子のみの火葬です。ほとんどがペット霊園で行っています。個別火葬では、個別に収骨をしてくれるため、火葬後にご遺骨をご自宅に持って帰りたい方や納骨をして供養してあげたい方に選ばれます。個別火葬も大きく分けて2つのプランがあります。
立会火葬
火葬場までご家族が立ち会い、火葬後にご自身で骨あげを行うことができます。ペットの子を手厚く供養したい方や最後までご家族だけでお送りしたい方、骨あげをご自身でしたい方に選ばれています。時間をかけてしっかりと最後のお別れができるプランです。
個別一任火葬
個別に火葬した後で、骨あげはペット霊園のスタッフにお任せします。火葬や骨あげは時間がかかりますので、個別で火葬して供養したいけれど、当日のお時間が取れない方に選ばれるプランです。
合同火葬とは
合同火葬とは、他のペットの子と一緒に火葬されるものです。ペット霊園の他、火葬場がある自治体でも行ってくれます。ペットの子が寂しくないように他のペットの子と一緒に火葬してあげたい方や時間がない方、費用を抑えたい方に選ばれます。ご遺骨は返還されない場合がほとんどなので、ご自宅でしっかりとお別れを済ませましょう。
ペット霊園での合同火葬後の流れ
ペット霊園での合同火葬後は、どのような流れで供養することができるのでしょうか。大切なペットの子の火葬なので、しっかり知っておきたいですよね。
骨あげや収骨はどうなる?
骨あげや収骨は、ペット霊園のスタッフが丁寧に行ってくれます。他のペットの子との合同での火葬なので、個別にご遺骨を返還することはできません。霊園内にある合同墓地に納骨されるのが一般的です。
供養やお参りはできる?
他のペットの子と一緒に合同墓地に納骨され、土に還すまで一貫して供養してもらえます。もちろん、合同墓地はペット霊園が開いている時間に、いつでもお参りに行くことができます。
合同の永代供養を行ってくれるペット霊園もありますよ。ペット霊園へのお参りが難しい場合など、ご自身で供養することが難しい方が利用されます。ペット霊園で周忌法要や供養祭を行ってくれますので、ご自身が行けないときでも、ペットの子が寂しくなく、安心して供養してもらえます。
自治体でのペットの合同火葬は要注意
自治体でも合同火葬を行っている場合がありますが、ペット霊園で行う合同火葬とは違うことがあります。ペット火葬後の対応も異なりますので、大切なペットの子とのお別れで後悔しないためにも知っておきたいですよね。
ご遺骨は火葬後どうなる?
自治体でのペット火葬後のご遺骨は返還されません。収骨後、合同墓地などがある自治体は、そこに納骨されます。自治体によっては、収骨を行なってくれないところもあります。というのも、今の日本の法律ではペットは亡くなった後のご遺体やご遺骨は、一般廃棄物という扱いになってしまうからです。
「大切なペットの子が一般廃棄物扱いなんて嫌だな」と思う方も多いことでしょう。しかし、これが自治体でのペットの火葬の現実なのです。しっかりとした火葬を望んでいる場合は、自治体ではなく、ペット霊園での火葬をおすすめします。
供養はできる?
自治体によっては、動物の慰霊碑や合同墓地があり、その場所に行けば、お参りができる場合もあります。しかし、合同墓地などがない自治体もあり、火葬後はお参りなどができないこともあります。
自治体でペットの火葬をお願いすると、確かに費用は抑えられますが、一般廃棄物として処理されてしまったり、その後の供養ができない場合があります。お住まいの自治体での対応をしっかり把握してから決めたほうが良いです。あまり調べずに後悔してしまっても、ご遺骨がどこにあるのかもわからないなんて、とても悲しいですよね。
まとめ
最近では、ペットを飼う人が多く、ペットの子を家族の一員として大切に過ごされている方が多いです。そのため、ペットの子が亡くなった後もしっかり葬儀をして供養したいと考える方も増えています。ペットの火葬には、個別火葬と合同火葬があります。
個別火葬は、ご家族ごとに個別で火葬し、収骨、納骨ができます。合同火葬は、他のペットの子たちと一緒に火葬されます。ペット霊園での合同火葬の場合は、火葬後、スタッフによって丁寧に収骨され、合同墓地へ納骨されます。いつでもお参りなどに行くことができ、永代供養なども行われています。
自治体によるペット火葬もありますが、収骨方法が不明であったり、合同墓地などには納骨されず、お参りなどの供養ができない場合があります。大切なペットの子と納得した形でお別れするために、自治体での火葬の場合は、どのような流れになるのかをしっかり調べておく必要があります。
ペットの死は悲しいものですが、今までの楽しい思い出を胸に、感謝の気持ちを伝えられる火葬や葬儀ができるとペットの子も安心できますね。
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